皆さん、ハッカ油ってご存知ですか?
ハッカと聞くと「スーッとする飴」を想像する人が多いと思います。
ハッカはミントの一種で、日本に生息している「和種ハッカ」のことです。
このハッカを蒸留して精製したものが「ハッカ油」になります。
ハッカ油には「メントール」というスーッとする成分が多く含まれていて
「虫よけ」
「掃除」
「身体のケア」
などなど、様々な活用法があります。
近年人気が高まっている、そんな優秀なハッカ油ですが、最近ではハッカ油を使ったお風呂ダイエットが注目されてるのをご存じですか?
でも、スーッとするハッカ油でダイエットとは、一体どういうことなのでしょうか?
ダイエットにトライしたことのある方は、基礎代謝を上げて脂肪燃焼量を増やすことがダイエットにとっていかに重要かよくご存じだと思います。
お風呂にハッカ油を数滴いれたハッカ油風呂に入ると、この「基礎代謝がグンとアップして太りにくい身体になる」という効果が期待できるんです。
なぜ基礎代謝が上がるのかというと、ハッカ油を入れたお風呂に入ると、メントールの効果で身体がスーッとします。
その刺激が「冷たい!寒い!」と脳を誤認識させ、脳が身体を温めようとして体温があがります。
この時、基礎代謝が普段の入浴時と比べて大幅にアップし、これを毎日続けることで「代謝の良い痩せやすい身体が手に入る」という効果が期待できるんですね。
ハッカ油の入ったお風呂に入るだけなので、
- 運動が苦手
- 食事制限したくない
ハッカ油風呂には何滴入れるのが効果的?さらに快適な量は?
ダイエットにはハッカ油風呂がいいかも!ということが分かったと思います。
ただ、初めてハッカ油を使う人は「どれくらいの量をお風呂に入れていいのか?」なんて分かりませんよね。
私だったら早くダイエット効果を出したいので、たくさんハッカ油をいれてしまうと思います。
しかし、ハッカ油をお風呂に入れすぎてしまうと、メントールというスーッとする効果で
- 身体がひりひりしたり
- 寒くなりすぎたり
ネットでも「お風呂にハッカ油を入れすぎてしまって、大変なことになった!」という投稿がちらほら見られます。
では、何滴入れるのが良いのでしょうか。
初めてハッカ油を使う人は、まずは「1滴」から始めて様子を見たほうが良いでしょう。
それでもまだ大丈夫であれば、2~3滴までにして入れるようにしてください。
3滴以上になると身体が冷えすぎてしまうので、効果的で快適なのは「3滴まで」です
ハッカ油のお肌への効果は?効果的かつ安全に使うために
ダイエットに効果のあるハッカ油ですが、お肌にもうれしい効果が沢山期待できます。
一方で使い方を誤ると、肌荒れを起こすこともあるため注意が必要です。
ここではハッカ油の肌への期待できるその効果と、効果的にかつ安全に使うためのポイントについて紹介します。
ハッカ油に期待できる効果①毛穴引き締め
化粧水に1滴ほど垂らして使用すると、ハッカ油のスーッとする清涼感が毛穴を引き締めてくれます。
毛穴が引き締まると、肌が美しく見えるだけでなく、化粧崩れもしにくくなる効果が期待できますよ。
特に夏の汗をかきやすい時期にはおススメです。
ハッカ油に期待できる効果②炎症鎮静
タオルを2滴ほどハッカ油を垂らしたお湯にひたします。
それを絞ってから、捻挫や腰痛などの痛みのある部分にあてると、湿布代わりになり痛みを和らげてくれる効果が期待できます。
ハッカ油に期待できる効果③血行促進
ハッカ油の含まれたオイルでマッサージすると、新陳代謝が良くなり肌の美容効果が期待できます。
また筋肉のコリもほぐしてくれたり、おなかに塗ると便秘にも効果が期待できるのだとか。
ハッカ油を安全に使用するための注意点
ハッカ油は植物から抽出、精製されたものなので「完全にナチュナルなオイル」です。
でも人によっては、アレルギー反応が出たり、皮膚刺激が強いため肌が荒れることもあります。
なので、肌につけるときは原液は避けて、水やオイルなどで薄めて使うようにしてくださいね。
また、使用する際はハッカ油の濃度に気を付けて、パッチテストをして肌に合うか確かめながら自分に合った量を調節して使うようにしてください。
適量を守って使用することで、快適かつ効果的にハッカ油を楽しむことができますよ。
ハッカ油風呂でアトピーの人が気を付けるべき注意点は?
ハッカ油には、アトピーの痒みを抑える効果があると注目されています。
ハッカ油に含まれるミントポリフェノールという成分が、アレルギー症状を抑制し、皮ふや粘膜の腫れを抑えるのです。
また、メントールにより、アトピー性皮膚炎で熱を持った患部がスーッと冷やされるという効果もあります。
ハッカ油には、皮ふを健康に保つビタミンCも含まれているので、肌に対して良い影響を与えることが期待できます。
色々な効果が期待できるハッカ油風呂ですが、注意したい点がいくつかあります。
まず、ハッカ油はハッカから抽出した油なので、水である風呂に入れると分離してしまいます。
ですので、風呂にハッカ油を垂らしたら、よく混ぜてお湯全体に行きわたるように溶かしていきましょう。
また、ハッカ油風呂にはアトピーの痒みを抑えるという効き目が期待されています。
でも医学的には、まだしっかりした根拠が示されているわけではありません。
一方で、ネット上では、「ハッカ油でアトピーの痒みが落ち着いた」という体験談もたくさん見られます。
それに、実際に皮膚科でもハッカ油が使われる場合もあるそうです。
とは言え、「アトピーでハッカ油風呂に入っても大丈夫だろうか」と心配な人は、あらかじめ皮膚科の医師に相談してから試すことをおすすめします。
ハッカ油を使った風呂ダイエットのまとめ
ダイエットや肌への効果を中心に紹介しましたが、ハッカ油にはこの他にも
- 防虫
- 消臭
- 殺菌効果
私もハッカ油のことを知る前までは「ハッカ=スースーする飴」くらいしか知識がなかったため、こんなに万能なのには驚きました。
あなたも今日から早速ハッカ油を活用してみてくださいね。
そのときくれぐれも「使用上の注意」を守って、安全に快適にハッカ油を楽しんでくださいね。