妊婦の浮腫み解消の飲み物は!?水分代謝を高めて解消する方法

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妊娠すると、週数が経過するにつれて「むくみ」を感じることはありませんか?

普段、あまり「むくみ」が気にならなかった私も、妊娠中は「むくみ」にとても悩まされました。

妊娠中のむくみというものは、生理的なものが原因で起こることがほとんどだと言われています。

「足が自分の足じゃないくらいにむくんで、靴をはくのも大変だったり」
「朝起きた時に手が動かしにくくなったり」

マイナートラブルとはいえ辛いですよね。

特に足は、ひどくなるとゾウの足のようにむくんで靴下も食い込んでいるのがわかるほど。

今回は、妊婦さんのむくみ解決におすすめの飲み物やむくみ対策について、経験を踏まえてお話させていただきます。

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むくみ対策におすすめの飲み物

妊娠中は、口にするものにも制限があります。

なので、ノンカフェインのハーブティーがおすすめです。

ただ、ハーブティーがむくみにいいと聞いても、不安だとか心配があるようなときは飲まない方がいいでしょう。

心配や不安はストレスとなってしまって、逆にお腹が張ったり、気分が悪くなったりする原因になることがあります。

むくみ対策におすすめのハーブ①『リンデン』

あまり聞かない名前のハーブですが、ヨーロッパなどでは人気のハーブです。

リンデンは、フラボノイドという成分が豊富に含まれていて発汗作用や利尿作用があると言われています。

なので、汗や尿で水分を体内から排出して、むくみや高血圧の改善に効くと言われています。

発汗作用は、風邪の引きはじめなどに飲むと体の中の毒素を出してくれます。

妊娠中に薬を飲みたくないと思う方も、風邪かな?と思ったら、リンデンを飲むことをおすすめします。

味は、甘味も少しあり、リンデンの香りが気持ちを落ち着かせ、イライラを鎮める働きもあります。

むくみ対策におすすめのハーブ②『スギナ』

スギナは、庭や道に多く生えているハーブです。

一度根を張ると、どんどんと生えてくるので嫌われものの雑草とも言われますが、薬効もきちんとあります。

スギナは、昔から「植物性の利尿剤」と言われ膀胱炎などの感染症にも使われていました。

心臓や腎臓に疾患のある妊婦さんは飲めませんが、妊婦健診などで異常を指摘されていない妊婦さんは安心して飲むことができます。

ただ、庭や道端に生えているとはいえ、自分で取ってきて飲むのはやめましょう。

むくみ対策におすすめのハーブ③『どくだみ』

どくだみ茶、とよく聞くハーブです。

名前は怖いですが、デトックス作用が強く、利尿を促してむくみを改善してくれます。

花が咲いている時期には、独特の香りを出していますが乾燥してお茶にすると香りも気にならなくなり飲みやすくなります。

また便通を整える働きもあるため、便秘に悩み中の妊娠さんにもオススメのハーブです。

どくだみと同様、道端に生えているどくだみを自分で採取して飲まないでください。

むくみ対策におすすめのハーブ④『クミスクチン』

沖縄の代表的なハーブティーで、「ネコのひげ」とも言われています。

腎臓に良いとされていて、クミスクチンは水分の排出を促進するだけでなく。

高血圧の原因とされるナトリウムや塩素、尿酸なども排出してくれます。

また、カリウムも多く含んでいることから腎臓の機能をよくしてくれるので、むくみにとてもおすすめのハーブです。

ハーブティーを飲むときに注意するポイント

では、ここからはハーブティーを飲むときの注意点を見ていきましょう。

ハーブティーを飲むときの注意点~自分で採取したハーブを飲まない~
道や庭に生えているからと言って、自分で採ってきて飲むようなことはやめましょう。

道に生えている草は、ペットの散歩のときの排泄物にさらされていることもあり、また農薬などが散布されている可能性もあるからです。

ハーブティーを飲むときの注意点~飲む量は適量を確認する~
妊娠中は、代謝が普段よりも高くなるため汗をかきやすくなっています。

ハーブは、身体にたまった毒素だとか老廃物を排出してくれると言われています。

ですが、水分を身体の外に出し過ぎてしまう場合もあります。

そうすると、脱水の危険性が高まりますよね。

特に夏場などに、熱中症対策のためにハーブティーを利用することがおすすめできません。

一日の飲む量としては、1回1~2gの茶葉を使用し、ティーカップ1~2杯まで。

これを1日1~2回にしましょう。

普段から濃いめのハーブティーを飲んでいる人は、妊娠中には薄めて飲むようにしてください。

ハーブティーを飲むときの注意点~体調に不安があるときは飲まない~
体調の変化が激しい妊娠期間中は、少しでも異変があるときには飲まないようにしましょう。

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妊婦の足のむくみチェックリスト!当てはまれば生活習慣を見直そう

