ソーラーモバイルバッテリーの捨て方がわからない?正しい処分先と手順を解説

引き出しの奥や防災バッグの中に、使っていないソーラーモバイルバッテリーが眠っていませんか。

「そういえば、防災用に買ったままだな」と気づいて、いざ捨てようとしたとき。

「これ、普通のごみに出していいの?」「ソーラーパネルがついてるけど、どこに持っていけばいいんだろう」と、なんとなく手が止まってしまいますよね。

普通のモバイルバッテリーとは違うの?太陽光パネルがあるから特別な扱いが必要?と迷う気持ち、すごくよくわかります。

でも、正しい手順さえ知っておけばそれほど難しくありません。

この記事では、ソーラーモバイルバッテリーの捨て方を、初めての方でも迷わないように順番にお伝えします。

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ソーラーモバイルバッテリーは燃えるごみに出してはいけません

まず最初に、一番大事なことをお伝えします。

ソーラーモバイルバッテリーは、燃えるごみ・燃えないごみを問わず、家庭の普通ごみとして出すことはできません。

「知らなかった…」と焦らなくて大丈夫ですよ。

じつはこれ、知らずに迷ってしまう方がとても多いんです。

ソーラーモバイルバッテリーにはリチウムイオン電池が内蔵されていて、強い圧力や衝撃が加わると発熱・発火するリスクがあります。

ごみ収集車の中で押しつぶされたとき、処理施設で機械にかけられたときに実際に発火事故が起きており、これは現在も全国的な課題となっています。

だからこそ、普通ごみではなく「決まった回収ルート」を使うことが必要なんです。

回収先さえわかれば、あとはそこに持ち込むだけ。

難しく考えなくても大丈夫です。

まず、やってはいけないことだけ、先に確認しておきましょう。

  • 燃えるごみ・燃えないごみの袋に入れて出す
  • 本体を分解したり、穴を開けたりする
  • 膨らんでいるのに押しつぶす
  • 水や塩水につける(リチウムイオン電池は水に触れると発火の危険があります)
  • 端子をむき出しのまま回収ボックスに入れる

これさえ守れれば、あとは正しい手順で動くだけです。

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ソーラー付きでも見るべきは「電池の部分」という話

「ソーラーパネルがついているなら、普通のモバイルバッテリーとは違う扱いになるのでは?」と思う方もいるかもしれません。

処分の方法がわからなくなる理由のひとつが、まさにここです。

ソーラーパネルは「入り口」に過ぎない

ソーラーモバイルバッテリーのしくみを簡単に言うと、ソーラーパネルで太陽光を電気に変えて、内部の充電池に溜める、という構造です。

つまり、ソーラーパネルはあくまでも「充電するための入り口」。

電気を実際に溜めているのは、内部のリチウムイオン電池です。

なので、「太陽光パネルだから特別な処分方法が必要」というわけではありません。

処分するうえで重要なのは「ソーラー」の部分ではなく、「内部のリチウムイオン電池」の扱いです。

リチウムイオン電池は法律でリサイクルが定められている

リチウムイオン電池は「資源有効利用促進法」という法律の対象となっており、リサイクルが推進されています。

家庭から出す場合は、自治体のルールに従うか、JBRCという団体が整備した回収ルートを使うことが基本です。

JBRC(一般社団法人)は、家庭から出るリチウムイオン電池などの小型充電式電池のリサイクルを担う団体で、全国の家電量販店やホームセンターなどが協力店として参加しています。

「自分で難しい手続きをする」ということではなく、「協力店に持ち込む」というシンプルな流れです。

以前、防災セットを見直したときに、数年前に買ったソーラーモバイルバッテリーが出てきました。

ソーラーパネルがついているせいで「これってどこに持っていけばいいんだろう?」とかなり迷いました。

調べてみると、必要なのはソーラーパネルへの特別対応ではなく、内部の電池部分の扱いだとわかって、普通のモバイルバッテリーと同じルートで問題ないとわかり、ほっとしたのを覚えています。

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捨てる前に確認したい3つのポイント

処分する前に、手元の製品を少し確認しておくと、その後の行動がスムーズになります。

状態によって使えるルートが変わることがあるので、以下の3点を順番にチェックしてみてください。

ポイント① 本体の状態を確認する

まず、見た目のチェックから始めます。

  • 本体が膨らんでいる(パンパンになっている)
  • 液体が漏れた跡がある
  • 落下などで変形・破損している
  • 水に濡れた形跡がある

こういった状態のものは、一般の回収ボックスには入れられません。

膨らみや破損がある製品は、家電量販店の回収ボックスには入れず、自治体の窓口か販売店・メーカーに相談するルートを選んでください。

繰り返しになりますが、膨らんでいるものを「えいっ」と押さないでください。(防災バッグの中でじわじわ膨らんでいた、というケースは意外と多いんです)

