油にも体にいいものと悪いものがありますよね。
いいものといえばだいたいの人が「オリーブオイル」と答えるのではないでしょうか?
他には少し前にブームになった「えごま油」や「アマニ油」など。
値段が高いのに、スーパーの店頭から消えるほどの売れ行きとなりましたが、ブームが去ったので、今ではいつでも買えます。
健康にいいとテレビで放送すると、次の日にはスーパーから消える現象というのは、油に限らずよくありますが。
体に悪い油ランキングを紹介!
それではさっそく、体に悪い油ランキングを詳しく紹介したいと思います。
体に悪い油ランキング第三位:オメガ6系油(リノール酸)
リノール酸とは「必須脂肪酸」と呼ばれているものです。
体内で生成できないから摂取すべき油なのですが、取りすぎもよくないのですよね。
オメガ6とオメガ3をバランスよく摂取することが大事といわれています。
オメガ3とはえごま油や青魚の油などのことです。
割合はだいたいオメガ6が4で、オメガ3が1がよいといわれています。
ですから、オメガ3が体にいいとしても、取りすぎるとまた害なので、なんでもバランスよく摂取しましょう。
体に悪い油ランキング第二位:酸化した油
油って酸素に触れると酸化しますよね。
調理に使ってなくても、開封した時点でそこから酸化が進みます。
揚げ物などに使うと高温になるのでさらに酸化は進みます。
家で揚げ物をして、1回で処分していればそこまで悪いことはないかなと思います。
ですが、スーパーのお惣菜などは朝から夕方までずっと揚げ物をし続けています。
お店によって油の交換がどれくらいかはわかりませんが、1日で交換というところは少ないと思います。
ですから、お惣菜のほうが家で揚げるより体には悪いです。
でも、もっと悪いのがありますね。
油で揚げたスナック菓子やカップ麺です。
賞味期限は半年とかあるわけですが、しみこんだ油が半年も酸化し続けると想像したら・・・
怖いですね。
私もポテトチップス大好きで、昔は毎日食べたりもしましたが、今は体のためにたまににしています。
体に悪い油ランキング第一位:トランス脂肪酸が含まれる油
トランス脂肪酸という名前を聞いたことがありますか?
だいぶ前から体に悪いといわれていますよね。
マーガリンや、ショートニングとかそうですね。
マーガリンはパンに塗るだけじゃなくて、市販されているお菓子の大半に使われています。
少し前まではマーガリンにトランス脂肪酸がたくさん含まれていると騒がれましたが、今では改良されてさほど含まれていません。
後は、加熱した油からも発生するので、揚げ物に多く含まれています。
こめ油は体に悪い!?危険な油と言われる理由と誤解を解説
こめ油が体に悪いらしいという噂をきいたことがありますか?
こめ油と検索すると「こめ油 危険」と出てきます。
これを見ると、こめ油は体に悪いんだって思ってしまいますが、実際には違いました。
昔、とある工場で作られたこめ油を摂取した人たちに健康被害が起こり、こめ油のせいで病気になったと噂が広まりました。
でも実際は、製造過程でダイオキシンが混入してしまったために起こった健康被害で、こめ油には何も問題ありませんでした。
思い込みというのは怖いですね。
こめ油は米ぬかに圧力をかけて抽出したものです。
ですから手間のわりにたくさんはとれないので値段が高めとなっています。
こめ油には栄養がたくさん含まれていて、とても体にいいのですよ。
コレステロールや血圧を下げる効果もあります。
値段が安いコメ油は抽出方法が違う場合もあるので要注意
しかし、コメ油のわりに値段が安いかも?と思われる商品は抽出方法が違っていることもあります。
溶剤を使って油を抽出する方法の場合、栄養分がほとんど残っていません。
溶剤は蒸発してなくなってしまうので体に悪いことはないのですが、どうせなら圧搾抽出法のこめ油の方を使いたいものですね。
油の裏を見るとミネラルの表示があるので、なければ溶剤で出したと判断するといいかもしれません。
体に悪い油でキャノーラを耳にするけど本当なの?
「キャノーラ油」って、よく耳にしますよね。
でも実際には、キャノーラ油って
- どんな油なのか
- 体に良いのか悪いのか
そこで、キャノーラ油について解説していきますね!
まず、キャノーラ油とは、その名前の通り、「キャノーラ」という植物を使って作られた油のことを指します。
そしてキャノーラは、アブラナの一種です。
アブラナとは、なたね油に使われる植物ですよね。
つまり、キャノーラ油というのは、なたね油の一種ということになります。
なたね油と聞くと、急に親近感がわいてきませんか?
よくある油というイメージがありますよね。
では、キャノーラ油は、普通のなたね油と何か違いがあるのでしょうか?
なたね油は体に悪い!?
ズバリ、アブラナを良い油作りのために品種改良したのがキャノーラなんです!
詳しく説明しますね。
よく使われるイメージがある「なたね油」ですが、実は、使い過ぎ注意な油なんです。
なたね油が危険な理由としては、エルカ酸という成分と、グルコシノレートという成分を含んでいるからです。
この二つの成分を摂りすぎてしまうと、心臓や甲状腺など、大切な器官に異常が起きてしまう危険があるんです。
キャノーラは、この危険な成分をギリギリまで取り除いたなたね油を作ることを目指し、品種改良された種類というわけなんです。
キャノーラ油は、なたね油から体に悪い成分を減らした油なんですね。
体にいい油!揚げ物に最適な油2選
ではここからは、体にいい油について紹介していきたいと思います!
