
「わたあめだけで本当に大丈夫なのかな」そんな小さな不安を胸に準備を進めている時って、ワクワクと心配が半分ずつ入り混じったような、不思議な気持ちになりますよね。
出店が初めてだった頃のわたしもまさに同じで、機材を揃えてザラメを計って袋を並べながら「これでちゃんと喜んでもらえるのかな」と何度も手を止めていました。
華やかでかわいいわたあめはイベントでも目立つ存在だけど、実際に出店してみると人の流れや天気に左右されやすかったり、タイミングが合わないと全然売れなかったりします。
あれだけ準備したのにお客さんが少ない時間が続くと気持ちが沈むこともありますよね。
でもそんな時に支えてくれたのが“プラス一品”の存在でした。
ポップコーンやチョコバナナのような、わたあめと相性のいいメニューを少しだけ取り入れるだけで売れ方がまるで違ってくるんです。
甘いものが苦手なお父さんがポップコーンを買ってくれたり、兄弟で違うものを選んでくれたり、セット価格でまとめて買われたりと、気付けばわたあめだけの時より売上も笑顔も増えていました。
この記事ではあなたが同じような不安を抱えた時に少しでも心が軽くなるように。
そして安全に楽しく出店できるように、わたあめと相性の良い“+αメニュー”の選び方や組み合わせのコツを実体験をまじえながら丁寧にお伝えしていきますね。
あなたの出店がもっと楽しくて温かい時間になりますようにという願いを込めて、ここから一緒に準備を進めていきましょう。
わたあめ+αメニューを組み合わせると「売上が安定する」理由
屋台での販売は、ただ商品を並べるだけではうまくいかないことが多いんですよね。
特にわたあめのような“見た目で惹きつけるタイプ”の商品は、購入されるまでのハードルが意外と高かったりもします。
「かわいい!」「写真撮りたい!」と思ってもらえても、「甘いのは1本で十分かも」とスルーされる場面も少なくありません。
そんな時こそ、もう一歩踏み込んだ“+αメニュー”があると、迷っていたお客さんの背中を自然と押してくれるんです。
ここでは、わたあめ単体での販売に加えて他の商品を組み合わせることが、どれだけ売上や満足度の面で支えになるかを、実体験も交えながらお話していきますね。
“甘いものは飽きられやすい”を補えるから
わたあめはふんわりしていて見た目も可愛く、子どもにとっては特別感のあるお菓子です。
でも実際のところ、ひと口ふた口食べると「もういいや」と感じることも少なくありません。
糖分が多いため、大人には重たく感じられやすく、子どもでも「お腹いっぱいになっちゃった」と残してしまうこともあるんですよね。
そんな時に役立つのが、口直しや変化を楽しめるサブメニュー。
ポップコーンのように塩気のあるものを用意しておくと、「あとで一緒に食べようね」とセットで買ってくれるケースがぐっと増えるんです。
単体だと限られがちな購買層を、組み合わせることで自然に広げていけるという点は、出店経験者が口をそろえて実感するポイントでもありますよ。
家族連れイベントでは「セット買い」が起こりやすいから
イベントやお祭りは、親子や兄弟で訪れる人が多いですよね。
そんな家族のお財布から「まとめてこれとこれ、あとこれもね」といくつかの商品が買われていく様子を見るたびに、単品販売だけではもったいないなと感じることがあります。
わたあめを1つ買ってもらえたら、「お兄ちゃんにはポップコーンがいいかもね」「これはパパ用に」と、自然と別の商品も一緒に手に取ってもらえるんです。
これはいわゆる“ついで買い”とはちょっと違って、「家族全員が楽しめる時間」に価値を感じてもらえるからこそ生まれるセット買いなんですよね。
買ってくれる人が大人であっても、実は子どもに選ばせている場面が多かったりします。
だからこそ、どの商品も見た目やワクワク感が大事になってくるんです。
商品バリエーションがあると「選ぶ楽しさ」が生まれるから
わたあめだけを並べたブースよりも、カラフルなポップコーンやチョコバナナが並ぶ屋台の方が、見るだけで心がウキウキしてきますよね。
「どれにしようかな」と目を輝かせながら迷ってくれるお客さんは、それだけでその場の滞在時間が長くなり、周囲の人の興味を引くきっかけにもなります。
