楽しい夏祭り!子供さんはもちろん、大人だって思わず「金魚すくい」しちゃうこともあるでしょう。
で、お祭りの雰囲気につられて、実際に金魚をすくうことができて、手に入れたはいいけど・・・
「お祭りの金魚ってやっぱり弱っているの?」
「そもそも金魚って何年くらい生きるんだろう?」
「できるだけ長生きして欲しい!」
などなど、すくう前には気にもしていなかったことが、いろいろと気になってきますよね~
そこで今回は
- お祭りですくった金魚の寿命ってどれくらいなの?
- 金魚すくいですくった金魚を飼う前に知っておきたい、金魚を長生きさせるコツ
金魚の寿命は何年?種類によっても違うものなの?
金魚の寿命。
実はギネスではなんと「43年」!長生きですね!!
でも、一般的なものでも「10~15年ぐらいは生きる」と言われています。
ギネスよりも短いとはいえ、結構長生きです。
特に、和金という種類は丈夫なんです!
ただし小さな頃はまんまるい形で、とっても可愛らしいんですけど、長生きしていくと見た目はフナっぽくなるようです。笑
お祭りの金魚すくい用の金魚はストレスで弱っている?
夏のお祭りに出るのは、その年の春生まれの金魚が多いんですね。
その金魚たちが
- 長時間袋に詰められてのトラック移動
- 金魚すくいの網で追い回される
- 持ち帰る時は揺れるし目が回る
なので、お家に持って帰ったときには、もうヘロヘロ状態なんですね。
お祭りの金魚でも10年は生きる
でも実はお祭りの金魚でも、ポイントをちゃんとおさえてうまく育てれば、10年ぐらいは生きるんですよね。
それには、やっぱり何といっても「愛情を持って関わってあげること」が大切なんです。
この愛情が長生きに繋がりますよ。
手に入れた金魚に長生きしてほしいなら、弱って連れて帰ってきた「最初」が肝心です。
この最初のタイミングに、しっかりとポイントをおさえた上で「どれだけの愛情を注いであげることができるか」
これが、その後の「あなたの家の金魚の寿命」が大きく違ってくるんです。
夏祭りから持って帰ってきた金魚を長生きさせるコツ!
おまつりから持って帰った金魚は、弱っています。
なので、お祭りから帰ってきて疲れているのはわkりますが、できるだけ早いタイミングでケアしてあげることが大切になってきます。
金魚すくいで持って帰った金魚のケアの手順
お祭りから買ってきたら、ストレスで弱りまくっている金魚に対して、次の手順でケアしてあげましょう。
金魚すくいで持って帰った金魚のケア①カルキを抜いた水を準備する
まず、バケツにカルキを抜いた水をくみます。
カルキ抜き剤は100均にもありますし、沸騰させた水を冷ましてもOKです。
金魚すくいで持って帰った金魚のケア②金魚の入った袋の水温をゆっくりと合わせる
金魚の袋をそのまま水槽(バケツ)の水に1時間以上つけましょう。
そうすることで、金魚の入った袋の中の水温が、準備したバケツの水の温度とゆっくりと同じ温度になっていきます。
酸素不足にならないよう、金魚の袋の口を広げることを忘れずに。
紐をどこかに引っ掛けたり、S字フックを使うといいですよ。
金魚すくいで持って帰った金魚のケア③金魚を水槽(バケツ)に入れる
金魚を水ごと、水槽(バケツ)に入れます。
このときに最低でも準備しておいて欲しいのは、水を濾過するフィルターです。
今はホームセンターでも安くで購入することが可能ですよ。
お祭りから持って帰った金魚はおなかがすいている?
おまつりから持って帰った金魚はストレスで弱ってしまっています。
なので、早く元気になってもらうために、すぐに餌をあげたくなると思います。
でもちょっと待ってください!
人間もストレスがたまると、胃がキリキリして食欲が落ちたりしますよね。
今の金魚の状態は、まさにそんな「食欲が落ちてしまっている状態」なんですよね。
そんな状態でも、餌をあげたら本能で食べるんですが、逆に激しく体力を消耗してしまうんですよね。
なので、体力を回復させるためにも、しばらくはエサはあげなくても大丈夫です。
餌は2~3日くらいあげなくても、全然大丈夫ですよ。
金魚のための優しい環境づくり
そして何より大事なことは、
「金魚を連れて帰ってきてからは、なるべくストレスを感じないような環境を作ること!」
です。
子供達がバンバンとガラスを叩いたり、餌を大量に投入しようとしたらすぐさま注意しましょう。
ちなみに、通常でも餌は1日に1~2度。
数分で食べきれる量を目安に、飼育している金魚の種類や大きさに見合った適量を与えてあげることが大切です。
金魚の水槽の水が汚れてきたら
金魚の水槽の水が汚れてきたというときには、全部を替えるのではなくって「1/3ぐらい」で水換えをしてください。
このとき、半分以上の量を一気に水換えしてしまうと、水質を保ってくれるのに役立つ「バクテリア」が減ってしまうんですね。
また、濾過器のフィルターの変えを水換えと同じ時にすると、バクテリアが激減してしまいますので、日をずらしてやってくださいね。
金魚が病気になってしまったときのケア
金魚のようすが普段と違って
- ひれをたたむ
- ぶるぶる震える
- 体を水槽にこすりつける
万が一、金魚が病気になってしまった場合はどうすればいいのでしょうか?
その時は、餌をあげるのをやめ、以下の0.5%塩水トリートメントを行いましょう。
- バケツ、水槽など
- 塩
- 水道水
- 中和剤、なければビタミンCの飴(浄水器の水、汲みおきした水の場合、不要)
- エサ(市販の「金魚のえさ」)
<やり方>
①バケツに水道水を入れ、中和剤(※)で塩素を抜きます。このとき、中和剤がない場合、市販のビタミンCの飴を水中で数回指でしごいてかき混ぜてもOK。
②塩水の濃度が0.5%(牛乳1パック(1000cc)に塩小さじ1杯(5g))に なるようよくかき混ぜる。
③袋のまま水に浮かべて、袋とトリートメント槽の水温を合わせる(約20分)。トリートメント槽の水が冷たい場合は、あらかじめお湯を少し入れて調節する。
④袋の口を開け、金魚が勝手に出ていくまで見守る。
- 白点病(はくてんびょう)
- 水カビ病
病気かもと疑われる場合は、金魚店などで相談してみるのも、安心できてオススメです。
金魚ってお祭りのは寿命が短い?のまとめ
お祭りで買ってきた金魚でも、環境作り次第でかなり長生きできることが、お分かりいただけたと思います。
江戸時代には、実は「贅沢のシンボル」だった金魚。昭和に入ると貴族から庶民まで楽しめる「観賞魚」になりました。
実際、少しの手間で金魚は長生きしますので、興味のある方は、ギネス記録43年に挑戦してみてはいかがでしょうか^^b