赤ちゃんの日焼け止めは必要ない?正しい塗り方と落とし方

この記事は約6分で読めます。

春や夏、秋の初め頃等、気温が暖かな時には、赤ちゃんと一緒に外出されるお母さんお父さんや、お婆ちゃんお爺ちゃんも多いのではないでしょうか?

昨今は真夏以外でも、紫外線対策が必要だと、マスメディアを通して喧伝されるようになりましたよね。
その効果もあってか、一年中しっかりと紫外線対策をされいる人も、私の周りにもたくさんいます。

ただ、赤ちゃんの紫外線対策はどうなんでしょう?
「えっ?赤ちゃんに紫外線対策なんて必要なの?」なんて思ったりしてませんか?

実は皮膚の未発達な赤ちゃんにこそ、紫外線対策はとっても大切なんですよね。

ただしその塗り方と落とし方には、押さえておきたいポイントがあるんです。

スポンサードリンク

赤ちゃんに日焼け止めは必要?正しい方法は?

赤ちゃんと一緒に外出するときは、直射日光を避けるようにして、日焼け止めを塗ってあげてください。

特に紫外線の強い夏場は、しっかりと紫外線対策をして、繊細な赤ちゃんの肌を保護してあげてくださいね。

赤ちゃんの肌はデリケート

新生児期、乳幼児期の赤ちゃんは、肌がとてもデリケートです。

日差しの強い日に、赤ちゃんに直射日光を浴び続けさせると、火傷をしたり水ぶくれになることもあるくらいなんですね。

日本小児皮膚科学会の報告によると、赤ちゃんの時期に多くの紫外線を浴びると、紫外線による影響で、10年後以降に

  • シワやシミ
  • 免疫力の低下
  • 皮膚がんの発症
などの、悪影響を引き起こす恐れがあるとしています。

産まれて間もない赤ちゃん程肌が弱く、紫外線の影響も大きくなります。
なので、早期の日焼け予防をすることが、後々赤ちゃんの肌を守ってくれることになります。

赤ちゃんの日焼け止め

赤ちゃんの日焼け止めは、月齢が低くても使えるものがあります。

赤ちゃんの日焼け止めを使用する際には、必ず「ベビー用」と書かれていることと、その商品に書かれている「使用月齢」を確認した上で購入するようにしましょう。

その他に、日焼け止めの強さを示す「SPFやPA」のチェックも必ずしておきましょう。赤ちゃんの場合

  • 日常では「SPF15~20、PA++」
  • 海やレジャーでは、「SPF20~40、PA++~+++」
が、おおよその基準になりますので、参考にしてくださいね。

3か月までの赤ちゃんの日焼け止め

とはいっても、生まれて早い時期は、やはり日焼け止めを塗るのは避けるべきでしょう。

産まれてから3か月頃までは、長い時間の外出は避けた方が良いでしょう。

外出するのならば

  • 朝は午前10時まで
  • 午後は3時以降
といった感じで、日差しが弱い時間に外出するように心がけるといいですね。

あとは、ベビーカーや抱っこして移動する時には、

  • なるだけ日陰で移動するようにしたり
  • ベビーカーにもサンシェード
  • UVカットの布を付ける
といった工夫もいいですね。

衣服は風通しの良い物を着せてあげ、日除けに帽子をかぶせてあげるのも良いでしょう。


スポンサードリンク

赤ちゃんに正しく日焼け止めを塗る方法と落とす方法のポイントは

赤ちゃんにクリームやローションを塗る時は、顔に塗るのではなく、最初に体に塗ってみて肌が赤くならないかどうかを見る、パッチテストをするようにしましょう。

パッチテストをしたの結果で、赤ちゃんの肌が赤くならず、日焼け止めクリームを塗っても大丈夫そうでしたら、適量を守って塗ってあげるようにしましょう。

赤ちゃんへの日焼け止めの塗り方のポイント

では実際に、赤ちゃんに日焼け止めクリームを塗るとき、落とすときのポイントをご紹介していきたいと思います。

赤ちゃんへの日焼け止めクリームの塗り方のポイント
【顔】
クリームの場合、真珠ぐらいの大きさ、液状タイプは1円玉の大きさに手に取ってください。

額(ひたい)⇒頬(ほほ)⇒鼻の頭⇒顎(あご)に、少しずつ分けて塗り、顔全体に均等になるように広げます。

そして、この作業をもう一度行ってください。耳と鼻、首は塗り忘れが多くなりがちなので、特に注意してくださいね。

【腕、足、その他】
最初に腕に、そのまま日焼け止めを塗っていきます。

その時、手首から肘のところまでくるくると回して塗ります。

外側のみならず、内側もよく塗ってください。手の甲も忘れることなく塗りましょう。

【注意点】
赤ちゃんが動き回って汗をかいたり、何かにこすったりすると、日焼け止めが落ちてしまいます。

2時間を目安に汗を拭き取り、塗り直してあげてくださいね。

赤ちゃんへの日焼け止めの落とし方のポイント

赤ちゃんへの日焼け止めクリームの落とし方のポイント
日焼け止めを塗った日は、夜にお風呂でしっかりと落としてあげましょう。

その際には、石鹸を使うといいでしょう。

顔を洗う時には、赤ちゃんが嫌がるかもも知れないけれども、水を浸かって洗い落とすよりもより効果的に汚れを落とせますよ。

日焼け止めを落とすときには、日焼け止めクリームによって落とし方が異なる物があるので、使用上の注意をよく確かめてから行ってくださいね。

赤ちゃんの日焼け止め使用に関する注意点

赤ちゃん用の日焼け止めが、パッチテストで赤くなったりして合わない場合もあります。

そんな時は、一度皮膚科の病院に行って医師に相談するのが良いでしょう。

そして、日焼け止めクリームを塗る時は、大人用のクリームはわずかであっても使用しないでください。

肌トラブルの原因となってしまいますよ!
必ずベビー用の製品を使用するようにしてあげましょうね。

赤ちゃんの日焼け止めって必要ない?のまとめ

赤ちゃんのお肌はとても敏感です。
大人と同じように考えないでくださいね。

書かちゃんにとって夏の紫外線は、実は大人以上に子供にとって耐えがたい事かもしれません。
その点を意識して、よく気を付けてあげましょう。

ご不明なことがあれば、すぐにかかりつけの小児科か皮膚科に行くことをお勧めします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。