家族葬のとき会社への連絡は何を伝えればいい?例文もご紹介!

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ご家族が亡くなったときには、会社に一本連絡が必要です。

でも、こういったことって慣れないことなので、どのように会社に伝えればよいのかわからない人がほとんどだと思います。

私も経験があり、はじめはわからなかったので、両親に聞いたりインターネットで調べたものです。

家族葬の場合は、会社に対して

  • 献花(けんか)
  • 弔電(ちょうでん)
をお断りする場合もあります。

「もしも」のときのために、親族が亡くなったときに、どのように会社に伝えればよいのか知っておきましょう。

その伝え方のポイントと、実際に家族が亡くなった時に会社にその旨を伝えるときの例文についても見ていきましょう。

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家族葬で献花のお断りを会社に伝える例文

まず家族葬であれば、その旨を会社に伝えなければなりません。

会社に連絡するときは、

  • 誰が亡くなったのか?
  • 葬儀スタイルは?
  • 会社は何日間休むのか?
を最低限伝える必要があります。

家族葬であれば、それをきちんと伝えないと、会社の人が来てしまう可能性があります。

「葬儀は身内だけで行う」ということをはっきり伝えておきましょう。

供花(きょうか)や献花(けんか)のお断りを伝える場合は、「家族葬で行うので、献花はご遠慮いたします」と伝えましょう。

「故人の希望により家族葬を行うので~」と付け加えてもよいですね。

供花とは、式場や祭壇を飾る花で、お悔やみの気持ちを伝えるためのものです。

献花は参列者が1人1本ずつ祭壇や棺の中に入れる花です。

また、枕花というのもあります。

枕花は「まくらばな」と読んで、親族など故人と非常に親しかった人が故人の枕元に置く花のことです。


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家族葬での弔電を辞退することを会社に上手に伝えるには?

家族葬では、「弔電(ちょうでん)を辞退する」ということも聞くと思います。

この「弔電を辞退する」ということは、失礼なことではないので、安心してください。

弔電とは、葬儀に来られなかった人が送る電報です。(弔辞(ちょうじ)は葬儀の際に、故人との別れを惜しんで読むものです)

弔電をお断りするときも、献花のときと同じように伝えれば大丈夫です。

「故人の遺志により、弔電は謹んでご辞退申し上げます」

私も家族葬を行ったことがありますが、そのとき会社に電話をしたときにスラスラと言葉は出てきませんでした。

「○○が亡くなりました。家族葬で行います。弔電などはお送りいただかなくても大丈夫です。」

このような言葉になってしまいましたが、きちんと会社の方には伝わりました。

とは言え、あなたにはやっぱりきちんとした言葉で伝えて欲しいので、文例をご紹介しますね。

会社に家族が亡くなったことを伝えるときの文例
昨日○時に○○が亡くなりましたのでご報告させていただきます。

故人の遺志により葬儀は内々で執り行います。

ご厚志(こうし)につきましては勝手ながらご辞退させていただきます。

人事や総務、または直属の上司に連絡することになると思います。

ご厚志とは、供花や香典などのことを指しますが、もし伝わらないと思うときには「ご厚志」のところを

  • 「供花」
  • 「弔電」

に言い換えてください。

このときに葬儀場所を伝えてしまうと「もしかしたら職場の方などが参列されてしまうかも?」と思われるかもしれません。

または供花や弔電が送られてくる可能性があります。

それを避けたいのであれば、場所は伝えないようにしてもいいですね。

ただし、会社によっては忌引き休暇の関係から「葬儀が本当なのか?」を確認するようなところもあります。

そんなときには、場所を伝えたうえで「職場の方への公開はご遠慮願います」と伝えておきましょう。

私は電話で報告した際に、忌引きの期間も一緒に確認しました。

お休みをいただく場合は「皆様にご迷惑おかけしまして申し訳ありません」と一言伝えるようにするといいですね。

家族葬のときの会社への連絡のまとめ

本来は家族葬であれば、葬儀後に関係者以外に報告するのが一般的なマナーです。

しかし会社勤めしている人は、そうはいかないですよね。

家族葬であるときはその旨を伝え、弔電や供花、献花などをお断りする場合も一緒に伝えておくようにしましょう。

それでも弔電が送られてくる場合があります。

もちろん悪気などはなく、相手の気持ちです。

そういう場合は、ありがたく受け取り、後日お礼を伝えるようにしてください。

また、慶弔見舞金(けいちょうみまいきん)の制度を導入している会社だと、葬儀後に給付される場合がります。

これは、香典を辞退している場合であっても申請しても問題ありません。

また受け取っても返礼の必要はないものなので安心してくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。