イヤイヤ期の対応で保育士が実践すべきこと!保護者対応はどうすればいい?

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1~22歳児クラスの担任をしている保育士さんの場合。

「イヤイヤ期の子供に対しての対応に困った」という経験がある方が多いと思います。

私も2歳児の子供の担任を持っていた時は。

「まだ保育士2年目で、保育の仕事も満足にできないし」
「自分の思い通りに子供が泣き止んでくれることもなく」

正直イライラしていたことがあります。

「トイレに行かない!」「給食は食べない!」と、頑なに拒むのですよね。

そんな毎日が続いていたある日、イライラしているだけの自分が嫌になりました。

そして「何かやってみよう」と、現場で子供の接し方について色々なパターンを試行錯誤しました。

その結果、

「イヤイヤ期の子供が素直に耳を傾けてくれるようになったポイント」

があることが分かったのです。

これを知るだけで、自分にゆとりが生まれて、子供と接する機会が益々楽しくなっていきました!

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イヤイヤ期のダメな3つの対応!感情的に叱る以外でのNG行為は?

ずっと泣いている子供と毎日向き合っていると、ついイラっとしてしまうことがあると思います。

ですが、感情的に怒っても互いに何のメリットにもなりません。

感情的に怒っても、子供には「怖い」という印象しかインプットされないのです。

また、怒る以外にもやってはいけない対応が3つあるので、続いてご説明をしますね。

イヤイヤ期のダメな対応と接し方のポイント

それでは、イヤイヤ期の子供に対してやってはいけない接し方を3つご紹介していきます。

イヤイヤ期のやってはダメな接し方①「ダメでしょ。」など否定的な言葉をかける

「お部屋の中は、走っちゃダメだよ。」などの否定的な言葉掛け。

これは、普段接するときでも避けるよう心がけましょう。

否定的な言葉がけは、子供の自己肯定感の低下になって、成長に適していない接し方なのです。

イヤイヤ泣いている子供に対して否定的な言葉を用いたら、なおさらです。

「お部屋の中は歩こうね」のように肯定的な言葉を使って、子供へ声掛けをしましょう。

イヤイヤ期のやってはダメな接し方②泣いている子を放置したままにする

イヤイヤしながら泣いている子に対して。

どのように接していいかわからないからと、距離をおいていませんか?

私も経験があるのですが、イヤイヤの態度を見せる子は、きっと

「担任に対して信頼を持っているから、自分の本当の姿を見せられる」

のです。

新卒の先生や実習生の先生には、イヤイヤと大泣きをしない姿を見て

「この子は、自分を頼ってくれているんだな」

と、嬉しくなった瞬間でもありました。

距離を置くのではなく、まずは抱っこをして気持ちを落ち着かせてから、話を聞いてあげましょう。

イヤイヤ期のやってはダメな接し方③普段からコミュニケーションを取らない

前述の「泣いている子を放置したままにする」に似ていますが。

あなたが、コミュニケーションを自分からとってくれる子ばかりに遊びが偏っていたら、要注意です。

イヤイヤ期を乗り越える上で、

「子どもたちとの信頼を築く」

のは、重要でありながらすぐに出来るものではありません。

長い時間が必要だからこそ、

  • 日頃からたくさん子どもに話しかけたり
  • スキンシップをとったり
して、絆を深めていきましょう。

パターン別のイヤイヤ期の接し方

保育園や幼稚園であるあるの「イヤイヤ期の過ごし方」について、ご紹介をしていきます。

普段から働いている保育士さんは、具体的なイメージがつきやすいと思います。

自分の保育の時の過ごし方と照らし合わせて、参考にしてくださいね。

園でのイヤイヤ期の過ごし方①給食を食べたくない時

私がイヤイヤ期の子供達と過ごした中で、1番多いシチュエーションでした。

給食は栄養のバランスを考えて作られてます。

なので、子供の発育のことを考えると、全部バランスよく食べてもらいたいのが正直な気持ちですよね。

しかし、園に行きたくないという子供の理由として、多く挙げられる原因も給食なのです。

バランスよく食べることよりも、まずは食事の時間が楽しくなる関わり方を大切にしましょう!

