いよいよ夏のシーズンになりました。日本では主に、夏の終わりにかけてやってくるのが「台風」です。
台風とは、北西太平洋、または南シナ海に存在する低気圧で、最大風速17m/s以上のものです。
そして、その巨大な空気の渦巻で強風や大雨をもたらし、大きな災害へと繋がります。
そこで今回は、そんな厄介な台風による災害について
- 台風による災害の種類には、どんなものがあるの?
- 台風による災害を最小限にするために備えておくべきこと
- これは備えておきたい!おすすめの防災グッズ
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台風発生の仕組みについて
熱帯の海上で発生する熱エネルギー。
これがもととなって海水が蒸発することによって、空気の渦ができ始めます。
これによって、上昇気流が生まれ、雲がどんどん成長します。
そしてこの大きな渦が、台風のもととなる「熱帯低気圧」となるんですね。
熱帯低気圧が成長すると台風に
そして、この熱帯低気圧がさらに成長して、あの「台風」となります。台風は巨大な渦巻きとなり、反時計回りに強い風が吹き込んできます。
また、台風によって竜巻が発生することもあります。
防風や大雨など、災害を起こす可能性があるので、新しい台風情報をしっかりと事前にこまめにチェックしておく必要があります。
台風による災害の種類は?
では、そうやって発生した台風がやってくることによって、どのような災害が発生するのでしょうか?
暴風による災害
風速20m/s前後の風で、歩行者が転倒したり車の運転など、生活に支障が出始めます。
さらに暴風が強くなると、建物の損壊や農作物の被害など、大きな被害をもたらします。
大雨による災害
高潮による災害
高潮とは、台風によって海面が異常に上昇する現象のことです。海水が防波堤をこえると「防風」「大雨」「波しぶき」と相まって、大変危険です。
高波による災害
台風によっては、10m前後の高波になることもあります。高波にさらわれる事故を防ぐために、むやみに海岸に近づくのは絶対にやめましょう。
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台風による災害に備えておくべきこと
台風によって発生するさまざまな災害。これらの災害に対して「私たちが、普段からどのようなことを意識して災害に備えておくべきか」について、お伝えしていきますね。
台風情報をチェックしよう
天気予報では、台風の経路や大きさなど災害予想を予測し、警報を出したりします。
「自分は大丈夫」と簡単には考えずに、こまめににチェックしましょう。
きちんと戸締りをしよう
窓や雨戸は、しっかりとカギを掛けましょう。
強風で窓が開いてしまって、家の中が水浸しに…なんてことを防ぐことができますよ。
側溝は掃除しておきましょう
最近では台風だけではなく、ゲリラ豪雨などによる浸水もこわいですもんね。
水はけを良くするために、家の周りの側溝や排水口は、普段から掃除しておきましょう。
バルコニーのものはしっかりと固定したり、家の中に運びましょう
風で飛ばされそうな物は、家の中に収納しましょう。
強風で飛ばされてしまうと、周りの家にも迷惑がかかってしまいますよ。
非常用用品の確認をしましょう
懐中電灯やラジオなど、必要な非常用の用品を事前に確認しておきましょう。
飲料水を確保しましょう
台風による浸水などが原因で、断水が起こるかもしれません。
飲料水を確保すると同時に、浴槽に水を張っておきましょう。
連絡方法を話し合っておきましょう
家族同士で、普段からしっかりと、避難場所や連絡方法などについて話し合っておきましょう。
台風に備えておきたい!おすすめの対策グッズ!
では最後に、台風が近づいてきたときに備えておいてほしい、おすすめの対策グッズをご紹介しますね。
懐中電灯
台風が接近すると、強風などで停電になることがよくあります。その時のために、しっかりと用意しておきましょう。もちろん電池の残量の確認や、予備の電池の準備もお忘れなく!
飲料用ウォーター
台風の影響で、断水する可能性も非常に高いのです。水道は、復旧するのにも時間がかかるので、家族の人数を考えて、やや多めに用意しておきましょう。
非常食
台風により自宅から出られなくなった場合のために、非常食を用意しておきましよう。停電や断水も考えられるので、電気やガス、水を使わずに食べることができるものがいいでしょう。
防災グッズセット
これがあれば、数日間は最低限の生活ができるものがセットになっているので、安心ですよね。
土嚢(どのう)
一軒家にお住まいのご家庭では、河川の氾濫による浸水から家を守るためには、準備しておくと便利です。
台風での災害の種類とその対策のまとめ
台風と災害について述べてきましたが、年々台風被害が大きくなってきているのは、やはり地球温暖化が大きな原因のようです。
台風による甚大な被害を防ぐため、事前の対策をしっかりする必要があります。
みなさんも台風情報などのチェックや、防災グッズをきちんと取り揃えておきましょう。