
鈴虫が共食いしちゃう原因、じつは主に「タンパク質が足りないこと」と「産卵期の栄養不足」にあるんです。
普段の食事が野菜や果物だけだと、水分は補えても、成長や生命維持に必要な動物性タンパク質が不足しやすくなってしまうんですね。
特にメスは、卵を産むために普段よりも多くの栄養を必要とするので、オスを襲ってしまうこともあるんです。
ただし、共食いはエサだけが原因とは限りません。
小さなケースで多く飼っている、隠れ家や足場が少ない、弱った個体や死骸をそのままにしているといった条件が重なると、被害が起きやすくなります。
すでに脚や羽が残っていたり、頭数が急に減っていたりするなら、次の順番で飼育環境を確認してみてください。
- 死骸と傷んだ食べ残しを取り除く
- 鰹節や魚粉、市販の鈴虫用フードなどを小皿で追加する
- ケースの広さに対して頭数が多すぎないか確かめる
- 隠れ家や脱皮できる足場を増やす
- 繁殖させない場合は、オスとメスを分けることも検討する
共食いは、高タンパクのエサを入れれば必ず止まるとは限りません。栄養、飼育密度、隠れ家、清潔さを一緒に見直すことが大切です。
鈴虫に元気に長生きしてもらうには、
- 鰹節
- 煮干しや魚粉
- ドッグフードを細かく砕いたもの
- 市販の昆虫ゼリー
- 市販の鈴虫用フード
など、動物性タンパク質を含んだエサをしっかりプラスしてあげるのがポイントです。
煮干しを丸ごと置くより、食べやすい魚粉や細かくしたエサの方が食いつきやすいことがあります。
土が乾きすぎると鈴虫が過ごしにくくなる一方、常に水びたしだとカビが生えやすくなります。回数だけで決めず、土の表面を見ながら霧吹きをしてあげるのがおすすめです。
エサの置き場所にも注意して、カビや雑菌が繁殖しないよう、清潔な状態を保つ工夫も大切ですね。
さらに、産卵期には普段よりも多めに栄養を補給できるように、エサの量や種類を調整してあげると安心です。
鈴虫の鳴き声を長く楽しむためにも、日々のお世話を大切にしていきたいですね。
鈴虫の飼育で共食いしないようにする2つの原因とその対策

鈴虫の共食いでまず見直したいのは、毎日のエサと繁殖期の栄養です。
この2つを中心にしながら、ケースの広さや隠れ家など、被害を増やす条件も一緒に確認していきましょう。
鈴虫が共食いする原因①タンパク質が足りていない
鈴虫っていうのは
- キュウリ
- ナス
- リンゴ
などの野菜や果物を食べるイメージが強いですよね。
でも実は、鈴虫は雑食性でグルメな虫なのです。
野生の鈴虫は、草木の葉っぱや野菜だけじゃなく、昆虫の死骸なども食べたりしているんです。
野菜にも役割はありますが、主に水分を補うものと考えて、動物性のエサを別に用意しましょう。
これらの野菜や果物だけではタンパク質が足りなくなり、共食いが起きやすくなってしまいます。
鈴虫が共食いする原因②卵を産むのに栄養が必要
鈴虫が産卵する時にはタンパク質が多く必要になります。
スズムシを対象にした研究でも、交尾の際にオスがメスから攻撃を受けて傷つくことや、メスが栄養を得られる条件では攻撃行動が減ることが示されています。
ただし、ケース内で減った個体がすべて生きたまま襲われたとは限りません。
交尾後に弱ったオスや死んだ個体が食べられた可能性もあるため、傷ついた個体がいないか、死骸や食べ残しが残っていないかを観察することが大切です。
産卵期になったら、しっかりカゴの様子を観察するようにしましょう。
鈴虫を共食いから守ろう!今日からできる対策とは
大切に育ててきた鈴虫を守るため、共食いを起こしにくい環境づくりが必要です。
その対策の中心は「タンパク質を多く含んだエサ」を与えることです。
例えば鰹節(かつおぶし)の粉末や、煮干し、魚粉、市販の鈴虫用フードなどを与えましょう。
「鈴虫は雑食性」とお話したけれど、自然に生息している時には、以下のような食べ物を食べています。
- 蝉の抜け殻
- 昆虫や小動物の死骸
- 柔らかい葉
- 花
柔らかい葉や花、キュウリやナスなどは水分補給に役立ちます。
ただし、野菜だけでは動物性タンパク質を補えません。
「野菜か動物性のエサか」ではなく、水分を補う野菜と、タンパク質を補うエサを組み合わせることがポイントです。
エサを増やしても共食いが続くときは、ケースの広さと頭数も確認しましょう。
教育資料では、20cm四方の容器なら10匹以下がひとつの目安とされています。
容器の形や隠れ家の量にも左右されますが、個体同士が頻繁にぶつかるようなら、ケースを分けたり、割れ鉢や流木などの隠れ家を増やしたりすることが必要です。
繁殖を予定していないなら、オスとメスを分けて飼う方法も選択肢になります。
繁殖させたい場合は同居を続けながら、高タンパクのエサと飼育密度の管理をいつも以上に意識しましょう。
鰹節の粉末や小魚を与えるときの注意点
鰹節(かつおぶし)の粉末や小魚を与える時には、ビンのふたなどの小物入れに入れ、カゴの中にこぼれないようにしましょう。
カゴの中で溢れてそのままにしておくと、鰹節の粉末や小魚が腐るだけじゃなく、カビが繁殖する原因になります。
エサは量を一度に増やしすぎるより、食べ残しの状態を見て新しいものと交換する方が安心です。
野菜も暑い時期は傷みやすく、特にキュウリやナスは早めの確認が必要です。
キャベツはキュウリやナスより持ちやすいので、交換の手間を減らしたいときの候補になりますが、どのエサも放置せず、傷む前に取り替えましょう。
繁殖期に与えるべきエサのポイント
また、繁殖期である8月頃には、タンパク質を多く含んだエサを多めに与えるようにしましょう。
そうすることでメスが産卵に必要な栄養を取りやすくなり、オスが共食いの被害に遭う可能性を減らせます。
ただし、共食いを完全にゼロにできるとは限りません。
オスばかり減っているときは、高タンパクのエサだけでなく、交尾後に弱った個体がいないか、頭数が多すぎないか、隠れ家が足りているかも確認してください。
繁殖期が終わり10月頃には、鈴虫は寿命を迎えてしまいます。
容器の中のシェルターを取り出しきれいに掃除し、土の表面をハケでそっと確認してみてください。
鈴虫の卵は土の浅い場所で見つかることが多いものの、深さには環境による差があります。
細長く白いものが鈴虫の卵なので、土ごと乾かしすぎないように管理しましょうね。
鈴虫の共食いってターゲットはオスだけって本当?