「おいしいよ!」
「〇〇ちゃんも、1回食べてみる?」

と、明るく前向きな言葉掛けが有効的ですよ。

また、おすすめの声掛けとして、

「2歳だから、2回だけ食べたらおしまいにする?」

など、終わりの見通しが持てる声掛けです。

このときに「あまりハードルを上げない」ように気をつけてくださいね。

園でのイヤイヤ期の過ごし方②お昼寝をしたくない時

「まだ、遊んでいたい!」と駄々を捏ねてお昼寝を嫌がる子は多いですよね。

まず、寝かしつけをする前に、午前中になるべく

  • 戸外で遊ぶ時間
  • 運動遊び
などを豊富に取り入れて、体を疲れさせることが大切です。

そうすることで子供はスッと寝てくれます。

子供達の生活リズムを整えることにも繋がりますよ。

また、寝かしつけをするポイントとしては、毎回同じ昼寝の環境に近づけることです。

  • 部屋の温度
  • 明るさ
  • オルゴール音を鳴らす
といったことはもちろん。

なかなか寝れない子供には、布団の場所を一緒に決めることも有効な手段です。

イヤイヤ期の年齢だと、1人で眠れる子も多いです。

でも、1歳半ごろの子供の場合は特別に、おんぶや抱っこをして安心させてあげるのも良いですよ。

園でのイヤイヤ期の過ごし方③一人で着替えや身支度をするのが嫌な時

イヤイヤ子供が自分で着替えをすのが嫌だというよりは、

「手伝わないで!」

というパターンが多いのではないでしょうか?

自我が芽生えて「何でも自分でやりたい年頃」なんですよね。

なので、なるべく自分の力で出来るように、時間配分を多めにとっておくと良いですよ。

最初から手伝ってしまうと、「自分でやりたかったのに!」と感情的に激しく怒りかねません。

首周りや袖のボタンなど、どうしても子ども1人では難しい部分だけ、こっそり手伝うようにしましょう。

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イヤイヤ期の保護者へのアドバイスのポイント!保護者対応で失敗しないには?

イヤイヤ期の子供達の様子にしっかりと向き合うためには、日頃から保護者の方と密に連携をとることが重要になってきます。

体調不良や家庭での変わった出来事にも子供は敏感です。

なので、イヤイヤ期特有のものでなくても不機嫌になることがあります。

また、保護者からイヤイヤ期の対応について

「どう接すればいいの?」

と、アドバイスを求められることも多いですよね。

一緒に子供の成長に向き合う姿勢を大切に、保護者に分かりやすい接し方のアドバイスをしましょう!

イヤイヤ期がどうしてあるのか保護者に知ってもらおう!

保護者の方は、保育や幼児期の子供の成長についての知識が乏しい場合が多いです。

なので、専門性のある保育士に助けを求めるのです。

きっと相談を持ちかける前に、SNSやネット情報で検索をかけて。

でもその調べた情報が、正しい情報が分かっていない場合があることを念頭に置きましょう。

その上で、まずは「イヤイヤ期がどうしてあるのか?」について、知ってもらいましょう。

イヤイヤ期について知ってもらう①イヤイヤ期がある理由とは?

半数が1歳半以降、7割以上が2歳からイヤイヤ期を実感するケースが多いです。

普段過ごしている上で、

「何だか、最近何でもやりたくないと言っている気がする。」

と感じ始めて、子供のイヤイヤ期を実感する方がほとんどだと思います。

1番の理由として「イヤイヤ期は、自我が芽生えた証拠」であることを、覚えておきましょう。

自己主張が出来るようになって、自分自身のことを意識し始める「人間の本能の一つ」が理由に挙げられます。

イヤイヤ期について知ってもらう②イヤイヤ期はいつ終わるの?