ポイント② リサイクルマークとメーカー名を確認する

本体の裏面やパッケージに、矢印が三角形になったリサイクルマーク(「Li-ion」などの表記が入っていることもあります)があるかどうか確認します。

このマークがある製品は、JBRCの回収ボックスに持ち込める可能性があります。

ただし、JBRCの回収対象はJBRC会員企業の製品に限られます。

メーカー名が不明、または海外製の無名ブランドの場合は、自治体の窓口への相談が確実です。

ポイント③ 端子部分を絶縁する

どの回収ルートを選ぶにせよ、持参する前に端子(金属が露出している部分)をビニールテープや絶縁テープでしっかり覆っておきましょう。

端子がむき出しのままだと、ほかの金属と接触したときにショートして発火する危険があります。

ちょっと手間に感じるかもしれませんが、テープを数センチ貼るだけです。

5秒もあれば終わります。

ソーラーモバイルバッテリーの主な処分先はここ

状態の確認ができたら、次はどこに持ち込むかです。

主な候補を状況別に整理します。

通常の状態(膨らみ・破損なし)の場合

状態に問題がない製品であれば、以下の3つが主な選択肢です。

① 家電量販店・ホームセンターのJBRC回収ボックス

ヤマダデンキ、エディオン、ケーズデンキ、コーナンなど、全国多数の店舗に「充電式電池リサイクルBOX」が設置されています。

JBRCの公式ウェブサイト(https://www.jbrc.com/)の「協力店・協力自治体検索」で最寄りの店舗を確認できます。

無料で受け付けてもらえることがほとんどです。

モバイルバッテリーは本体ごとそのままの形で持ち込むのが原則です。

分解や部品の取り外しはしないでください。

② 自治体の回収ルート

住んでいる市区町村によってルールが異なります。

「お住まいの市区町村名+モバイルバッテリー 捨て方」で検索すると、自治体の案内ページが見つかることが多いです。

自治体独自の持ち込み窓口や、指定回収日を設けているところもあります。

自治体によってルールが違うため、必ずお住まいの地域の情報を確認してください。

③ 携帯ショップ・購入した店舗への相談

携帯ショップ(au・ソフトバンクなど)でも回収に対応しているところがあります。

また、購入した家電量販店のスタッフに相談すると、適切な回収方法を案内してもらえることもあります。

膨らみ・破損あり、またはメーカー不明の場合

この場合は、お住まいの自治体の担当窓口(環境・ごみ担当の部署)に電話で相談するのが最も確実です。

自治体によっては、膨張品や状態が悪いものを含めた持ち込み回収に対応しているところがあります。

また、メーカーが判明しているなら、メーカーの問い合わせ窓口に連絡すると、個別に回収方法を案内してもらえることもあります。

「自治体に電話するのはちょっとハードルが高い…」と感じるかもしれませんが、問い合わせてみると担当者が丁寧に教えてくれます。

正直、一番早く確実に解決できる方法です。

以前、ネット通販で購入したソーラーモバイルバッテリーを処分しようとしたとき、本体にリサイクルマークがなく、メーカー名もよくわからないアルファベット表記で途方に暮れました。

JBRC対象かどうかも確認できなかったので、思い切って市のごみ相談窓口に電話してみました。

担当の方がすぐに「そういった製品は清掃事務所に直接持ち込んでいただければ回収できますよ」と教えてくれて、拍子抜けするほどあっさり解決しました。

迷ったら電話してみるのが一番早いです。

もう迷わないための処分手順まとめ

ここまでの内容を、実際に動ける流れとして整理します。

手順はシンプル、3つだけです。

手順1:本体の状態を確認する

まず、膨らみ・変形・液漏れ・破損がないかを確認します。

問題がなければ通常の回収ルートへ。

膨らみや異常があれば、自治体・販売店・メーカーへの相談ルートを選びます。

手順2:リサイクルマークとメーカーを確認する

リサイクルマークがあり、JBRC会員企業の製品であれば、家電量販店などの回収ボックスへ。

マークがない・メーカー不明の場合は、自治体窓口に相談します。

手順3:端子を絶縁して、最寄りの回収先へ持ち込む

端子部分をテープで覆ったら、JBRCの協力店検索(https://www.jbrc.com/)で最寄り店舗を確認して持参します。

迷ったら自治体の窓口に電話するだけです。

ポイントはたった3つ。

「普通ごみに出さない」「状態を確認してから回収先を選ぶ」「迷ったら自治体に相談する」、これだけです。

難しい知識は必要ありません。

「何も考えずにごみ袋に入れなければ、あとはルートを確認するだけ」。

それが正しい処分の出発点です。

防災用にと大切に取っておいたバッテリー。

久しぶりに取り出して、状態を確認して、正しい方法で手放せると、なんとなく清々しい気持ちになりますよね。

引き出しの奥で眠っているあのソーラーモバイルバッテリー、今日一度だけ手に取ってみてください。

状態を見るだけでいい。

確認できたら、あとはこの記事の手順通りに動けば大丈夫です。

「さっさと気持ちよく片づいた」という未来が、意外とすぐそこにあります。

他にも「こんなときはどうすればいいの?」と気になることがあれば、全体の流れを詳しく解説しているこちらのページもぜひ見てみてくださいね。

モバイルバッテリー処分の正解ガイド!捨て方と回収先はどうすればいい?