「むくみ」がマイナートラブルだと言われても。

「むくみ」の中には、「妊娠高血圧症候群」や「下肢静脈血栓症」などの病気が原因でむくみが起こることがあります。

この病気は、母子ともに命の危険もあります。

自分で出来るケアでも改善しないときや日常生活に支障がでるほどの症状である場合。

「おしっこが出にくい」、「体重の増えが急激」、「頭痛がある」、など不快な症状がある時はすぐにかかりつけの医師に相談しましょう。

初期レベルのむくみチェック

  • 足がだるいような感じがする
  • 靴下をはいていた後が残る
  • 手足が普段以上に冷たく感じる
これらの項目にひとつでも当てはまったら、要注意です。

初期のむくみが出始めています。

念のため、妊婦健診のときには、主治医にむくみが出始めていることを伝えてください。

問題なければ、むくみケアをはじめましょう。

初期レベルのむくみ対策

  • 長い時間座って仕事をしている人は、1時間に1回は席を立って歩きましょう。
  • 水分利尿作用のある温かい飲み物を飲む(ノンカフェイン)
  • 塩分を控える。
  • バナナなどカリウムの多い食品を食べる。

黄色信号レベルのむくみチェック

  • 夕方になると足のつらさがひどくなってくる
  • 帰宅後などにリラックスすると2~3時間でつらさがマシになる
  • 普段よりも足が太くなった気がする
  • 足にしびれを感じる時がある
  • 靴を一度脱いで、ふたたびはき直すときつく感じる
黄色信号レベルのチャックに当てはまると、むくみは対策を積極的にしておくほうがいいでしょう。

このまま放置しておくと、ひどくなる一方です。

黄色信号レベルの対策を続けても症状が改善しない場合は、次の妊婦健診を待たずにかかりつけの産婦人科を受診してください。

注意信号レベルのむくみ対策

  • 着圧ソックスの着用をする
  • マッサージ・ツボ押しを行う
  • 足がだるくなったら足枕を使って横になる
  • 足がだるくなったらストレッチ体操を行う
  • 夜も足枕を使う

赤信号!!受診レベルのむくみチェック

  • むくみが1日中ある
  • スネの内側やアキレス腱の部分を指で押すと指の跡が残る
  • 指輪が抜けない
  • 周りの人から「顔がむくんでいる」と指摘された
  • 自分でも顔がむくんでいる気がする
  • 急に1週間に500g以上体重が増加した

赤信号!!受診レベルのむくみ対策

この項目にひとつでも当てはまる場合は、すぐにかかりつけの主治医に診てもらいましょう。

ここまで、むくみは進むとかなりつらい状況ではないですか?

無理は禁物です。

主治医の指示を仰いでくださいね。

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妊婦の浮腫みに効くストレッチを紹介!ゾウ足とさようなら!

むくみの解消には、ストレッチも効果的です。

お腹が張りやすい妊婦さんの場合、ウォーキングをするのも難しいこともあるのではないでしょうか。

また、好きな時間に自宅で始めることができるのも魅力ですね。

ストレッチは、筋肉をゆっくりと伸ばして身体を柔らかくしていきます。

なので、妊娠中の不調や身体の痛みなどに腰に負担をかけることなく解消することができます。

足のストレッチをすることで。

足の血流の流れをよくしてむくみの原因となる水分や老廃物を流れやすくし、体内に排出することができます。

ストレッチの前や後には、温かい飲み物をとり身体を温めるように心がけましょう。

妊婦さん向けストレッチ方法

むくみ対策には、下半身を中心に行います。

①あぐらをかいて姿勢を正し、息を吐き、ゆっくりと体を前に倒す
②膝を立てて仰向けに寝て、ゆっくりと膝を左右に倒す
③仰向けのまま片足をまっすぐ上げて、足首を前に5秒、後ろに5秒動かす
④足を肩幅くらいに開きつま先を外側にむける
⑤息を吐きながら腰をゆっくりと落とし、吸いながら腰をゆっくりと上げる

