金魚を育てていると、「金魚の赤ちゃんがたくさん誕生!」なんてこともありますよね!
嬉しい反面、大人の金魚と違って、生まれたばかりでまだ弱々しくって、そんな金魚の稚魚を見ていると
「水温はどれくらいが適温?」
「金魚の稚魚を育てるときのポイントは?」
などなど、どうやって育てればいいのかわからないですよね。
そこで今回は、そんな生まれたばかりの金魚の稚魚の、お世話の仕方について、詳しく見ていきたいと思います。
金魚の稚魚には水温が何度くらいの時にヒーターが必要?
金魚の稚魚は寒さに弱いので、季節によってはヒーターが必要です。
金魚の稚魚にとっての適温は、28度くらいになります。
なので、結構温かくしなければなりません。
大人の金魚であれば15~28度くらいでよいのですが、稚魚は28度くらいににしないと大きく育ちません。
ヒーターはものにもよりますが、だいたい3000円程度で入手することができます。
水温を高くすると大人の金魚もより大きくなっちゃう!?
大人金魚も高温のところで一緒に飼育すると、どんどん大きくなっていきます。
大人金魚のベスト水温は15~28度なので、20度以上で飼育を続けると大人金魚も一緒に大きくなってしまうんですよね。
もし大人金魚をこれ以上成長させたくない(大きくさせたくない)のであれば、水温はあまり高くない方がいいです。
そんなときは、赤ちゃん金魚と大人の金魚は、しばらくの間は別々の水槽で育てるようにしましょう。
金魚に来年も卵を産ませるには寒さも大切
また、大人金魚にまた来年も卵を産んでほしい場合は、実は「寒さを感じさせること」も大事なんです。
適温内の冷たい水温で飼育することで、「温かくなったら卵を産もう!」と大人金魚は思います。いや、思うはずです。
なので、卵を産ませるには「越冬させること」が大事なんです。
そのため、稚魚と大人金魚を別々の水槽で飼育することをオススメします。
金魚の稚魚って水槽の水替えのときに死んでしまいやすいって本当?
金魚の稚魚はまだ生まれたばかりで、とっても繊細なので水替えのときはよく注意する必要があります。
なので、先ほどお伝えした水温をまずは守りましょう。
でも、水替えをしたときの新しい水は、冷たいことが多いと思います。
「冷たい水をヒーターを使って徐々に温めていけばいいか~」という考えでは、稚魚に冷たい水温でダメージを与えてしまい、死なせてしまう可能性が大いにあります。
金魚の稚魚の水替えポイント①水替えのときのカルキ抜き
また、カルキ抜きもとっても大切です。
大人金魚でもカルキ抜きは必要な作業ですが、稚魚の場合には大人の金魚以上に気を付けてください。
水替えのときにはこのように、「水合わせ」をすることが大事です。
一度に水槽内の水をすべて替えてしまうと、稚魚がびっくりしてしまいます。
金魚の稚魚の水替えポイント②水替えの頻度は?
稚魚の水槽の水替えは1か月に1回でOKです。
それも、全部の水を替えるのではなく、ほんの少しの水量(6分の1程度)を替えるだけで大丈夫です。
でも普段、放置していいわけではありません。
3~4日すると、稚魚は口からエサを食べるようになります。
そうなるとエサの食べ残しが、どうしても水槽の底にたまってしまったり、水中に浮遊してしまいます。
これをそのまま放置すると水質が悪くなり、稚魚が弱ってしまいます。
金魚の稚魚の水替えポイント③水替えの方法
汚れをそっと静かにコップなどで取り除いて、取り除いた分の水を入れるようにしてください。
ガバッと勢いよく水の入れ替えをしてしまうと、稚魚がびっくりしてしまうので、優しく水替えをするのがポイントです。
新しく入れる水はもちろんカルキ抜きしたもので、水温は2度くらいの温度差までのものを入れるようにしましょう。
水替えをするのに自信がないからとそのままにしておくと、水質が悪くなってしまうだけではなく、水中の酸素がどんどんなくなっていきます。
そうすると、稚魚が酸欠になってしまう場合もあります。
金魚を水槽内で密集させて飼育させていたり、水草をたくさん入れておくとすぐに酸素がなくなってしまうので、気を付けてくださいね。
水槽内に落としておくだけの「酸素タブレット」というものもあるので、それを使ってみてもいいかもしれませんね。
金魚の稚魚の水温まとめ
稚魚は大人の金魚に比べて、とってもデリケートなんです。
なので、もちろん水替えはしなければいけませんが、必要最低限でOKです。
一度に全部するのではなく、少しずつ水替えをするのがポイントですよ。
また水温は28度くらいにキープする必要があるので、ヒーターがあると安心して飼育することができます。