発達障害の小学生への接し方!その特徴と4つの困難と対処法

最近よく耳にする「発達障害」という言葉。発達障害と聞くと、あなたはどんな状態が思い浮かびますか?

実際に自分の子どもがこの「発達障害」だった場合、毎日の生活の中で接していくことになりますし、自分の子どもが発達障害ではない場合でも、子供が小学生になってくると、付き合うお友達の中に発達障害のお子さんがいるかもしれませんよね。

そこで、今回は子供の発達障害の中でも「広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい)の小学生との接し方」について紹介します

スポンサードリンク

発達障害と広汎性発達障害について

そもそも発達障害ってなに?

発達障害とは

生まれつきの脳機能の発達のアンバランスさ・凸凹(でこぼこ)と、その人が過ごす環境や周囲の人との関わりのミスマッチから、社会生活に困難が発生する障害のことをいいます。

発達障害には,

  • 広汎性(こうはんせい)発達障害
  • ADHD(注意欠陥/多動性障害)
  • LD(学習障害)

などが含まれています。ひとくちに発達障害といっても、その様子はさまざまです。また、同じ診断名だとしても、各自の個性や年齢,発達の程度や周囲の状況などによって、特徴は異なってきます。

そのため,発達障害のお子さんと接していくには、一人ひとりの個性や障害を正しく理解することが大切です。

そして、お子さんの苦手を補いながら、得意な面を伸ばしていけるような指導をすることが望ましいと考えられています。

広汎性発達障害とは?

広汎性発達障害(PDD)は、社会性の獲得やコミュニケーション能力の獲得といった、人間の基本的な機能の発達遅滞を特徴とする、5つの精神と行動の障害のグループです。

PDDには以下5つの疾患が含まれます。

1.自閉性障害(自閉症、Autism)

2.アスペルガー症候群(AS, AD)

3.レット症候群

4.小児期崩壊性障害(CDD)

5.特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)
 非定型自閉症を含み、47%と最も一般的

※2013年5月に精神医学の診断基準が改訂され、
 従来の「広汎性発達障害」「アスペルガー症候群」などが
 ASD(自閉症スペクトラム障害)に一本化されました。

1~3番目は自閉スペクトラムと呼ばれ、一般的なものです。

4~5番目は稀であり、自閉スペクトラムに分類されることもありますが、そうでないこともあります。


スポンサードリンク

広汎性発達障害の小学生との生活での4つの困難と対処法

では、広汎性発達障害の小学生には、生活をしていく中で、どんな困難なことがあるのでしょう?その対処法も合わせて、ご紹介していきますね。

①コミュニケーションがかみ合わないことがある

  • 「あなた、太ってる!」
  • 「あの人、臭い」

などなど、相手を傷つける発言に対しては、「そんなこと言っちゃダメ!」と、抽象的に叱らずに、「太っていると言われると○○さんは悲しいと思うから、言わないようにしましょう」と、相手の気持ちを推測できるように説明し、具体的に、何を言ってはいけないのかを教えてあげましょう。

そうやって「相手の気持ちを理解する」という練習して、言っていいことと悪いことの区別をつけさせることが大切です。

他人とのコミュニケーションをとるのが難しい場合、具体的に友達の誘い方を教えてあげたり、親が遊びの場を作ってあげることも大切です。

療育機関などで、社会的スキル訓練や集団療育に参加してみるのも一つの手ですよね。

②感覚過敏で刺激に反応しすぎてしまう

こういった場合には、無理に触ろうとはせず、機嫌がいい時や心の準備ができているような時に、声かけをしてあげましょう。

「今からお風呂に入ろうね。お風呂で○○して遊ぼうか」
「今から背中を触るね」など、

いきなり体を触らずに、まず最初に声かけしてあげると、心積もりができるようになりますよ。

にぎやかな場所へいく場合は、イヤーマフを使用してみたり

  • なぜその音が鳴るのか
  • どうして賑やかなのか

といったことを、落ち着いている時に説明してあげてもいいですね。

それでも嫌がる場合は無理をせず、苦手なものを避けてあげるのも一つの手ですよ。

③予期せぬ変化にパニックになることがある

「○時になったら○○しましょう!」と、一緒に時計をみて確認し、一つひとつ理解を促すように、スケジュール管理を行しましょう。

言葉で言っても理解しづらそうな時は、イラストや写真などを使うと理解しやすいですよ。

広汎性発達障害の子供は、見通しが立てば安心することが多いので、予定をできるだけあらかじめ把握するようにして、お子さんに伝えてあげましょう。

④暗黙のルールや空気を読むことが難しい

何をするにしても、指示は分かりやすく伝えましょう。

例えば、静かにしなければいけない場面の場合。こんなときには、具体的なルールを、短い言葉や文字で示してあげるといったことが大切です。

また、広汎性発達障害の子供は「会場内は静かにしましょう」というアナウンスだけでは、何をすべきかがわかりません。

「お絵描きしながら、静かに待ちましょう」など、具体的に指示おしてあげるようにしましょう。

発達障害の小学生への接し方のまとめ

広汎性発達障害を含む「発達障害」については、日本でも最近でこそ、ようやく注目されるようになってきましたが、まだまだ世間一般での知識や理解が十分に進んでいません。

周囲の理解が得られず、本人だけでなく家族もつらい思いをすることもあります。

社会生活では障害になることもある反面、まじめでコツコツと物事に向かうことが得意な「広汎性発達障害の子供」は、興味のあることをとことん突き詰めることができるという長所があります。

日本でも、これからどんどんと発達障害に関する理解が進み、障害を持つ子供たちや家族が安心して暮らせ、彼らが持つ可能性を存分に伸ばすことができるような社会にしたいですね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

スポンサードリンク

コメント