金魚が卵を産んだら孵化させるために必要な準備には何がある?

金魚は繁殖力の強い魚ですので、オスとメスのつがいで飼っていれば、卵を産むことはよくあります。

しかし、大事なのは卵を産んだ後の処置です。

金魚の卵をそのまま放っておくと、うまく孵化しないこともあります!

そこで今回は

「金魚の卵の見分け方や注意点」
「卵が孵化するまでに気をつけたいポイント」

について、詳しく見ていきたいと思います!

せっかくの金魚の卵 も逃さないための見分け方のコツは?

金魚が卵を産んでいることを確認したら、それが無精卵なのか有精卵なのかを確かめる必要があります。

有精卵の場合は、産卵から2?3日で卵に黒い点が現れます。

色は初めは透明ですが、徐々にオレンジがかっていくのが特徴です。

一方無精卵の場合は、産卵から1?2日後には白く濁り、表面にモヤモヤとしたカビが生えてきます。

どちらかを確かめたらすぐにスポイトで卵を吸い取り、金魚と隔離します。

有精卵であっても無精卵であっても、そのまま同じ水槽に入れておくと、金魚が卵を食べてしまうからです。

金魚の卵のケアだけじゃない! 親魚のアフターケアを忘れずに

金魚の卵を取り出して隔離した後は、親の金魚のケアも必要です。

まずは早急に、水槽の水換えを行います。

金魚が卵を産んだ後の水は、オスの精子で白く濁ります。

そのまま放っておくと水質が悪くなり、親の金魚たちの体調が悪くなってしまうからです。

更に水槽の水換えをするついでに、金魚のオスとメスを別の水槽に分けてあげましょう。

メスは交尾の際にオスに追いかけ回され、疲れがたまっている状態です。

そんな状態で他のオスに追いかけ回されると、最悪の場合、金魚の命に関わる事態になってしまいます。

母金魚の命を守るためにも、繁殖期が終わるまでは別々の水槽で飼育しましょう。


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金魚の卵の育て方!どれくらいの期間で孵化するの?

金魚の卵は孵化するのが大変早く、早くて3日で遅くて5日かかります。

ですので、その間にぼーっと過ごしていると、後から必要な道具がなくて困ってしまう事態になりかねません!

金魚の卵を育てるには、以下の道具を揃える必要があります。

金魚の卵を育てるための道具(1)卵飼育用の容器

卵や稚魚を育てるならば、100円ショップで売られているようなプラスチックの虫かごでOKです。

体が大きくなってきた頃合いで、水槽に移してあげましょう。

金魚の卵を育てるための道具(2)スポイト

卵を隔離したり、餌をあげたりするときに大変重宝します。

出来れば、中が見える透明なタイプを用意しましょう。

こちらも100円ショップで手に入りますので、飼育用の容器と合わせて用意するといいですね。

金魚の卵を育てるための道具(3)ヒーターと温度計

金魚の卵や稚魚は寒さに大変弱く、常に水温を25℃ほどに保つ必要があります。

夏場なら水温は問題ありませんが、秋から冬にかけての卵は寒さで弱りやすいため、ヒーターと温度計は必須です。

金魚の卵を育てるための道具(4)ブラインシュリンプ

金魚の稚魚は普通の餌を食べられないので、稚魚専用の餌であるブラインシュリンプも用意しておきましょう。

ブラインシュリンプは、ホームセンターやペットショップで手に入ります。

金魚の卵を育てるための道具(5)金魚のための環境作り

道具を用意し終わったら、次は環境づくりです。

まずは水温を25℃前後に保ち、卵を寒さから守ります。

さらに水草を入れ、水の中に十分な酸素を行き渡らせてあげましょう。

注意したいのが、日の光を感じられる場所に飼育箱を置くことです。

直射日光を浴びせる必要はないのですが、朝や昼は明るく夜は暗くなる環境下にないと、卵がうまく育たない可能性がありますよ。

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金魚が産卵した!のまとめ

金魚が卵を産んだら、早急に親魚と別の水槽や容器に移す必要があります。

有精卵・無精卵に関わらず卵を放置しておくと、親魚が卵を食べてしまうからです。

有精卵であることを確認したら、すぐに飼育に必要な道具を揃えましょう。

卵から孵化するのは、早くて3日遅くて5日ほどです。

また、卵を産んだメスの金魚は、別の水槽に入れましょう。

交尾の際に追いかけ回され、大変疲れている状態だからです。

金魚は繁殖力が強いため、いつの間にか産卵していたという事はよくあります。

その時慌てないためにも、普段から用意を怠らないようにしたいですね。