世の中にはダイエット法が山ほどあふれていますが、なかなか長続きしないことが多いですね。
食事制限もつらいし、運動するのもつらい、お菓子を我慢もストレスがたまる、などなどで挫折する人もたくさんいることでしょう。
そんな中、ノーベル賞を受賞した「時間栄養学」というのをご存じですか?
この時間栄養学というのは「体内時計」を意識したものとなっています。
「体内時計」という言葉は、耳にしたことがある人も多いと思います。
体内時計が正確に動いていると、時計を見なくてもおなかがすいたら「そろそろお昼かも」なんて感じで、ちゃんと体が反応するわけです。
この体内時計が狂ってくると、内臓の動きも悪くなり太りやすい体になってしまうこともあります。
食べ過ぎたりしていないのになかなか痩せないという場合は、体内時計が正確ではないのかもしれませんね。
あとは栄養素によって吸収されやすい時間帯が違うので、それを変えるだけで痩せる可能性が高くなってきます。
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時間栄養学でダイエットしてみよう!朝食にたんぱく質をとるワケ
時間栄養学というのは、栄養素を体が代謝しやすい時間や吸収する時間が違うということで、これを利用してダイエットをすると効果的と言われています。
ダイエットというと、揚げ物は食べないとか、ラーメン禁止とかだいたいそうなりますね。
炭水化物抜きダイエットなどは、やめればかなりハイペースで痩せますが、問題はリバウンドするということです。
一生炭水化物を抜くわけにいかないし、ダイエットをやめてまた食べるようになれば、すぐ元に戻ります。
こういう体に負担をかけるダイエットは長続きしないし、精神衛生上もよくないです。
時間栄養学でのダイエット方法とは?
時間栄養学でのダイエットは、食べる時間さえ守れば好きなものを食べてもいいというものです。
ただし、好きなものを食べていいと言っても、
「ケーキを3個も4個も食べたり」
「ラーメンとかつ丼のセットで!」
なんてやってしまっては、カロリーオーバーで太ります。
ダイエットだからケーキは一切食べません!なんてやる必要はない、という意味ですからね。
時間栄養学では、朝食にタンパク質を取りましょうと言われています。
朝はおなかがすかないから、パンとコーヒーで、なんていう人もいると思いますが・・・
このダイエットでは1日の前半に高カロリーのものを食べて、後半ではヘルシーなものという流れになります。
一般的に、朝食が軽くて夕飯がっつりってパターンが多そうですよね。
ですが、この時間栄養学でダイエットをするときは、朝食がっつり、夕食あっさりが基本です。
また、1日というのは明確には24時間と10分で構成されてて、人間の体は朝ごはんを食べることで、体内時計がリセットされます。
朝食抜きにしている人は、3食食べている人より太りやすいなんて言われていますが、体内時計が狂うからというのもありそうですね。
他にも空腹の時間が長すぎて、昼食を食べた時に体が栄養を全部吸収してしまうという理由もあります。
体が飢餓状態ってことですね。
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時間栄養学を元に食事のリズムを作る!夜遅くの食事が脂肪を招くワケ
時間栄養学としては、朝食を食べて体内時計をリセットするということが基本です。
ですから、朝起きて1時間以内には朝食を食べるべしということになっています。
そして、昼食は6時間後、夕食も昼食の6時間後、寝る3時間前には何も食べないということです。
非常に規則正しい生活になりそうです。
それでは少し具体的に書いていきたいと思います。
時間栄養学での食事①朝食
- 炭水化物(パン・ごはん・麺)
- タンパク質(肉・魚・卵・豆腐・牛乳・ヨーグルトなど)
また、血糖値が気になる方は、食事の前にサラダなどを少し食べるといいですね。
朝は塩分を吸収しやすいので、味噌汁などは夕食で。
時間栄養学での食事②昼食
朝食でバランスのいい食事を取ったところで、昼食はある程度好きなものを食べられます。
ハイカロリーなどんぶりものやラーメン・パスタなど昼食なら食べてもOKです。
時間栄養学での食事③おやつ
おやつといえば3時のおやつです。
チョコやケーキもOKですよ。
時間栄養学では、朝食から午後3時まではある程度高カロリーなものを食べてもよしと言われています。
時間栄養学での食事④夕食
野菜を中心とした、消化の良いメニュー。
「ごはん」
「味噌汁」
「煮物」
など・・・
翌日の朝食をきちんと食べられるように胃を休める意味もあり、あっさり目の和食などを中心としたメニューにします。
脂っこいものや揚げ物はタブーです。
このような感じになりますが、午前中はカロリーの代謝がいいのと栄養の吸収率が低いこともあり、前半で高カロリーのものをということです。
逆に午後になると、代謝が下がり、栄養の吸収が高くなることから、寝る前のラーメンがどれほど恐ろしいのかわかりますね。
ですから、同じものを朝食で食べるか、夕食で食べるかでも太りやすさが変わってくるのです。
カルシウムの吸収は夜のほうがいいそうなので、心配な人は安眠効果もあるホットミルクなどを練る前に飲むといいですよ。
栄養を吸収する時間帯がある?のまとめ
体内時計というのは、生きていくためだけじゃくあ、ダイエットにもとても重要な役割をになっています。
- 規則正しく生活し
- 朝食をきちんと食べる
- 寝る前には間食をしない
とりあえずこれらを守るだけでも痩せそうな気がしてきました。
1つ心配なのは、夕食をあっさりにしすぎると、寝る前の空腹で眠れなくなることです。
消化が良すぎるものというのも問題ですね。
どうしても眠れないときは、野菜スープなどヘルシーなものを少量食べる、程度にとどめましょう。