金魚の水槽の大きさはどれくらいあればいい?小さすぎだとどうなる?

5歳くらいのお子さんと言うと、生き物に対しては怖い者知らず的な所がありますよね~。

マンションや戸建てなら犬猫を飼う事が出来ますが、アパートとなると、結構ペットに対しては厳しい条件が課せられてしまいます。

アパートなどではせいぜい飼えても、鳥又は金魚という所でしょうか。

でも、鳥は子どもに喘息があったりなどすると厄介ですから、金魚がベストな選択になりますよね。

そうなると、金魚を飼うには水槽の大きさが重要になってくるわけですが、アパート暮らしで金魚を育てるのが初めてだったら、30cmクラスの大きさの水槽がおすすめです。

このサイズの水槽であれば、まだ育て始めの5cnくらいの金魚であれば、3匹くらいは飼育することができますよ。

5~6匹の金魚を飼育したい場合には、もう少し大きめの45cmの水槽が必要になってきます。

金魚の飼いたい数や、金魚の大きさによって、水槽の大きさを調整する必要があると考えた方がいいでしょう。

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金魚を小さい水槽で飼育すると死ぬって本当?

金魚を飼育するうえでは、水槽の大きさが結構なほど重要度があります。

「水槽の大きさ>金魚の数」というのがベストといってもいいでしょう。

では、なんで「水槽の大きさ<金魚の数」では、ダメなのでしょうか?

その原因としては

  • 金魚は意外と長く飼育すると大きくなるため
  • 水槽内の自然環境を維持できないため
この2点が、大きな原因と考考えてもいいでしょう。

要するに、金魚の大きさと数によって水槽内の自然環境を維持できるかが、生死の分かれ目になるという事なのですね。

水槽内の自然環境を簡単に説明すると

「エサ」⇒「金魚のフン」⇒「アンモニアが発生(有害)」⇒「亜鉛酸(有害)」⇒「硝酸(毒性が低い)」

この循環が、金魚にとっては死活問題となる訳です。

アンモニアを分解するバクテリアと、亜鉛酸を分解するバクテリアが水槽に定着するまでには、約1~3ヶ月も必要とされているのです。

金魚の数に適さない大きさの水槽の場合には、この水槽内の自然環境の破壊が一気に進んでしまい、金魚が死んでしまうことに連動していく事になるのです。

初心者が金魚を購入する場合の水槽の目安と金魚の数は

  • 30cmの水槽なら3匹
  • 45cmの水槽なら5匹
くらいが妥当です。

また金魚も生き物ですから、成長もしますので、大きくなり始めたら水槽を大きくしていくのがいいでしょう。

「水槽>金魚の数」が保たれることによって、中の自然環境が守られる事になっていくのです。

むやみに水槽内の金魚を増やしてしまうと、水槽内の自然環境の破壊によって金魚が大量に亡くなってしまう事になるのです。


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金魚がアンモニア中毒になったとき!その症状と対処方法は?

金魚がアンモニア中毒になった場合には、アンモニアを分解するバクテリアと亜鉛酸を分解するバクテリア数が非常に少ない状態の場合に起こりうる事になるのです。

金魚を飼育するうえでは、

  • 濾過装置で水を循環させて
  • 濾過フィルターにバクテリアの定着を促すこと
が必要になります。

購入したての金魚の場合、水槽内にはこのバクテリア達が住み着いていない可能性が高く、アンモニアを分解出来ない状態になってしまうのです。

バクテリアが定着するまでは約1ヶ月なのですが、その間にも金魚から排出されるアンモニアは水槽の下に溜まっていってしまいます。

金魚がアンモニア中毒にかかるまで3週間と言われていますから、残りの1週間をどう切り抜けるかによって金魚がアンモニア中毒にならないようにしなければなりません。

仮に、アンモニア中毒になってしまうと、金魚は神経を犯されて横たわりピクピクしながら天に旅立ってしまうのです。

そうならない為には、飼育する側が、適度に水の入れ替えを行う必要性があるのです。

全部を交換するのではなく、定着しつつあるバクテリアの事を考えると、水の交換は最大でも半分が目安になるのではないでしょうか。

これならお子さんと一緒に作業する事で、生き物を飼う大変さを勉強させる事が出来るでしょうね。

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金魚を飼育する時の水槽の大きさまとめ

金魚と水槽の大きさなどについて、ご紹介してきました。

お祭の屋台の金魚すくいの金魚は、結構乱暴に扱われているので、キズがあったり病気になっていたりする場合があります。

そんな金魚を飼育している水槽にいきなり入れてしまうと、他の金魚まで全滅してしまう可能性が非常に高いんです。

屋台でもらった金魚はとりあえず、別の水槽で管理して、要観察状態にしていきましょう。

元気という事であれば水槽内に入れても問題はありませんが、一応別の小さな水槽で1匹での飼育を推奨します。

金魚は身なりは小さいですが、実際はコイとフナの掛け合わせで出来た生き物ですから、水槽の大きさによって大きさも変化していきます。

中には「30cmオーバーの物にもなる」という可能性があるという事を念頭に置いて飼育しましょう。