選ぶという行動は、人の心を動かす大きな要素なんです。
子どもたちの「ねえ、あれもあるよ!こっちも可愛い!」という声は、大人の購買意欲をぐっと引き上げてくれる力があります。
複数の選択肢を用意しておくことで「せっかくだしもう一つ買おうか」という流れになりやすく、売上にも大きくつながっていくんですよ。
調理の複雑さが少なく、初心者でも取り入れやすいから
+αメニューと聞くと「準備が大変になりそう」「自分に扱えるか不安」と感じる人もいるかもしれません。
でも安心してください。
実際におすすめされる多くのメニューは、わたあめよりも簡単な手順で扱えるものばかりなんです。
たとえば袋入りのポップコーンは前日までに準備できるし、ジュースや駄菓子の販売は陳列するだけでOK。
調理の手間が少なく、温度や衛生面でのリスクも抑えやすいので、出店初心者にとってはとても心強い選択肢になります。
もちろん、取り扱う商品の種類が増えれば多少は段取りも必要になりますが、手軽に始められる範囲であれば負担にはなりません。
むしろ売上が安定することで気持ちにも余裕が生まれますよ。
商品数を増やすことで「売上の柱」を分散できるから
1つの商品にすべてをかけてしまうと、もしそれがうまく売れなかった時のダメージが大きくなってしまいます。
でも、わたあめ+αのように複数の商品を扱うことで「今日はわたあめが売れなくても、ポップコーンが伸びたから大丈夫」というように、リスクを分散できるようになるんです。
これは収入面だけでなく、気持ちの余裕という意味でもとても大きいです。
出店中は思った以上に体力も気力も消耗するので、「今日はこれが売れてくれてよかった」と思える柱が複数あると、ブースに立つ時間がずっと前向きになりますよ。
相性の良い+αメニューBEST5(原価・難易度・安全性で比較)
「何をプラスすればいいんだろう?」と迷ってしまうのは、出店を考え始めたばかりの頃に誰もが通る道です。
確かに、世の中には魅力的な屋台メニューがたくさんあるけれど、
「それが本当に自分に扱えるのか」
「準備や管理に無理がないのか」
「安全に提供できるのか」
まで考えると、急にハードルが上がって感じてしまいますよね。
でも大丈夫。
ここでは実際に売れていて、なおかつ初心者にも扱いやすい組み合わせメニューを
「原価の安さや難易度の低さ」
「安全性の観点」
から厳選して紹介していきます。
わたあめとの相性がよく、お客さんの「もう一つ欲しい」を自然に引き出してくれる“頼れるプラス1品”たちです。
①ポップコーン:低原価・回転率◎でわたあめと最強コンビ
イベントでの人気メニューの代表格ともいえるポップコーンは、わたあめとの相性が抜群です。
香ばしい香りと塩気のある味が、ふんわり甘いわたあめとちょうどいいバランスになってくれるんですよね。
ザラメ同様に原価がとても安く、まとめて仕込んで袋詰めしておけば当日は手間がほとんどかかりません。
しかも、作っている間に漂う香りがすでに“集客”の役割を果たしてくれるので、準備のしやすさと売上効果を両立できるまさに優等生的な存在です。
袋のデザインを可愛くするだけでも印象が変わるので、工夫のしがいもありますよ。
②チョコバナナ:見た目の強さで集客力が上がる
パッと目を引くチョコバナナは、イベントの華やかさを演出してくれる強い味方です。
バナナにチョコをかけてカラースプレーを振りかけるだけで、可愛くておしゃれな一本が完成します。
ただし、気温が高い季節はチョコが溶けやすいため、冷却環境のない屋台では注意が必要です。
事前に保冷ボックスを用意したり、涼しい時間帯に販売を集中させるなど、提供の工夫が必要になります。
とはいえ、手に持った瞬間に笑顔がこぼれるこのメニューは、写真映えにも優れていて、SNSでの拡散力も期待できるアイテムです。
③カラフルラムネ・駄菓子:待ち時間の“つなぎ商品”に最適
子どもが多いイベントでは、わたあめの行列に並びながら「なにか食べたい!」と言い出す子も多いんです。
そんなときにテーブルの端に並べておくだけで助けになるのが、ラムネや駄菓子のような小さなお菓子たちです。
