芋掘りのときの保育園からのおたよりの書き方!配慮すべきポイントは?

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芋掘りの醍醐味は、なんといっても

「園外に出て土の感触を感じながら友達とお芋を掘ることを楽しむところ」

にあります。

悲しいことに、現代は花などの植物や昆虫に子供が簡単に触れる場所が減っています。

子供たちが自然に触れることは多くの発見に繋がりますし、5歳児にもなれば食育へも発展させられます。

行事の中の一つである芋掘りは、子供の成長に大きな実りを与えることができる他では経験できない素敵な行事だと思っています。

子供たちも保育者も充実した1日となるよう、芋掘りの行事を深掘りしていきます。

芋掘り遠足で保育園はどんなことに配慮すべき?項目で紹介!

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園外保育である芋掘りは、園内とは違う場所なので子供たちの心も緩みやすくケガが起こりやすくなります。

点呼や環境設定に気をつける他にも、

  • 保育内容を膨らませることのできる導入方法
  • 収穫後の保育内容
についても併せてご紹介していきます。

事前準備においての配慮事項

必ず芋掘りをする場所の下見をすることと、持ち物の二重チェックをしましょう。

芋掘りの事前準備での配慮事項①場所の下見

芋掘りをする実際の畑の様子を事前に知っておくと、保育者の援助の立ち位置を明確にできますよね。

なので、園児がぶつかって怪我をする心配も少なくなります。

園外保育に行くと、トイレに行きたくなる園児がいつもより増えたり、交通安全の確保や幼い年齢ほど迷子の心配も出てきます。

芋掘りの事前準備での配慮事項②持ち物のチェック

また、持ち物や服装についても普段の園外保育の時の持ち物の他にプラスする必要が出てくると思います。

  • 長靴
  • スモック
  • 軍手
など園児・保育者共に用意しておくと良いですよ。

また、

  • 掘った芋を入れるコンテナ
  • 子供たちの手を一気に洗えるようバケツを数個
も、用意していくと、帰り際スムーズに園に戻る準備ができるのでおすすめです。

芋掘り遠足の現場での注意事項

では、次に、芋掘りの現場での注意事項を紹介したいきますね。

芋掘り遠足の現場での注意事項①持ち物を再度確認する

前述したように、持ち物は出発当日に再度確認をしましょう。

意外と芋掘り用の持ち物は用意していたのに、普段の園外保育での持ち物に漏れがあることの方が多いです。

私も前日に確認したはずなのに、救急医療セットを入れ忘れていてヒヤッとした経験があります。

芋掘り遠足の現場での注意事項②怪我のないように配慮する

畑に着いたらなんと言っても子供たちの怪我のないよう環境設定に配慮する必要が出てきます。

芋を掘るときには子供たちがみんな下を向きますよね。

なので、普段よりも視界の幅が狭まり気づかないうちに友達が近くにいて頭同士をぶつけることは多いです。

他に私がよく経験したのは、芋を一生懸命掘るあまり、気づいたら友達の足を踏みながら踏ん張っていたということですね!

でも長靴を履いていると相手の子も痛くないようで、お互いあっけらかんとして仲直りしています。

また、園庭の砂とは違って子供ではぬかるみやすく歩きにくい畑の場合もあります。

現場に行く前に子供たちへのお約束として「畑では走らないこと」を伝えるといいと思います。

芋掘り遠足の現場での注意事項③保育者も芋掘りを思い切り楽しむ

最後に絶対に忘れてはいけないのは、保育者も子供たちと一緒になって芋掘りを思い切り楽しむことです。

先生が泥がついても平気で掘ることに夢中になっている姿は、子供たちの目に焼きつき意欲を引き立たせます。

私のクラスの子は「取れたけど、小さかったな。」とガッカリする子もいました。

ですが、「ちび芋ちゃんでかわいいね!」「細いけど誰よりも背の高いお芋が惚れたね!」などと伝えると表情が明るく変わる子のほうが多かったです。

どんなお芋が取れても一緒に喜びながら、子供たちと楽しむことを心掛けて欲しいと思います!


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芋掘りをすることのねらいは?保育園の年齢別にしておきたいこと

芋掘りねらいは、園外に出て土の感触を感じながら友達とお芋を掘ることを楽しむことです。

自然に触れる機会の少ない子どもたちにとって、土の匂いを感じたり触ることは大きな刺激に変わります。

未満児の子供は、自然に親しみながらお芋そのものの感触を楽しむことがねらいとなるでしょう。

3~5歳児はそれぞれの年齢によって、ねらいも少々変わってきます。

ねらいをお伝えした上で、芋掘り後のおすすめの保育内容についてご紹介をしたいと思います。

3~5歳児の芋掘りのねらい

年齢ごとに適したねらいをいくつかご紹介します。

どれも共通して子供達の自然への親しみが膨らむような内容が入ると、芋掘りにぴったりのねらいになると思います。

ぜひ参考にしてみてください!

芋掘りのねらい【3歳児】

  • 土やお芋に触れて感触を楽しむ。
  • 芋を掘る経験を通して、自然に触れる楽しさを知る。

芋掘りのねらい【4歳児】

  • 自然に親しみを持ちながら、土や芋に進んで触れようとする。
  • 友達と一緒に芋を掘ることを楽しむ。

芋掘りのねらい【5歳児】

  • 友達と協力しながら、芋掘りを楽しむ。
  • 収穫したことを友達と一緒に喜び、さつまいも料理など食への関心を持つ。

芋掘り後におすすめの保育内容とは?

こちらも年齢別に、芋掘りの延長で楽しむことのできる保育内容をご紹介していきます。

どれも実際に私が行ってみて子供達の反応が良かったものなので、保育に生かしていただけたら嬉しいです!

芋掘り後におすすめの保育内容【3歳児】お芋掘りごっこ

導入として「おおきなおおきなおいも」の絵本を読みましたが、子供達は集中して見ていました。

折り紙でたくさんお芋を作り、包み紙を敷いて土に見立ててその上に置きごっこ遊びに展開しました。

3歳児の秋頃は折り紙に触れ始めるのにも良い時期になるので、両方の経験が一つの遊びでできます!

この時は芋掘りの後にお昼を食べるという設定で、おにぎりも折り紙で作りました。

芋掘り後におすすめの保育内容【4歳児】お芋釣りレース

子供達にあらかじめ描いてもらったお芋を、保育者が切って磁石を貼りそれを釣ってから友達にバトンタッチをするレースゲームです。

作り方は魚釣りゲームと同じ要領で行いました。

この時に担任した子どもたちはとても元気いっぱいでアクティブ揃いだったことと、協力意識が少しづつ芽生えてきていたので、ゲーム対抗にしました。

芋掘り後におすすめの保育内容【5歳児】園庭で焼き芋パーティー

その名の通り、園長などの職員に協力を仰いで実際に焼き芋をして園庭で食べました。

食べたことはあっても、実際に焼き芋を経験したことのない子どもたちが多かったので、こちらは保護者の方からも好評でした。

食育に繋げられるのは、5歳児ならではだと思います。

火を扱うので安全に配慮できる環境を整えてから、子どもたちと楽しんでほしいと思います。

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芋掘りで保育園からのおたよりの書き方のまとめ

芋掘りは子どもたちが自然に触れながら友達や保育者と楽しむことのできる、とても素敵な園外保育だと思っています。

芋掘りの経験から自然や野菜に興味を持つようになる子供も多いので、良い影響がたくさんなのです。

事前準備をしっかりと行い安全に配慮した上で、子供達と思い切り楽しんできてくださいね!