12月に入ると「そろそろ年賀状を準備しなくちゃなぁ…」と重い腰を上げて用意を始める方も多いのですよね。
私自身もなんとなく毎年の習慣で年賀状作りをしてしまっています。
しかし、昨年の年賀状を見返してみると「もう送らなくてもいいかなあ」「もう送ってくれなくてもいいんだけどなあ」と思う友人もちらほら。
こちらからは送っていないのに相手からは毎年年賀状が送られ続けている場合は申し訳なさを感じます。
また頻繁(ひんぱん)に連絡を取り合う仲の良い友人の場合。
そもそも、お互いにわざわざ年賀状のやり取りをして近況報告をする必要があるのかな?と疑問に感じることもあります。
相手との関係が疎遠であろうが親密であろうが、年賀状をお断りする際は礼節を持って対応したいものです。
そこで今回は友人に嫌な気持ちをさせずに「年賀状をやめたい」と伝える方法についてご紹介していきます。
年賀状をやめたいと友人に伝えるときの文例集!
年賀状をもう出さないと友人に伝える時、当然ですが相手を不快にさせないような文章で伝えたいものです。
ただ「友人」と一言でいっても関係性は様々なだけに難しいところ。
ここでは年賀状をやめたいと友人に伝える時に適切な文例をいくつか見ていきましょう。
実は今年から年賀状を出すのをやめることにしたよ。
これからはSNSに新年の挨拶を送らせていただくのでよろしくね!
毎年年賀状のやり取り楽しかったね!
これからはSNSで新年の挨拶させていただくね。
〇〇(友人の名前)もSNSで送ってくれていいからね!
引き続きよろしく!
逆に形式ばった伝え方をすると相手を驚かせてしまうでしょう。
今後はメール等でご挨拶させていただければ幸いです。
これからも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。
(メールアドレスやSNSアカウントの記載)
これまで長い間年賀状のやり取りをさせていただきありがとうございました。
これからもご健康を心よりお祈り申し上げます。
少し形式ばった文章が適切でしょう。
年賀状のやり取りはやめても連絡を取り続けたい場合は自分のメールアドレスなどを記載しておくとよいでしょう。
また、今までの年賀状でのやり取りを感謝する文言を付け加えるとより丁寧さが相手に伝わってよいですね。
年賀状をやめたい理由が多忙、病気、高齢などはっきりとしている場合は差支えのない範囲でその旨を文章に盛り込みましょう。
年賀状を出さないのは非常識!?どんな相手ならやめても大丈夫?
SNSの普及や若者の年賀状離れもあり年々年賀状の販売枚数は減少しています。
そのような時代の背景から必ずしも「年賀状を出さない=非常識」ではないでしょう。
年賀状を出すのをやめても大丈夫な相手としては
- 頻繁(ひんぱん)にSNSで近況報告し合う親密な友人
- 疎遠になってしまい形式的に義理年賀を送り合うだけの友人
- 相手からはこないけど習慣でなんとなく年賀状を送っている友人
などが挙げられるでしょう。
また逆に年賀状を送り続けたほうが良い相手としては
- 学生生活や仕事場においてお世話になった恩人・知人
- 出さないと仕事に不都合が生じる可能性のある取引先など
- SNSで近況報告がし合えないご高齢の親戚
などが挙げられるでしょう。
近況を報告し合うことで喜んだり、久しぶりに会いたくなる相手かどうかを基準に年賀状を出す相手を決めると分かりやすいですね。
年賀状をもう送らないで欲しいとき!嫌な気持ちにさせずに伝える方法まとめ
平安時代から始まったと言われる年賀状文化。
相手を想いながら年始の挨拶をつづる年賀状は日本の素晴らしい文化の一つです。
しかし、現代では年賀状を出す習慣がどんどん少なくなっていることも事実です。
伝統文化を継承していくことも大事です。
ですが、文化を守りつつ時代の変化に臨機応変に対応していくこともまた大切です。
多くの方がされているように私も年賀はがきに印字されている新年の挨拶文とは別に毎年手書きでメッセージを加えています。
しかし、当然ですが、義理で送っている相手ほど何を書いたら良いか迷ってしまいます。
そのため、年賀状を書く作業を苦痛に感じてしまうこともあります。
それはきっと私だけでなく相手の方も同じように感じていることでしょう。
お互い楽しい気持ちで快く送り合えなければ本来の年賀状の意義を失っています。
私自身も今後は毎年の習慣だからとただやみくもに年賀状を送るのではなく、どんな相手に送ったら喜ばれるのか、またはどんな相手からもらったら嬉しいのかをよく考えて年賀状作りをしたいです。