原価がとても安く、ひとつひとつの売上単価は小さくても、数が出ることで十分な利益になります。
「おまけに1つ追加しようか」と大人も気軽に買いやすい価格帯なので、導入しやすさは抜群です。
特にレトロ感のあるパッケージや、カラフルな見た目のものは、商品棚の雰囲気を明るくしてくれるという点でもおすすめです。
④ジュース・かき氷:甘いものの後に売れやすい“口直し系”
わたあめを食べたあとは、自然と「のど乾いたね」という流れになりやすいんです。
そんな時に手に取ってもらえるのが、ジュースやかき氷などの冷たい飲食系。
夏場のイベントでは特に需要が高く、セット販売もしやすい組み合わせです。
市販のペットボトルや缶飲料なら準備も簡単で、冷やすだけなので初心者にも安心です。
かき氷は機材が必要になりますが、見た目のインパクトと涼しさでお客さんを引き寄せる力があるので、暑い季節には検討してもいいアイテムです。
衛生管理や温度の保持には気をつけて、安全な提供を心がけましょう。
⑤小さな玩具:原価が低く、子どもの「ついで買い」を誘発
「これ買ってもいい?」と子どもが目を輝かせて指さすのが、小さな光るおもちゃやリング、スーパーボールなどのプチ玩具です。
食べ物じゃない+αとして、思わぬ売上の柱になることもあります。
特に100円~200円で気軽に買える価格帯のアイテムは「ついで買い」に最適で、「お菓子と一緒にこのオマケもね」と言ってもらえることが多いんです。
食品と一緒に販売する際は、衛生面やレジまわりの導線を分けるようにするなど、ちょっとした工夫で混乱を防ぐことができますよ。
【実例】わたあめ+αで売上が1.5~2倍になった“鉄板セット”
「思いきってもう1品加えてみたら、売上がガラッと変わった」そんな声を何度も聞いてきましたし、わたし自身もその“変化”を体感した1人です。
イベント出店って、事前にどれだけ考えていても、本番になると想像していなかった動きが起こったり、お客さんの流れが読めなかったりするものなんですよね。
そんな中で頼りになるのが、安定して売れる組み合わせメニュー。
ここでは実際に「これは鉄板!」と言われているセットを、リアルな販売現場での視点からご紹介していきますね。
わたあめ+ポップコーン:味のバランスが良く、家族で買われやすい
この組み合わせはとにかくバランスが良くて、甘い・しょっぱい・楽しい、が全部そろうんです。
わたあめでテンションが上がった子どもに、親が「じゃあポップコーンも一緒にどう?」と声をかける場面をよく見かけました。
特に家族連れの場合、「じゃあセットにしておこうか」と自然にまとめ買いになりやすくて、単品販売よりも単価が一気に上がります。
わたあめが200円、ポップコーンが200円で、セットだと350円というような価格設定にするだけで、お得感を感じてもらえて売れ行きが倍増しました。
準備もラクで、売る側にとっても扱いやすいので、本当におすすめの組み合わせです。
わたあめ+チョコバナナ:写真映えでSNS流入が増える
見た目がかわいくて、手に持つだけでワクワクするチョコバナナは、写真を撮りたくなる力がとても強い商品です。
特にティーン世代やママさん世代の「SNSに載せたい」欲をくすぐるので、わたあめとの並びにしておくだけで撮影率がグンと上がります。
「インスタに載せてもらって、そこからお客さんが来てくれた」という嬉しい体験もありました。
もちろん、気温の高い日にはチョコの溶けにくい工夫が必要ですが、冷却ボックスの中で冷やしておくなどの対応で、十分カバーできます。
見た目の派手さとイベント感の演出では、この組み合わせが一番だと思います。
わたあめ+ジュース:回転率が上がり、売上の底上げになる
「わたあめ食べたら、のど乾いちゃった」そんな一言が、次の売上につながる瞬間を何度も目にしました。
特に夏場のイベントでは、甘いもののあとに冷たい飲み物が飲みたくなるのは自然な流れなんですよね。
わたあめの横にキンキンに冷えたジュースを並べておくだけで、ついで買いがどんどん発生しました。
市販のペットボトル飲料を扱えば準備の手間もなく、在庫の管理もしやすいので、初心者にも安心です。
