夏の風物詩と言えば「金魚」ですよね。
夏祭りの金魚すくいなどでとったものだとまだまだ小さい金魚ですが、飼うとなると何かと必要なものがあります。
「水槽」
「エアポンプ」
「エサ」
「酸素タブレット」
そういえば、砂利も入れなくてはいけませんね。
でも水槽の中に砂利があると、なんだか掃除のとき面倒そうですよね。
「夏祭りの金魚すくいでは砂利は入っていないし、砂利なんて本当に必要?」そう思ってしまう人もいるでしょう。
そこで今回は、水槽の中に入れる砂利を入れる理由について、詳しくご紹介していきたいと思います。
この記事を読んだ後、あなたははたして金魚の水槽に砂利を入れるのでしょうか…?
金魚の水槽に砂利はどうして必要なの?砂利のあるメリットは?
ではさっそく、金魚を飼育する水槽に、砂利が必要な理由をみていきましょう。
砂利は飾りだと思いますか?
いいえ!飾りではなく、金魚を飼育するのに必要なものなのです。
その理由は「水中のバクテリア」と大きく関係しています。
金魚を飼育する水槽の中には、自然にバクテリアが発生していきます。
そして、実はこのバクテリアが、水槽の中の水をきれいにしてくれるんです。
そして水槽の中に砂利があることで、バクテリアが付着する面積が増えますね。
そうすると、バクテリアが自然と増加し安い環境になってくれるんです。
バクテリアが増加すると、その分「浄化能力がアップ」する、ということなんですね。
(1)バクテリアが水槽の中にいるとどうなるの?
水中には、金魚の尿やフンなどが漂っています。
これらには「アンモニア」という物質が含まれています。
アンモニアの漂っている水の中は、金魚にとって悪環境です。
そんな環境の中では、金魚が病気になってしまったり、弱ってしまいます。
そんなアンモニアをバクテリアが、毒性のない物質へと変化させてくれるんですね。
そのため、バクテリアは「金魚の水槽に不可欠」なんです。
つまりは、「バクテリアが増加しやすいように、金魚の水槽に砂利を入れる」ということですね。
金魚用の砂利は、100円ショップでも手に入るのでオススメですよ。
金魚の水槽に入れる砂利の量ってやっぱり多い方がいい?
水槽に入れる砂利の量は、少なめでOKです。
水槽の底から1センチ未満くらいの量で、全く問題ありません。
私は以前、両手に乗るくらいの金魚鉢で、金魚を長年飼っていました。
そのときも、砂利は1センチ未満でしたよ。
逆に砂利が多すぎると、水槽内が低酸素状態になってしまい逆効果だったりもしてしまいます。
なので、「砂利が多ければいい」というわけではないんですね。
ちなみに砂利はを洗うときは、水槽の水で洗うようにしましょう。
カルキ抜きされていない水道水で洗うと、砂利の質が変わってしまいますので要注意です。
せっかく水槽の中になじんだ砂利が、元に戻ってしまうので気を付けましょう。
金魚の水槽に砂利なしって無謀?
水槽の砂利は必要不可欠です。
金魚のためにも、バクテリアが水槽内で住みやすい環境を作らなければなりません。
たしかに水槽を洗うときには、砂利がない方が手間は省けます。
でもその手間を惜しんで砂利を入れないのは、私は反対です。
その結果、大事な金魚を弱らせてしまいかねませんから。
水中に漂っているアンモニアは、私たちの目では直接確認することができません。
そのため、水槽の掃除をするたびに「この砂利って本当に必要なの?」と思われるかもしれません。
でも金魚のことを思うのであれば、絶対に砂利は入れてあげてくださいね。
また、「砂利のスキマに汚れがたまってしまうから、砂利は入れたくないなぁ」と思う人がいるかもしれません。
でも実は、砂利のスキマに汚れがたまるのは、掃除の回数が少ないからです。
これは、汚れがたまらないうちに掃除をしたら問題ありませんね。
食べ残しがたまってしまうようであれば、そもそもエサの量が多いことが原因です。
金魚は3日くらいは断食しても死なないくらい、強いんです。
なので、食べ残すくらいであれば、ちょっと少なめにしてあげましょう。
(1)金魚が砂利を食べた?心配だから砂利は入れたくない
金魚を観察していると、金魚が砂利を食べてしまうときがあります。
目撃したらびっくりしてしまいますね。
金魚が砂利を食べてしまうのは、もしかしたらお腹が空いているのかもしれません。
そんなときは、少しエサをあげて様子を見てください。
また、もし口に砂利を含んでしまっても、「食べ物じゃない!」って金魚も気づきます。
口から吐き出すか、最悪取り込んでしまっても排泄されるので、安心してくださいね。
もしそれでも、金魚が砂利をよく食べているようなら、角のない砂利を入れてあげましょう。
角がある砂利だと、口を傷つけてしまう可能性があるからです。
金魚の飼育するとき水槽に砂利って必要?のまとめ
金魚の水槽の中で、砂利はとっても大事な働きをしています。
水質をきれいに保って金魚が快適な環境で過ごすためにも、必ず入れてあげてくださいね。
そして、砂利の量が多すぎるのは禁物です。
底から1センチ未満の量にしておきましょうね。