これを1日10回程度がおすすめです。

むくみだけでなく骨盤の歪みも改善し、便秘解消の効果も期待できます。

妊娠後期などでお腹が大きくなると動きにくくなりますので、無理せず体調に合わせて続けましょう。

むくみ解消におすすめなヨガのポーズ

ヨガにも、むくみに効果的なポーズがあります。

「マタニティヨガ」というものは、股関節をやわらかくし、足裏の筋肉へ働きかけてくれます。

そして、むくみだとか血行不良などを軽減させる効果が期待できます。

むくみ解消におすすめのヨガのポーズ「ラクダのポーズ」

①膝立ちの姿勢になり、足幅は腰幅くらいに開きます。

お腹が心地よいと感じるくらいに膝は開きましょう。

②足の指先と骨盤を立て、背筋を伸ばします。

③手のひらで腎臓をあたためながら、お腹の赤ちゃんを見ます。

鼻からゆっくり息を吸いながら、両肘を中央に寄せるイメージで胸を開ます。

おへその下あたりに力を入れます。

④ゆっくりと上体を後ろへ倒して、両手をマットに着きます。

手の指は正面に向けるようにします。

⑤軽くアゴを引き、姿勢を正します。

⑥みぞおちの部分を斜め上に向けて、からだを「気持ち良い」と感じるところまで反らせます。

⑦ゆっくりと息を吸い込みながら、両手と両脚でマットを押しながら身体を引き上げていきます。

このとき、身体がしっかり引き上がってからアゴを引くようにします。

そして首を長く保った状態で、ゆっくりと慎重にアゴをあげて頭を下げます。

⑧そのまま呼吸保ちます。

⑨全体をゆっくりと吐く息と共に戻していきます。

「ラクダのポーズ」の効果
お腹を伸ばすことから、普段動いてなかった内臓の働きも活発になり、お通じが良くなる。

お腹を突き出し、腰をそらせるストレッチで血流が良くなる。

妊娠中期から妊娠後期にかけて起こる、腰痛、背中痛を緩和させ、腰痛予防になります。

腰のやや上をあたためることにより、腎臓の機能を高め、冷えむくみの予防となります。

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妊婦の足のむくみ解消のツボはどこ!?妊婦に安全なツボを紹介

むくみ解消には、ツボ押しもおすすめです。

ただ、ツボ押しは、妊婦さんが刺激してはいけないツボも存在します。

(早産や流産の危険があると言われています)

なので、ここでは、むくみに効くと言われている3つのツボをご紹介します。

妊婦にも安全!むくみに効くツボ①湧泉(ゆうせん)

足のつま先からかかとの間、1/3くらいのところにできるくぼみの真ん中あたりのツボです。

生命の元となる『気』が湧き出て全身をめぐってくれます。

湧泉に貼るタイプのお灸などを貼って温めると体の調子が良くなります。

自分で押してマッサージしてあげるのもいいですが。

お腹の大きな妊婦さんだと自分でツボを押すのは難しくなってくることもあるので、決して無理はしないでください。

青竹ふみなどを使って、足の裏全体を刺激してあげるのも効果があらわれます。

妊婦にも安全!むくみに効くツボ②三陰交(さんいんこう)

内くるぶしの中心から、指幅4本うえのところのツボになります。

体を温め、「気」・「血」・「水」のバランスを整えてくれるツボなので、水が溜まってむくんでいるときに効果があると言われています。

脚痩せのツボとも言われていますが、このツボを刺激することでむくみがとれるので脚痩せのツボと言われているのです。

妊婦にも安全!むくみに効くツボ③曲池(きょくち)

手のひらを上にして、ひじを曲げると内側に横シワができますよね。

その横シワの延長線上で親指側の先端のツボになります。.
腕組みしながら、曲池を刺激してあげましょう。

押しやすい場所のツボは、ちょっとしたときにツボ押しをすることができるので、覚えておくと便利ですね。

妊婦にも安全!むくみに効くツボ④合谷(ごうこく)

手の甲の方を上にして、親指と人差し指の付け根のあいだを指で押してみてください。

すると、痛みを感じるところはありませんか?

圧痛があるところが合谷のツボです。

合谷は

  • 肩コリや首のこり
  • 眼精疲労
  • 頭痛
  • 頭重感
  • 倦怠感(けんたいかん)
  • 慢性疲労
  • 不眠
  • 歯の痛み
  • 鼻づまり
  • 花粉症
  • 便秘
  • 下痢
などの症状によい効果をもたすツボといわれています。

妊婦さんのマイナートラブルにはとくにおすすめのツボですね。

自分で押しやすい場所にあるのでハンドクリームを塗るときに、合谷を刺激するくせを付けてもいいですね。

妊婦の浮腫み解消の飲み物のまとめ

最後に、妊娠中のむくみはどんなことが原因でおこるのでしょうか。

これを覚えておくと、普段の生活や食生活で気を付けることができるポイントもあるかもしれません。

妊娠すると、女性ホルモンの「プロゲステロン」という物質が急激に増加します。

プロゲステロンというホルモンは、妊娠を維持するために必要なホルモンと言われています。

ですが、プロゲステロンには「皮下組織に水分を溜める」という働きもあるんです。

なので、プロゲステロンが増加している妊娠中は、どうしてもむくみやすい状態になります。

妊娠すると(とくに妊娠後期)血液の血漿成分が増えるため血液が薄くなります。

血管から水分がしみ出し、それを調整しようとするためにむくみが起こりやすくなるのです。

大きくなった子宮は下半身の内臓を圧迫されてし血流を悪くします。

  • 心臓に血液が戻るのを妨げる
  • 運動不足や足の筋肉低下により足のポンプ機能が低下する
  • 下半身に血液やリンパ液などの体液がとどこおる
といったことが原因で、むくみが起きやすくなります。

塩分を多く摂ると体中の水分濃度を下げようとして、水分を溜め込みやすくなり、むくみとなって表われます。