バジルはハーブとして有名ですが、栽培するのも比較的簡単で初心者向けのものかもしれません。
ですが、育てる環境によっていまいち大きくならないとか、萎れてきたり枯れてきたりということも時々あります。
バジルを育てるのに大事なのは、日当たりとバランスのいい水やりですかね。
他の植物でもそうですが、種をまいたらしばらくは直射日光が当たらないところに置いた方がいいです。
種が乾いてしまうと芽がでませんので、土が湿ってるくらいがちょうどいいです。
バジルを育てるのに大事なことは?
バジルを育てるときに何よりも大切なのは、
- 日当たり
- バランスのいい水やり
芽が出て双葉になったら日が当たるところがいいですが、あまりに日が強すぎるとこれもまた枯れる原因です。
本葉がでるくらいまでは半日陰がいいかなと思います。
バジルの種まき・苗植えのときの注意点
バジルの種をまく時は、種が小さいこともありますがたくさんの種をパラパラとまいてしまいます。
そうすると芽が出る時はびっしりとくっついているわけですが、そのまま育てていると窮屈なので根っこが張れないので大きくなれません。
バジルが成長するとかなり大きくなりますので、それを想定して間引きをしましょう。
バジルは苗がポットに売られていることもありますが、プランターに植え替えるとなると、細長いプランターでも2株が限度です。
だから1つのプランターに密集して種をまいてしまうと、ほとんど間引くことになってしまいもったいないですね。
たくさん育てたいと思うなら、いくつかプランターを用意して分散してまいた方がいいですよ。
本葉が何枚か生えてきたら、摘心をします。
摘心をすることで脇から新芽が出てきてどんどん広がっていきます。
摘心をしないと上にひょろひょろ1本のびるだけなので、バジルの葉っぱの数が少ないままで成長してしまいます。
バジルの本葉が出ない原因は?日当たりが悪い?水のやりすぎ?
バジルの本葉が出ないということがたまにあるようですが、よほどのことがないとだいたい本葉はでます。
水が足りない場合は、枯れてしまいますし双葉のままでずっとあるということはないでしょう。
逆に水を上げすぎると根腐れを起こすことがあります。
本葉が出ない原因は根腐れ?!水のあげ方の注意点は?
本葉がでないのは根腐れが原因の場合はあるかもしれません。
水やりをすることで、植物に水と酸素を与えるわけですが。
土の中の水がまだたまっている状態でまた水をあげてしまうと土の中はびしゃびしゃになってしまいます。
これはよくない状態です。
土が乾いている状態の時に、下から流れ出るくらい水をかけてあげたら、また土が乾くまではあげなくて大丈夫です。
私は外でバジルを育てていますが、外なのでほぼ1日中日光が当たっています。
それでも水をあげるのは朝1度だけです。
だから、ベランダ栽培をしている場合は外で育てるほど日光が当たらないので、日照不足の場合もありますし、水が多すぎる可能性もあります。
バジルの双葉が育たない原因は?植えた環境が悪い?水のやりすぎ?
バジルの双葉が育たない原因ですが、日照不足か水のやりすぎの可能性が高いです。
ベランダと一口に言っても、いろんな形状がありますよね。
南側にあったとしても壁に囲まれたようなベランダですと太陽が上に行ったときにしか日が入りません。
柵状のベランダでしたら、比較的長い時間日光が当たるのでバジルを育てるというか野菜を育てるにはいい環境だと思います。
バジルの双葉を育てるには①日光が当たるように工夫する
もし、壁に囲まれたベランダでしたら、プランターの下に台などを置いて高さをつけてあげてください。
そうすれば、もう少し日光が当たるようになるので双葉が成長すると思います。
バジルの双葉を育てるには②土が乾いてから水をあげる
水も、夏だからと毎日あげる必要はなく、あくまでも土の状態を見て乾いてるなと思ったらたっぷりあげてください。
まだ湿ってるのに、足りないと困るからとどんどんあげちゃうと根腐れしてしまうので、要注意ですよ。
バジルの双葉を育てるには③苗まではポットで育てる
バジルを育てるのに、初めからプランターに直まきして芽を出させるのもいいかもしれません。
でも、大きすぎるプランターだとなかなか水がはけません。
初心者は、苗まではポットで育てると成功しやすいかもしれませんよ。
100均などにもビニールでできたポットが売られているので、それに土を入れて種を何粒かまいて水をかけます。
双葉がたくさんでてきたら、一番しっかりしてそうな芽以外は間引きします。
そのまま成長して本葉が数枚でてきたら、プランタに植え替えをしましょう。
ここまでくればほぼ失敗はないでしょう。
バジルの葉が縮れる原因は?葉についている虫が原因になることも!
バジルの葉が縮れる原因は、養分不足が関係している可能性があります。
他にも、ホコリダ二という虫が原因で葉が縮れてしまうことがあります。
虫は風通しが悪いとよく発生してしまいます。
プランターであれば、風通しのいい場所に移動させてみてください。
動かせない場合は、収穫もかねて葉をいくつか摘み取ってしまいましょう。
また、ホコリダ二は水に弱い害虫です。
なので、水やりのときに新芽を中心に葉っぱの裏側まで水をかけてみてください。
繁殖を防げたり、追い払える可能性がありますよ。
気になる葉の裏側に霧吹きで水を吹きかけるのでも効果が期待できます。
ただ、既に縮れてしまった葉は正常には戻りませんのであしからず。
ちなみに、住友化学園芸の病害虫ナビによると、新芽が食べられて伸びない場合、メイガという虫が疑われるそうです。
「住友化学園芸 eグリーンコミュニケーション 病害虫ナビ」
このサイトにはホコリダ二についても記載がありました。
また、その他葉っぱの状態によって考えられる病害虫を調べることが出来るので、便利だなと思いました!
さて、もう少しメイガについてもお話ししたいと思います。
メイガについて調べていたら、バジルを庭で育てていた人を見つけました。
そして、「ベニフキノメイガ」という虫の幼虫に食べられてしまい、葉が縮れている写真を載せてくださっています。
この方によると、メイガの特徴として、
- 葉っぱに食べられた跡がある
- 葉っぱに繭がある
- 葉っぱにフンが落ちている
これらの特徴が見つけられたら、メイガが原因で葉が縮れている可能性が高そうですね。
繭の中にいることが多いので、葉っぱごと摘み取って捨ててしまいましょう。
バジルが成長しない原因のまとめ
バジルが難しいのは双葉から本葉が出てくるまでなのかもしれませんね。
お店には苗も売られているので、それをプランターに植え替えするだけだと失敗する人は少ないです。
やはりプランターに直にまかないで、ポットで育ててからプランターに植え替えする方が根腐れする確率は減りますよ。
双葉くらいまではあまり長い時間直射日光があたるのもよくないですし、水をあげすぎるのもよくないです。
このほどほどを覚えるまではちょっと大変かもしれませんが、慣れればコツをつかんできます。
苗がおぼれない程度に水をあげましょう。