わたしが出店したときには、子ども向けのラムネ系と、親向けのウーロン茶や炭酸をセットにしておくことで、年齢問わず満足してもらえました。
単品で出すよりも、流れで買ってもらえる感覚が強く、最終的な売上の底上げにつながった印象が残っています。
組み合わせメニューを成功させるための3つのコツ
ただ「+αの商品を増やしました!」というだけでは、なかなか思うような結果にはつながらないこともあるんですよね。
せっかく頑張って準備しても、思ったより売れなかったり、忙しい時間に手が回らなかったりして、「あれ?逆に大変になっちゃった…」と落ち込んでしまうことも。
わたし自身も、実際に出店してみて「これは事前に知っておきたかった!」と思ったポイントがいくつもありました。
ここではそんな体験をもとにして、初心者でも無理なく実践できて、ちゃんと売上アップにつながる“組み合わせメニューのコツ”を3つに絞ってお伝えしますね。
1.“ついで買いしやすい価格帯”に調整すること
「せっかくならもう1品」と思ってもらえるかどうかは、価格設定の工夫にかかっているといっても過言ではありません。
たとえば、わたあめ200円とポップコーン200円を、それぞれ別々に売るよりも「2つで350円」のようにセット割をつけるだけで、ぐんと手に取りやすくなるんです。
人は“お得感”に弱いので、たとえ数十円でも「セットでちょっと安くなるなら…」と、まとめ買いしてくれる可能性が高まります。
また、500円ワンコインで買えるように調整すると、お祭りで財布を開くことに抵抗がある人でも、気軽に購入してくれる傾向があります。
迷わせない価格帯にしておくことが、スムーズな販売にはとても大切なんですよ。
2.屋台の動線を工夫して「買いやすさ」をつくること
どんなに商品が魅力的でも、お客さんから見えづらかったり、取りにくかったりすると、そのままスルーされてしまうことがあります。
だからこそ、屋台のレイアウトや商品の配置にはちょっとした工夫が必要です。
たとえば、香りが強いポップコーン機は入口近くに置くと“引き寄せ効果”が抜群です。
チョコバナナは色と高さで目立たせるために、お客さんの目線より少し高めにディスプレイするのが効果的です。
また、セット販売の商品はまとめて一カ所に並べて、「セットはこちら」などの手書きPOPを付けておくだけでも、お客さんの足が止まりやすくなります。
見せ方ひとつで売上が変わること、想像以上に多いんですよ。
3.アレルギー表示・衛生管理をしっかりして信頼を得ること
お祭りやイベントでは、子どもや家族連れのお客さんが多いので、安心して買ってもらえる工夫もとても大切になります。
特にチョコレートやナッツ、乳製品などを使った商品は、アレルギーを持っている方への配慮が欠かせません。
商品の横にアレルゲンを明記したり、スタッフがすぐに答えられるようにしておくと、お客さんの不安を和らげることができます。
また、使い捨て手袋をこまめに交換したり、簡易の手洗い場を設けておいたりすることも、衛生面での信頼につながります。
「あの屋台は安心できる」と思ってもらえると、自然とリピーターにもつながっていくんです。
清潔感と丁寧さは、売上以上に大切な“信頼”を育ててくれるんですよ。
出店初心者におすすめの簡単+αメニュー(準備がラクなものだけ)
「せっかく出店するなら、もう一品増やしてみたいけど準備が大変そう…」そんな声をたくさん聞いてきました。
実際、わたしも最初はそう思っていたんです。
けれど、やってみてわかったのは「簡単なものでも十分売れる」という事実でした。
むしろ、手間をかけすぎずに回せるメニューのほうが、忙しい当日には心の余裕にもつながって、全体的な雰囲気まで良くなっていくんですよね。
ここでは、「調理不要」「管理しやすい」「誰でも扱いやすい」という3拍子そろった+αメニューをご紹介します。
出店経験ゼロでも安心して取り入れられるラインナップなので、最初の一歩にぜひ取り入れてみてくださいね。
袋入りポップコーン
あらかじめ作って袋に詰めておけるポップコーンは、当日の動きに余裕を持たせてくれる優秀アイテムです。
