鈴虫を飼っていると、いつの間にか卵を産んで繁殖することがありますよね。
しかし、鈴虫の幼虫は成虫のカゴで一緒に育てていいものなのか、餌は何をあげればいいのか悩んでしまいませんか?
せっかく生まれた命、成虫になるまで大切に育ててあげるのが飼い主の責任だと思います。
なので、鈴虫の幼虫のことについても、しっかりと「正しい知識」を知ってあげて、責任をもって育ててあげましょうね。
まず鈴虫の卵がかえったら、成虫とは別のカゴに入れてあげましょう。
このとき幼虫は魚用の水槽ではなく、昆虫用の飼育カゴに入れて育てるのが正解です。
ケースの中を複雑な地形にして、幼虫が隠れられるような環境をつくる必要があります。
なので鈴虫専用の土マットをひいて、割れた茶碗などを置きましょう。
なぜ地形を複雑にする必要があるのかと言うと、恐ろしいことに「幼虫同士で共食い」が始まるのです。
平らな状態で置いておくと、朝10匹いたのが、夜帰ってきたら6匹に減っていたなんて事になりかねません。
更に鈴虫は脱皮するのに、足場が必要になります。
なので、画用紙を3~4cm幅に蛇腹状に折って入れておくと、うまく脱皮してくれますよ!
鈴虫の幼虫に適した餌って成虫と同じでいいの?その疑問を解決?
鈴虫の幼虫に与えるのは、成虫に与えるエサと同じでOKです。
- 市販の鈴虫のエサ
- 鰹節(かつおぶし)
- 煮干し
- キャベツ
- きゅうり
この時に注意したいのが、必ずタンパク質を含んだエサをあげる事です。
なぜならば、タンパク質が足りないと、タンパク質を求めて共食いが始まってしまうからです(><)
エサをあげる時のやり方を確認しておこう!
幼虫は生まれて3日後から、エサを食べ始めます。
ただしエサを食べる量はごく僅かで、一貫エサが減っていないように見えますが、しっかり食べています。
なので見た目は減っていなくても、エサを毎日取り替えて、新鮮なエサを食べさせるようにしてくださいね。
また、エサをあげるときには爪楊枝(つまようじ)にさしたり、石の上に置いたりして、カゴ内にカビを生えさせない工夫が必要です。
カビが生えると幼虫が死んでしまう恐れがありますので、カビには充分注意してくださいね。
鈴虫の幼虫の飼い方で失敗しない!おさえておくべき3つのポイント
鈴虫の幼虫を育てるには、いくつかの注意点があります。
しっかり注意点を確認して、幼虫から成虫まで頑張って育ててみましょう!
土に水をあげる時はコップでどばっとあげるのではなく、霧吹きで軽く湿らせる程度にしておくのが正解ですね。
また、水をあげる頻度は毎日ではなくても大丈夫です。
土が乾いたら霧吹きで湿らすようにしましょう。
家の中にアリが侵入してきたら、すぐに駆除して鈴虫を守ってあげてくださいね!
また、生まれて間もない鈴虫は、カゴの隙間から脱走してしまうことがあります。
ガーゼのハンカチなどをカゴにかぶせ、その上から蓋をかぶせると脱走防止になります。
死骸は良質なタンパク源として、残った幼虫が食べる為、そのまま放っておいてください。
ただ、成長が進み大きくなった幼虫の死骸は、そのまま放っておくとカビやダニの原因になります。
ある程度時間が経過した死骸は回収し、カゴ内の衛星を守るようにしてくださいね。
鈴虫の幼虫を飼育するポイントまとめ
鈴虫の幼虫の育てかたは、色々気を使うことが多いです。
共食いをしないように餌や環境に気をつけなくてはならかったり、カゴの中の衛生を保つ必要があります。
ただ、幼虫から成虫になった時は、「ここまで頑張った」と、とてつもない達成感を味わうことが出来るでしょう。
更に命の尊さにも触れ、学ぶことも多いと思います。
鈴虫の幼虫の飼育は大変ですが、頑張って成虫になるまで育ててあげてくださいね!