油って、普段の料理でもよく使うものだし、自炊生活にはかかせないものですよね。
油の摂り過ぎは体によくないんだろうなと分かってはいても、どうしても揚げ物が食べたかったり、料理が焦げ付くのが嫌で多めの油を使ったり…。
どうせ油を使うなら、少しでも体にいい油を使いたいですよね。
そこで、まずは「揚げ物におすすめの油」について解説していきたいと思います!
揚げ物と言えば、何と言っても「油を大量に使う」という点がポイントではないでしょうか。
一度にたっぷり油を使うので、コスパも気になるところですよね。
揚げ物には、安くで手に入る、体にいい油を使うのがおすすめですよ!
揚げ物におすすめの油①オリーブオイル
サラダ油などに比べるとどうしても高くつきますが、大容量のものをスーパーでも買うことができるのは嬉しいですよね。
「体にいい油ビギナー」におすすめの油ですよ!
揚げ物におすすめの油②ごま油
こちらもスーパーなどで手に入る、身近な油の一つだと思います。
ゴマが体にいいことは有名だと思いますが、ゴマを原料としているごま油ももちろん、抗酸化作用などを持っていますよ。
ゴマの香りが強いので料理を選びますが、こちらも初心者におすすめ!
体にいい油!加熱用に最適な油2選
続いて、焼き調理におすすめの油についてもご紹介していきます!
もし、摂らないより摂った方が体にいい油があるとしたら、すごく嬉しいですよね!
実は、油は体に悪い影響を与えるだけでなく、体にとって良い働きをしてくれる成分を含んだものもあります。
「油の健康効果・ダイエット効果」が話題になっているくらいなんです!
その分値段は高いものも多いですが、少量使いにはアリだと思います。
お金で健康を買えるなら、プライスレスですよね!
また、油の中には加熱すると成分が変わってしまうものもあります。
せっかく体にいい成分のある油でも、うっかり加熱してしまって良い成分を摂れなかったら嫌ですよね。
そこで、少量使いでも良い、加熱用におすすめの油をピックアップしてみました!
さっそく見ていきましょう。
少量使いや加熱用におすすめの油①ココナッツオイル
ココナッツオイルは、加熱に強いことが知られている油です。
また、賞味期限も1年くらいあるので、少量ずつ使っても長持ちしますよ。
ココナッツオイルには、中鎖脂肪酸という成分が含まれています。
中鎖脂肪酸は腸内環境を整える効果を持っているので、便秘気味の人におすすめですよ!
少量使いや加熱用におすすめの油②米油
米油は、余計な香りや味がないのがおすすめポイントです。
料理の味や風味を邪魔しないので、色々な料理に合わせることができますよ!
スーパーで買える安全な油は!?選び方とおすすめの理由を解説
それでは次に、スーパーで買える安全な油について、検証したいと思います。
1リットルで300円くらいのサラダ油などは、安くてお得と買う人も多いですよね。
ですが、薬品を使って抽出している可能性が高いし、薬品を蒸発させるために高温処理をしているのでトランス脂肪酸も含まれます。
また、原料である大豆なども「遺伝子組み換えのもの」がほとんどだし、正直安全ではないです。
スーパーで売られているのはほとんど大手なので、安く大量生産されたものばかりです。
そうなると、確実に安全と言える油は少ないです。
「ごま油」・「オリーブオイル」・「こめ油」・「えごま油」・「アマニ油」あたりは、まあまあ安全といったところでしょうか。
100%安心な油を買いたい場合は通販の利用がおすすめ
100%安全な油を買いたいというのであれば、通販を利用する方がいいと思います。
国産材料、製造方法、容器、酸化などあらゆる方面で安全となると、大量にはできないので、小さい会社で手間暇かけて作られたものだからです。
油に限らず調味料など、すべてにおいてそれはいえます。
しかし、そうなると値段も高額なので毎日使えるかといえばそれも厳しいので、そこそこ安全なものを選択して使うしかないですね。
私の場合ですが、こめ油で揚げ物をして、炒め物はオリーブオイルにしています。
こめ油は少し値段が高いですが、なによりいいのは酸化しにくいという性質です。
体に悪い油ランキングのまとめ
トランス脂肪酸が含まれる油、酸化した油、オメガ6の油などの取りすぎが体に悪いといわれています。
市販されているお菓子やファーストフードなどにはトランス脂肪酸がたっぷりです。
なので、頻繁に食べるのはさけ、体にいい油を選んでいきたいですね。
現代の人が若いのに成人病になるのは、このように安い油で大量生産されたものを頻繁に摂取しているからです。
揚げ物はいい油で少量作り、たまにのごほうびとして食べるのが健康を維持する秘訣ですよ。
そして、揚げ物をした後の油ですが、「再利用してる!」という方も多いのではないでしょうか?
でも、そんな油の再利用、いつまで、何回くらいできるものなのか?
そして、揚げ物油を再利用するときには、長持ちさせるためコツがあること、知ってますか?
そんな「揚げ物油の再利用」についてのことを
の記事に、しっかりとわかりやすくまとめておきました。
ぜひ見て、参考にされてくださいね。