会場で機械を使って作るスタイルも魅力的だけど、最初は無理せず前日までに準備しておく方法が断然おすすめです。
保存袋のデザインを少し工夫するだけで見た目にも華やかになって、手に取りやすさがぐんと上がりますよ。
売るタイミングや配置を調整しやすいので、出店が初めてでも扱いやすいメニューとして人気です。
市販ジュース(凍らせて冷たいドリンクに)
ペットボトルや紙パックのジュースを前日に冷凍しておくだけで、暑い日の売れ筋商品が完成します。
当日までに凍らせてクーラーボックスに入れておけば、氷代わりにもなりつつ、溶けてきた頃にちょうど飲みごろに。
わたしはこの方法で何度も「ちょうど冷たくておいしかった!」と喜ばれました。
余っても持ち帰れるし、廃棄ロスも少ないので初心者にはありがたい存在ですよね。
ドリンク系は「ついで買い」されやすいので、セット販売との相性もばっちりです。
駄菓子のまとめ売り(子どもが喜ぶ)
ひとつひとつは小さくても、組み合わせて袋詰めすれば“宝袋”のような楽しさがある駄菓子セット。
わたあめと並べるだけで「こっちも欲しい!」と子どもが手を伸ばしてくれます。
予算に合わせて50円セット、100円セットなど作っておけば選びやすく、子どもがお小遣いで買える価格帯としてもピッタリです。
種類や色のバランスを工夫すると、見た目の楽しさも増して、屋台全体がパッと明るくなりますよ。
作り置きも可能なので、準備に追われがちな当日もスムーズに販売できます。
逆に「初心者は避けたほうがいい」+αメニュー
イベント出店では、「これもやってみたい」「あの商品も映えるかも」と、どうしても気持ちが前のめりになってしまうことがありますよね。
もちろんチャレンジ精神は大切なんですが、初めての出店でいきなり高リスクな商品に手を出してしまうと、準備段階から当日までずっとバタバタしてしまって、本来の楽しさを感じられないまま終わってしまうこともあります。
わたし自身も「これもいけるかも!」と勢いで準備して、大変な目にあった経験があります。
ここではそんな失敗を少しでも減らすために、初心者のうちは無理して取り入れないほうが安心な+αメニューについて、理由も含めて丁寧にお伝えしていきますね。
温度管理が必要なチョコ系(炎天下は危険)
チョコレートを使った商品は見た目も華やかで魅力的ですが、夏場の屋外ではとにかく溶けやすいという問題があります。
特にチョコバナナのように常温で販売するものは、日差しが強い日だとすぐに表面がテカテカに溶けてしまい、見た目が崩れるだけでなく衛生面でも心配になります。
冷却設備がしっかり整っていれば対応できますが、初心者のうちはそこまで準備が追いつかないことも多いので、無理して挑戦するのは避けたほうが安心です。
どうしても扱いたい場合は、日陰での販売や時間帯を限定するなど、安全面への配慮を最優先に考えてみてくださいね。
油を使う揚げ物(危険+許可が必要になることも)
フライドポテトや唐揚げなどの揚げ物はイベントで人気ですが、油を使う調理は火気の扱いに関するルールが厳しい場所が多く、事前に保健所や主催者の許可が必要になるケースがあります。
また、高温の油は火傷や火災のリスクもあるため、安全に調理するためには十分な知識と機材の準備が欠かせません。
さらに後片付けも大変で、使用後の油の処理や機材の清掃まで含めると、時間も手間もかかってしまいます。
出店に慣れていないうちは、扱いやすい商品に集中して、こうしたリスクの高い調理メニューは避けておくのが無難ですよ。
冷蔵や冷凍が必要な商品(管理が難しい)
一見シンプルそうに見えるゼリーやアイスなどの冷たい商品も、実は温度管理や保存環境の確保が難しく、出店初心者には扱いが難しいジャンルです。
クーラーボックスだけでは持ちが悪かったり、途中で溶けてしまって商品価値が落ちてしまうこともあります。
また、冷蔵・冷凍が必要な商品は、提供までのスピードや衛生面への配慮も求められるため、慣れていないと販売中にトラブルが起きやすくなってしまいます。
商品によっては提供中に冷たさをキープできなければ、お客さんからの満足度も下がってしまいます。