鈴虫の共食いは、産卵期に目立ちやすくなります。
メスがオスを襲う場面があるため、オスばかり減ったように見えることがあります。
また、交尾後のオスは急に弱る傾向があるため、弱ったあとに食べられたケースも混ざりやすいです。
そのため、「共食いのターゲットは必ずオスだけ」「メスは絶対に食べられない」とは言い切れません。
オスだけが減ってきたと感じたら、繁殖期かどうか、動物性タンパク質が不足していないか、ケースが過密になっていないかを確かめましょう。
繁殖を目的にしない場合はオスとメスを分ける方法もありますが、繁殖させたい場合は同居が必要です。
目的に合わせて、エサと飼育密度を調整してくださいね。
鈴虫の育て方には霧吹きが必需品!?どれくらい湿らせればいい?

鈴虫など、野生に生息している虫を飼育するのは簡単なことではありません。
なぜなら、なるべく自然に近い環境にしないと、長生きしにくいからです。
鈴虫を飼う時はエサや置き場所なども大切です。
霧吹きは回数を守ることより、床材が乾きすぎず、常に水びたしでもない状態にすることが重要です。
鈴虫を育てるときに大切なアイテム「霧吹き」が必要な理由と注意点
でも意外と大切なのが、霧吹きです!
鈴虫を飼うのに霧吹きってなぜ必要なの?と思う方もいるかもしれません。
鈴虫を飼う環境としては、土がある程度湿っていた方が過ごしやすいのだそうです。
霧吹きをするときは、鈴虫の体へ直接かけるのではなく、床材の状態を見ながら少しずつ吹きかけましょう。
霧吹きを使うときの注意点!どんな土の状態がいいの?
でも、だからと言って毎日霧吹きをするのがよいとは限りません。
毎日行うと、ケースや床材の状態によっては温度が下がりすぎたり、湿度が高くなりすぎたりすることもあります。
また、常に土が濡れた状態だと、カビなどが発生するケースもあるので注意が必要ですね。
難しいけど、乾燥している状態と湿らせた状態をほどよく作るのが良いです!
霧吹きをするときは、必ず土の状態を確認するようにしてくださいね!
既に湿っているようなときは、それ以上霧吹きをしなくてもOKです。
鈴虫の飼育に霧吹きをする頻度は?
霧吹きの頻度は、資料によって週1回程度から週2~3回程度まで幅があります。
これは、容器の大きさや通気性、床材、室内の温度によって乾き方が違うためです。
そのため、週に1~2回ほどを目安にしつつ、土の表面を見て増減させるのが分かりやすいでしょう。
また、鈴虫を飼う時は飼育マットを敷きますよね。
そのマットも、なるべく保湿性が高いものを選ぶのが良いですよ。
エサやりのときに、葉っぱや野菜などを与えれば、エサからも水分を補給できます。
土を乾燥しすぎず湿らせすぎない状態を保てるように工夫してみてくださいね!
鈴虫の土は交換した方がいい?交換の目安は?

