通帳は家に保管しておいて、普段はキャッシュカードだけでお金を出し入れしている人、結構いるんじゃないでしょうか?
コンビニのATMを使うことが多いから通帳の記帳は滅多にしない、という人もいるかもしれません。
しかし、一度記帳をしておこうと通帳を探すと…「あれ?ない?!どうしよう!」
こんなときどうすればいいのかを、元銀行員の私の経験をふまえてお伝えしようと思います。
…と話している間に、まずは紛失届を出してください!!
絶対の絶対の絶対に家の中でなくしたという自信があれば、紛失届を出さずに少し落ち着いて探しなおしてもいいのですが。
でももしそうでない場合は、速やかに紛失届を出すことをオススメします!
取引している支店があいている時間帯(一般的に9:00~15:00)なら、そちらに電話をしても良いです。
が、紛失届は24時間対応している電話番号があるはずなので、インターネットなどで調べて電話をしてくださいね。
通帳を再発行するのに必要なものとは?手続きの方法と流れ
では、その後の手続きですが、金融機関によって異なるので私の勤めていた銀行の場合を例としてご紹介いたします。
見つけた場合は「発見届」を出すために銀行へ行く必要があります。
見つけたときは、手数料はいりませんよ。
その「紛失届」と「届出印」「本人確認書類(免許証など)」を持って銀行に行きます。
再発行手数料は金融機関によって異なりますが、1000円+税ほどです。
店頭交付か郵送かは、金融機関によって異なります。
郵送しか受け付けていないところもあるかもしれませんので、窓口で聞いてみてくださいね。
ちなみにキャッシュカードの再発行の場合は、届出住所の確認も同時に行うため、簡易書留での郵送交付がほとんどだと思います。
以上がスタンダードな再発行の流れです。
しかし、紛失届を出さずに直接銀行に言いにこられる方もいらっしゃいます。
その場合は、紛失届と再発行の手続きを同日に行います。
これは、該当の口座の取引支店でないと受け付けしてくれないこともあります。
無駄足にならないように、事前に電話で最低でも
- どこの支店に行けばいいか
- 何を持って行けばいいのか
を確認しておくことをオススメします。
通帳を再発行する時間はどのくらい?狙い目の曜日と時間帯は?
通帳を再発行する手続きは、金融機関によって、そしてそのときの窓口担当者によって大幅に違うのでなんとも言えません。
ものすごくテキパキとこなす窓口担当者であれば、もしかしたら10分もあれば再発行手続きが余裕で終わるかもしれません。
しかし、経験の浅い窓口担当者であれば、先輩に教えてもらったり、上司の確認もいつも以上に丁寧にするでしょうから、もっと時間がかかることもあると思います。
窓口担当者が経験の浅い人になるのか、ベテランの手の早い人になるのかは運ですが、経験上、混む日時があるので、いくつかご紹介します。
朝からおじいちゃんおばあちゃんが銀行のシャッターの前に列を作って待たれています。
この日は割と一日中バタバタと忙しくなります。
- 5日
- 10日
- 15日
- 20日
- 25日
- 30日
これらの日は企業の取引日や給料日などがあるので、お客様が多いです。
特に、6月30日と12月10日はボーナスなので、混むことが多いです。
この日が休日であれば、その翌日(翌月1日など)が実質の月末になるので混みます。
連休中に使うお金を出しておきたい人、連休が終わって引き落しが一気にある人など、連休の前後も混むことが多いです。
曜日で言えば、月曜日(祝日の場合は火曜日)と金曜日が混みやすいと言えるかもしれません。
一見空いているように見えますが、普段会社勤めや遠くに住んでおられる人が「あれがないこれがない」と手続きをしに来店される時期です。
手続きに時間がかかり、閉店後もお客様が中にいる状態ということが、よくありました…。
以上を踏まえて、私の個人的な狙い目の時間帯は、偶数月の15日以外の中旬、火曜~木曜の午前中です(細かい!!笑)。
できれば①~⑥全てを避けたいですが、ご自身の予定と照らしあわせて、できる限り上記の時間帯を避けてみてください。
もうわからん!という方は、支店に電話して「今混んでますか?」などと聞いてみてもいいかもしれません。
さすがに予約はできませんが・・・。
通帳を無くしたら!のまとめ
通帳をなくしたときの再発行について、お伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
最後にポイントをおさらいしておきますね。
- まずは、速やかに電話で紛失届を出しましょう。
- 再発行は手数料がかかります。
- 偶数月の15日以外の中旬、火曜~木曜の午前中が狙い目です。(やっぱり細かい!笑)
混んでなさそうな時間帯を選んで、できるだけゆったりした気持ちで銀行に行っていただけると、対応する窓口担当者もとてもありがたいはずです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。