なので、はじめのうちは常温で扱える商品を選んで、慣れてきてから少しずつステップアップしていくのがおすすめです。
【当日の動き】わたあめ+αを効率よく回すオペレーション
イベント当日って、本当にあっという間に時間が過ぎていくんですよね。
わたしも最初の出店では「開店前にバタバタ」「ピーク時にテンパって」「片付けの頃にはクタクタ」という三重苦を経験しました。
でも何度かやっていくうちに、「準備の順番」「人の流れ」「商品の配置」をちょっと工夫するだけで、驚くほどスムーズに回せるようになったんです。
ここでは、わたあめと+αメニューを無理なく効率よく提供するために、当日をどう動けばいいのか、実際に効果があったポイントをまとめてお伝えしていきますね。
セット販売用の袋と台を最初に準備しておく
販売中に一番焦るのが「袋どこ?」「これどこ置く?」というバタバタなんですよね。
とくにわたあめと一緒に売るポップコーンやジュースなどは、セット販売する予定があるなら、あらかじめ専用の袋にまとめて詰めておくか、横にすぐ手が届く形で置いておくと安心です。
「Aセット」「Bセット」みたいに種類ごとに袋分けしておくと、お客さんを待たせずに渡せるし、自分の焦りも減らせます。
販売中は想像以上に手がふさがるので、「前もって袋詰めしておくこと」これだけでも全体の流れが格段にスムーズになりますよ。
ピークタイム前に“作り置きできるもの”を準備する
イベントの開始直後や昼食どき、お祭りの終盤など、人が集中する時間帯は必ずやってきます。
そんなときに一品ずつ袋詰めしたり、焦って在庫を出したりしていると、どうしてもロスが生まれてしまうんです。
だからこそ、ポップコーンや駄菓子など、保存できるものは事前に多めに作っておき、クーラーボックスや棚に整理しておくのがポイントです。
見た目も整えておけば、慌てることなくスムーズに提供できて、次のお客さんにもすぐ対応できます。
余ったら持ち帰れるものを選んでおけば、無駄になる心配も少なくて安心ですよ。
家族や友人と出店する場合の役割分担
1人で全部をこなすのは、想像以上に大変です。
特にわたあめ機を操作しながら、お金を受け取って、袋詰めして、お釣りを出して…っていうのは、慣れていてもてんやわんやになりがち。
だからこそ、家族や友人と一緒に出店する場合には、最初から役割をしっかり決めておくのがおすすめです。
「声かけ担当」「製造担当」「お金担当」と分けておくだけで、トラブルが減るだけでなく、ブース全体が明るく回っていきます。
笑顔で対応できる余裕が生まれると、売上も自然とついてきますよ。
「人を頼っていいんだな」と思えることも、楽しい出店の大切な学びになります。
まとめ:わたあめ+αは初心者こそ取り入れたい“売上を守る戦略”
「わたあめ屋をやってみたい」と思ったあの日のワクワクは、何度出店しても色あせることがありませんでした。
でも実際には、そのワクワクの裏側に「本当に売れるかな」「準備大丈夫かな」「失敗しないかな」って、いろんな不安がずっとつきまとっていたんですよね。
だからこそ今回の記事では、わたあめにもうひと工夫加えることで、売上も気持ちもぐっと安定していく“+α戦略”についてお伝えしてきました。
もちろん、最初から完璧を目指す必要なんてなくて、できることから少しずつチャレンジしていけば大丈夫です。
ポップコーンを袋に詰めておくだけでもいいし、駄菓子をちょっと並べておくだけでも立派な+αなんです。
そこにあなたらしさや、ちょっとした気遣いが加わるだけで、屋台の空気がふんわりやさしくなるんですよね。
そしてそのやさしさは、お客さんの笑顔や「ありがとう」の言葉となって、ちゃんと自分に返ってきてくれるんです。
売上って、ただお金の数字だけじゃなくて、自分が「やってよかった」と思える手応えのことでもあると思うんです。
だからこそ、売上を守るというのは、あなたの気持ちを守ることでもあるんだと思います。
どうか今日のこの内容が、これから出店を考えているあなたの背中を、そっとでも押せていますように。
自分を信じて、楽しい一歩を踏み出してみてくださいね。
あなたの屋台が、笑顔と優しさであふれる場所になりますように。

