お下がりと聞いたとき何を思い浮かべますか?
私は子供の洋服などで着なくなったものなどを想像します。
実際一番使われている意味としては、うちの子供のお下がりなんだけどいる?みたいな感じですよね。
「お下がり」って言葉としてはあまりいい印象じゃないというか。
「お下がりありがとう」っていうのは嫌味に聞こえるのかな?とか考えてしまいます。
お下がりの別の言い方にはどんなものがある?
お下がり以外に何か別な言い方がないかなと調べてみましたが
- お古
- 中古
- 使い古し
お下がりより嫌な言い回しに聞こえますね。
もらった側からいう言葉で、もっとよい意味で受け止められるお下がりの代わりの言葉を探しましたがないようです。
だいたいの人が
- 洋服ありがとう
- かわいいおもちゃ使わせてもらうね
元々はお下がりって兄弟間で上の子から下の子へ使われていく感じだったので、いいとか悪いとかって話でもなかったのですけど。
今は兄弟が少ないうちが多いので、少ししか着てないものをもったいないから誰かに譲ろうかなって感じですもんね。
「お下がり」は洋服以外でも使われる?
ちなみに、お下がりって洋服以外の意味以外で、食べ物の残ったものでも使われます。
日常であまりいうことはないかもしれませんが、仏壇のお供えのお下がりを食べるなんて言い方をします。
また、葬儀や法事では仏様にお供え物をしますよね。
みなさんが香典と一緒に持ってきたお供え物です。
「お供え物のお下がりを親戚で分ける」みたいな感じで使います。
お下がりは英語でなんて言う?英語も失礼にあたるの?
お下がりは英語で表すこともできます。
- ユーズド
- セカンドハンド
- セコハン
「ユーズド」や「セカンドハンド」の意味は?
ユーズドは使ったものって感じで、これはなんとなくわかりますね。
セカンドハンドはセコンドハンドとも言ってセコハンはその略です。
セカンドハンドは新品ではない使ったものという感じの意味合いで使います。
セカンドは二番でハンドは手ですよね。
最初の人から次の人へみたいな感じで、ちょっとかっこいいなぁと思いました。
「お下がり」も英語だとかっこよく聞こえる?!
セコハンなどは、中古車などでよく使われる用語みたいですね。
セコハンの車だったり、セコハンのタイヤとかそんな感じですかね。
ユーズドになると、なんか逆にかっこよく聞こえてきます。
ユーズドセレクトショップなんていうのもありますし。
お下がりはいまいちな印象だけど、古着になるとおしゃれな響きになるし、ビンテージものとかだとむしろ高級品となります。
これからは「うちの子のユーズド品だけどいる?」って使ってみるのもアリかもしれません(笑)
セコハンだと聞いたことない人が多いので「なにそれ?」って言われてしまう可能性も・・・
お下がりするよりメルカリで売る人も多い
最近では、お下がりをあげるよりメルカリで売るって人が大半となってしまいました。
中にはお下がりちょうだい攻撃をしまくって、もらった衣類や雑貨をメルカリに出して儲けているというあるまじき行為をしている人もいますよね。
綺麗なものなら中古でもまったく抵抗はないものの。
無料でもらえるものは売れないレベルのボロしか残らないというのも悲しい現実です。
お下がりもらってお礼どうしようと考えるなら、そこそこ綺麗な状態のものをメルカリで買う方が気は楽ですね。
お下がりは失礼にあたる?本来のお下がりの意味は失礼じゃない!
お下がりというと、着なくなった服を人にあげるという印象しか思い浮かびませんが。
元々はそういう意味で使われた言葉ではありませんでした。
「お下がり」の元々の意味は?
元々、お下がりというのは、神様や仏様にお供えしたものを下げる場合に使っていたのです。
お供えしたものをみなで分けたり、家族で食べたりすることを「お下がりをいただく」という感じで使います。
だからほんとは失礼な言葉などではないのです。
目上(神仏)から目下(人間)に下げるってことですから、ありがたく頂戴するって感じになります。
中古やお古とかとはまったく別物の話ですよね。
父親が使っていた腕時計のお下がりを息子が使う、なんていうのもとてもいい話だなって思いますし。
それが現代では汚れとシミでボロボロの服を「お下がりだけどいる?」ってあげるなんていかがなものかと思います。
友達間であげたりもらったりで「お下がり」という言葉を使うのはよくないと、意味を知ると実感しますよね。
ありがたく頂戴したいと思えるレベルの品物に限って使うべきだと思ったのでした。
お下がりの別の言い方のまとめ
本来お下がりと言う言葉は、失礼な意味を持つものではないということがわかりました。
神仏にお供えしたものを下げていただくという意味なのです。
お下がりと言うより、ユーズド品の方がかっこよくてよさそうな気がしました。
といっても結局は中古品なわけですが・・・
現代では誰も着ないようなボロの古着は嫌がられるし、そこそこ綺麗なものはメルカリなどのショップで売られるようになりました。
綺麗なお下がりをもらったとしても、それに対するお礼について悩むくらいならネットで中古品を買った方が気が楽という人も増えましたね。
お下がりという言葉自体がそのうち消えていくのではないか、なんて思ってしまいます。