正確なイヤイヤ期の終わりは個人差が大きいので、ここですと断定することは出来ません。

でも大体の子供は、3歳頃に落ち着き始めて4歳頃には見られなくなります。

このことから、「イヤイヤ期は、約1年半~2年くらい続く」ということになりますね。

なので、イヤイヤ期とは、根気よく向き合っていく必要があるのです。

ヤイヤ期の保護者対応!伝えたい3つのポイント

保護者の方が、イヤイヤ期の子供の対応について相談があったとき。

その対応について伝えるときに、押さえておきたいポイントを3つご紹介します。

保護者の方の対応で失敗をして、信頼関係を失わないよう、ぜひ心構えて相談に応じてほしいと思います。

保護者からの相談対応のポイント①保護者の方の気持ちに耳を傾ける

保護者の方は、困っている気持ちをまずは聞いてほしいから、相談に来るはずです。

保護者の方が、普段家庭でどのようなときに、どのような子供の姿に困っているのかを知ること。

それは、園で同様の出来事があったときにも、すごく役にたつ情報ですよね。

最初にいきなり、「イヤイヤ期の子供への対応の仕方」についてアドバイスをしても、保護者の方は耳に入らないと思います。

まずは「抱えているモヤモヤを全て吐き出すこと」によって、気持ちがスッキリしてもらうこと。

そのためにはまず「傾聴する姿勢を見せること」を心がけてくださいね。

保護者からの相談対応のポイント②イヤイヤ期とは発達の大事な過程であることを伝える

ずっとイヤイヤ期の子供と過ごしている保護者にとっては、イヤイヤ期がマイナスのことにしか捉えられない方も多いです。

ここで、保育の専門知識があるものとして、

「自我が芽生えている段階で、とても大切な発達段階に進んでいるんですよ」

ということを伝えましょう。

そうすることで、保護者の方も「子供の成長の一貫」であることが理解できます。

そして、子供と前向きに関わりを持てる、スタートラインに立てるのです。

保護者からの相談対応のポイント③子供と距離をとってもいいことを伝える

イヤイヤ期の子供と向き合うことに、疲れを感じている保護者もいるはずです。

疲労感が見える保護者の方には、

  • 親族にたよったり
  • 地域の子育て支援のサービスを利用したり
して、子供と離れる時間をとっても良いんですよ、と伝えてください。

状況によっては、土曜保育の利用を薦めるなど、保護者支援を優先した対応をすることも検討してみてくださいね。

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のまとめ

イヤイヤ期の子供達の様子にしっかりと向き合うためには、日頃から保護者の方と密に連携をとることが重要になってきます。

体調不良や家庭での変わった出来事にも子供は敏感なので、イヤイヤ期特有のものでなくても、不機嫌になることがあります。

また、保護者からイヤイヤ期の対応について、アドバイスを求められることも多いですよね。

一緒に子供の成長に向き合う姿勢を大切に、保護者に分かりやすい接し方のアドバイスをしましょう!

イヤイヤ期がなぜあるのか保護者に知ってもらう!どう説明すればいい?

保護者の方は、保育や幼児期の子供の成長についての知識が乏しい場合が多く、専門性のある保育士に助けを求めるのです。

きっと相談を持ちかける前に、SNSやネット情報で検索をかけて、正しい情報が分かっていない場合があることを念頭に置いて。

まずはイヤイヤ期がどうしてあるのかについて、知ってもらいましょう。

イヤイヤ期の理由を保護者に説明①イヤイヤ期がある理由とは?

半数が1歳半以降、7割以上が2歳からイヤイヤ期を実感するケースが多いです。

普段過ごしている上で、

「何だか、最近何でもやりたくないと言っている気がする」

と感じ始めて、子供のイヤイヤ期を実感する方がほとんどだと思います。

1番の理由として「イヤイヤ期は、自我が芽生えた証拠」であることを、覚えておきましょう。

自己主張が出来るようになり、自分が人として意識し始める人間の本能の一つが理由に挙げられます。

イヤイヤ期の理由を保護者に説明②イヤイヤ期はいつ終わるの?

正確なイヤイヤ期の終わりは、個人差が大きいので、ここですと断定することは出来ません。

大体の子供は、3歳頃に落ち着き始めて4歳頃には見られなくなります。

このことから、イヤイヤ期は、約1年半~2年くらい続くので、根気よく向き合っていく必要があるのです。

イヤイヤ期の保護者対応!伝えたい3つのポイント

保護者の方が、イヤイヤ期の子供の対応について相談があった時に、押さえておきたいポイントを3つご紹介します。

保護者の方の対応で、失敗をし信頼関係を失わないよう、ぜひ心構えて、相談に応じてほしいと思います。

保護者に伝えるイヤイヤ期のポイント①保護者の方の気持ちに耳を傾ける

保護者の方は、困っている気持ちをまずは聞いてほしいから、相談に来るはずです。

保護者の方が、普段家庭でどのような時に、どのような子供の姿に困っているのかを知ることは、園で同様の出来事があった時にも役にたつ情報ですよね。

最初に、子供の対応の仕方についてアドバイスをしても、保護者の方は耳に入らないと思います。

抱えているモヤモヤを全て吐き出すことによって、気持ちがスッキリするので、傾聴する姿勢を見せることを心がけてくださいね。

保護者に伝えるイヤイヤ期のポイント②イヤイヤ期とは発達の大事な過程であることを伝える

ずっとイヤイヤ期の子供と過ごしている保護者にとっては、イヤイヤ期がマイナスのことにしか捉えられない方も多いです。

ここで、保育の専門知識があるものとして、

「自我が芽生えている段階で、とても大切な発達段階に進んでいるんだ」

ということを伝えましょう。

そうすることで、保護者の方も子供の成長の一貫であることが理解できて。

「子供と前向きに関わりを持てる」というスタートラインに立てるのです。

保護者に伝えるイヤイヤ期のポイント③子供と距離をとってもいいことを伝える

イヤイヤ期の子供と向き合うことに疲れを感じている保護者もいるはずです。

疲労感が見える保護者の方には、親族や地域の子育て支援のサービスを利用して、子供と離れる時間をとっても良いと伝えてください。

状況によっては、土曜保育の利用を薦めるなど、保護者支援を優先した対応をすることも検討してみてくださいね。

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イヤイヤ期の対応で保育士が実践すべきのまとめ

イヤイヤ期の子供達の対応は、自分の思い通りに進まないことが多いです。

なので、ついついイラっとしてしまうこともありますよね。

一旦自分が冷静になって子供達に寄り添うことで、イヤイヤ期の対応のコツがつかめてくると思います。

また、保護者の方とも良い信頼関係を保ちながら、ぜひ子供達の健やかな成長を見守っていってくださいね。