放課後児童支援員の処遇改善の現状!給料以外にもどういうことがせれているの?

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放課後児童支援員の処遇というのは現在どうなっているのでしょうか。

給料が安いとはよく言われていますが、それ以外の改善というのはあまり耳にしませんね。

敷いていうなら、指導員1人当たりの負担人数の軽減といったところでしょうか。

前は1施設で最大120人まで受け入れ可能だったそうですが、70人に減りました。

なんとなく、その分指導員の人数を減らして終わりになってしまいそうな気がしますが・・・

目に見えて大きく改善するというのは、なかなかないですよね。

学童には、スタッフと思われる人がたくさんいるわけですが「放課後児童支援員」と「学童指導員」の区別つきますか?

どっちも同じでは?と思っている人もいるかもしれませんが、放課後児童支援員というのは資格がいる専門職です。

逆に、学童指導員は資格がなくても基本的には誰でもなれる仕事ですが、子供相手のことなので、元保育士や教員、塾の講師経験者などは優先的に採用されます。

学童の施設1つに対して、放課後児童支援員は必ず2人(1人は補助員でもOK)いないといけない決まりがあります。

だから、その人以外はみな支援員の資格なしと思った方がいいです。

放課後児童支援にはどうすればなれるのでしょうか・・・

下記の項目のどれか1つに当てはまれば、自治体の研修を受けて資格を取得できます。

  • 保育士資格がある
  • 社会福祉士の資格がある
  • 高卒上の学歴、さらに2年以上児童福祉事業で働いたことがある
  • 教員資格(幼稚園、小学校、中学校、高等学校など)
  • 国内外の大学で社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学、体育学、研究科を履修して卒業した人
  • 大学で上記の学科で単位を取得し、大学院へ入学が認められている
  • 高卒以上の学歴があり、2年以上放課後児童健全育成事業で働いた経験があり、自治体が適切と認めた人

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学童保育の指導員の人数は?1施設にどのくらい配置されるの?

学童保育の指導員の人数ですが、絶対いないといけないのは支援員であり、1施設に2人在籍していないとだめな規則となっています。

支援員2人に対して児童は40人~45人という枠になっています。

ただ、支援員2人となっていますが、支援員1人と補助員1人の合わせて2人でも可となっています。

補助員とは要するに指導員のことです。

支援員がいないと学童は運営できない?!

でも、施設で指導員として長く務めた人が研修を受けて支援員に途中でなるということもあります。

これが民間の学童だったらずっとそこで務めることになりますけど、公立だと別な施設に移動とかもあるかもしれませんね。

支援員が不在になると、学童が運営できなくなるので緊急な場合はどこかの施設から連れてこないといけませんので。

突然学童がしばらく休止なんていうのは、働く親からしたらとっても困りますからね。

常時施設にいる人は支援員で、そのほかのサポートで入る指導員はアルバイトが大半です。

なので、毎日来る人もいれば週何日という人もいるので、その人数は施設により様々です。

指導員1人で見る児童数はどのくらい?

2019年度の厚生労働省の通達では、1施設に児童40人あたりが望ましく、最大でも70人までとされています。

となると指導員1人の負担は児童20人くらいとなり、70人までだと4人の指導員がいないとだめですね。

病欠や私用で休むこともあると思うので、ギリギリの人数で回している施設は1人の指導員の負担は大きくなることでしょう。

給料がよければなり手も多いと思いますが、支援員・指導員の給料はどのくらいなのでしょうか。

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学童保育の指導員の給料は保育士に比べて高い?安い?どちらが得?

学童保育の指導員の給料は保育士に比べて高いか安いか?ですが。

これははっきりいって簡単には答えられません。

その理由を説明していきますね。

保育士の給料は?

保育園というのは公立と私立ってありますよね。

公立の保育士だと公務員になりますし、ボーナスなども入れると平均給与月額は約30万円もらえます。

年収だと363万円くらいですかね。

園長などに昇進すれば手当もつくので給与もあがります。

公務員のいいところはこういうところですね。

私立だと園長はだいたい親族ですから・・・

私立だと、どのような保育園かによって変わってきますし、24時間体制の保育だと、公立よりいい給料の場合もあるかもしれないです。

それもまた園長次第なところがあるので、長時間労働のわりに安いということもあるかもです。

学童保育の指導員の給料は?

学童保育の指導員の給料ですが、支援員以外はほぼ非正規雇用なので、時給制です。

全国の平均で時給1000円くらいが相場です。

学童保育の指導員の平均年収は314万円ということなので、保育士とかわらないかちょっと高いという感じですかね。

先ほど書いた方の保育士の給料にはボーナス込みなので、年2回のボーナス分を引いたら保育士のが月給は低いかも?

実際に学童での非正規雇用で働いている男性の給料は16万円くらいとテレビでみました。

税金がかなり引かれるので、手取りになるととても少なくなってしまいます。

その方は独身だったのでなんとかやっていけているという話でした。

学童で働くなら公立と民間どちらがおすすめ?

学童もまた、公立と民間があるので、できれば公立の方がいいかなぁと思います。

資格がなく誰でもできるのが指導員ですが。

支援員の資格を取得すると正規社員としてとってもらえたり、役職がついて給料自体が上がったりします。

自治体によっても給料が違います。

今勤めている学童が安すぎると思った時は、通える範囲の別な学童などを調べてみて、転職するというのも手ですよ。

保育士と学童の指導員はどちらの方が大変?

保育士と学童で給料はさほど差はないですが、労働的にどっちが大変かというと保育園じゃないかなって思います。

0歳児のお世話などもかなり大変ですし、行事の準備も平行して行わないといけないのでやることはたくさんあります。

朝早くから夜遅くまでの長時間ですし、それでいてこの給料じゃやり手が減ってくるのも当然です。

うちの子の時も、男性保育士がいましたが結婚するのに生活できないからっていう理由で辞めていきました。

いい先生だったのに、とても残念です。

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放課後児童支援員の処遇改善の現状のまとめ

指導員は誰でもなれますが、時給は1000円と労働のわりに安いです。

支援員になるとその施設の社員になれる可能性もあるので、給料も少しは上がります。

指導員を2年以上勤めていれば資格を取る権利が得られるので、研修を受けてみるのもいいかもしれませんね。

子供相手の仕事で長時間労働なのに、給料が安い。

これでは万年人手不足なのもうなずけます。