昆虫を飼うと、ついつい土の交換などって忘れがちになりますよね。
鈴虫を飼うときも、ずっと同じ土というのはよくありません。
鈴虫の糞や食べ残しなどで、飼育環境は少しずつ汚れていきます。
土自体にも霧吹きをしたり、エサの水分が日々染み込んでいきます。
例えば土にカビが生えたり異臭がすることもあるから、注意が必要です。
土を交換しないまま飼っていると、鈴虫が過ごしにくくなりますよね。
土の交換時期は、汚れ具合と産卵前かどうかで判断しましょう。
鈴虫の土を交換する目安①土が汚れてきたとき
基本的には、土が汚れてきたら交換をする!というのがおすすめです。
放置しておくとカビだけではなく、コバエなどが発生することもあるようですよ。
なので、飼育をしながら日々土の状況をチェックするのがおすすめです。
ちょっと汚れてきたな…と思ったら、様子を見て土を替えましょう!
交換をする土に関しては、なるべく市販の専用の土を使ってくださいね。
稀に、庭とか公園の土を使う人がいるようだけど、それはあまりよくありません。
そのような土には雑菌や他の虫などが混ざっていることもありますよ。
鈴虫の土を交換する目安②産卵前
そして、もう1つチェックをしておきたい土の交換時期が、産卵前です!
日々土の状態を見て、汚くなったら交換をするのが1つの目安です。
でも、産卵時期になる前には交換を済ませてあげてくださいね。
土に産卵をしてしまうと、孵化が終わるまで気軽に交換できなくなります。
産卵時期については、個体差があったり、バラつきもあるようです。
早いと8月ごろから産卵をすることもあるようだから、必ずチェックしておきましょう!
鈴虫の幼虫ってどんなの?育て方はどうすればいいの?

鈴虫の幼虫って、どんなもの?というのが気になりますよね。
卵が孵化するのは、5月の中旬以降と言われています。
もちろん多少前後する可能性はあるけど、この時期が目安ですね。
産まれたばかりの幼虫は、3~4mm程度しかありません。
小さすぎて見落としがちだから、しっかりと観察をしないといけませんね。
孵化に気づかずエサが切れると、共食いや餓死で一気に数が減るおそれがあります。
床材の表面に小さな幼虫がいないか、孵化時期にはこまめに確かめましょう。
鈴虫の幼虫のエサと与え方の注意点
そして気になるのが、幼虫のエサについてです!
幼虫ってなにを食べるの?と思うけど、基本的には成虫と同じものでOKだそうです。
成虫は、たんぱく質をとらないと共食いしやすくなる…とお伝えをしました。
これは幼虫に関しても同じです!
なので、必ず植物性のエサと動物性のエサを与えるようにしましょう。
ちなみに、植物性のエサというのは、ナスとかきゅうりなどです。
動物性は、市販の鈴虫用のエサでOKです!
動物性のエサを切らすと共食いの原因になるから、注意したいところですね。
植物性のエサを与えるときの注意点としては、水分が多すぎないようにしましょう!
小さな幼虫は、水分が多すぎると身動きがとれなくなることもあるようです。
幼虫が食べやすいよう、動物性のエサは細かくし、切らさないように確認してください。
鈴虫の幼虫の脱皮に欠かせないアイテムは?
産まれた幼虫たちは、脱皮を繰り返して成虫になるため、止まり木が必要ですよ!
これがないと、上手く脱皮ができないこともあるから、要注意です。
流木や割れ鉢など、高さや向きの違う足場と隠れ家を用意すると、個体同士がぶつかる機会も減らしやすくなります。
脱皮をしながら大きくなっていく過程では、土の状態の確認も忘れないようにしてくださいね!
長生きをさせるには、なるべく自然に近い環境で飼育するのが一番ですよ。
「鈴虫が共食いをする原因」のまとめ

鈴虫が共食いをする主な原因は、動物性タンパク質の不足と産卵期の栄養需要です。
特に産卵期にタンパク質が足りないと、メスがオスを襲うことがあります。
エサはナスやキュウリだけではなく、かつおぶしの粉末や魚粉、細かくした煮干し、市販の鈴虫用フードなどの、動物性のエサを与えるようにしましょう。
本来鈴虫は雑食性で、花や葉っぱ、野菜などからも水分を補給しています。
ナスやキュウリは水分補給には役立つけど、動物性タンパク質の代わりにはならないのです。
そして、エサを変えても被害が続くときは、過密、隠れ家不足、弱った個体や死骸の放置も確認してください。
- 動物性のエサを小皿で与え、食べ残しを交換する
- ケースの広さと頭数を見直す
- 隠れ家と脱皮用の足場を増やす
- 土は乾燥しすぎず、水びたしにもならないようにする
- 繁殖期と孵化直後は、エサ切れや弱った個体をこまめに確認する
共食いを防ぐためには、エサだけに頼らず、起きやすい条件を一つずつ減らしてあげることがポイントです。
共食いで命を落とす鈴虫を減らすため、飼い主さんが毎日の観察で守ってあげてくださいね!