加湿器ってすぐカビ生えますよね。
カビが生えているのに気づかずに使い続けると、カビの胞子を知らない間に吸い込んでしまいます。
そうすると「風邪じゃないのに咳が止まらない」などの、体調不良が出てきて怖いです。
なので、こまめな掃除が大切になってきます。
そして、加湿器のカビ掃除にはハイターを使うことができます。
また、それ以外にも重曹やオキシクリーンなどでもカビ掃除できますし、万が一の洗い残しがあってもこちらの方が安心ではありますね。
加湿器のタイプにはどんなものがある?
まず、加湿器のタイプをご紹介したいと思います。
大きくわけて4つ。
- 超音波式加湿器(フィルターなし)
- 加熱式加湿器(フィルターなし)
- ハイブリッド式加湿器(フィルターあり)
- 気化式加湿器(フィルターあり)
構造自体は単純で、水を超音波で揺らしてミストを発生させます。
かわいいデザインで値段も安いので人気ではありますが、手入れが大変なのもこの加湿器なのですよね・・・
カビの発生確率としては加熱式加湿器が一番少ない・・・というかまったく生えないです。
ただ、小さい子供がいると熱い蒸気でやけどする危険があるので、このタイプは敬遠されます。
ハイブリッド式と気化式の加湿器の違いは?フィルターの掃除のポイント
ハイブリッド式と気化式の加湿器の違いは、
- 温かい風をフィルターに当てるのか?
- 普通の風をフィルターに当てるのか?
この2つだと、気化式の加湿器の方がカビが生えやすいです。
とはいえハイブリッド式の加湿器もまったくカビが生えないわけではないので、どちらも定期的にフィルターと給水タンクの掃除をしないといけません。
フィルターつきの加湿器などは、定期的に掃除をしないといけないと説明書には書いてありますが、知らずにずっと使っている人もいたりします。
あまりにカビがひどい場合は、いったん新しいフィルターに交換してから、その後はマメな掃除をするというのもいいかもしれませんね。
フィルターのカビ掃除に使うハイターの種類は?
ハイターには塩素系と酸素系がありますが、
「加湿器の給水タンクには塩素系のハイター」
「フィルターには酸素系のハイター」
と覚えておきましょう。
特に塩素系は洗い残しなどがあると大変なので、ちゃんとすすいでくださいね。
もし残った塩素を吸い込んでしまうと、皮膚や呼吸器系に異常がでてしまいかねないので。
そういった意味でもフィルターで塩素系を使ってしまうと、フィルター自体変質する可能性とともに、フィルターに洗剤が残ってしまうと危険なんですね。
なので、加湿器のフィルターには酸素系を使ってください。
また、「塩素系の洗剤」と「酸素系の洗剤」とが混ざると、有毒ガスが発生してしまう、というのは耳にしたことがあると思います。
給水タンクとフィルターの掃除を同時に行ったりすると、この「塩素系の洗剤」と「酸素系の洗剤」が混ざる可能性もあるので、別々に作業することをおすすめします。
加湿器のカビ掃除は重曹でできる!?安全にカビ掃除できる方法
お掃除の万能アイテム「重曹」は、カビ掃除にも役立ちます。
重曹とクエン酸といえば、掃除の時にはいつもみかけるなじみのものとなってきましたよね。
この2つの違いって大まかにいうと
「重曹=アルカリ性」
「クエン酸=酸性」
です。
それぞれの特徴を知っておいて、汚れの性質によって使い分けすると、効果が大きいです。
そして、カビにはアルカリ性が効果的なので、重曹を使います。
重曹を使ってフィルターのカビ掃除をする方法
まずは重曹と水を鍋に入れます(水1リットル・重曹60gくらい)
そのあと、鍋を沸騰させて完全に溶かしてしまいます。
そのまま冷ましてからその重曹水にフィルターや部品を30分ほど漬け込みます。
時間がきたら、すすぎ残しがないようによく洗って乾かしましょう。
汚れが残っていたら歯ブラシなどでこすって落としてください。
重曹も食品としても使われているくらいですから、洗剤として使っても安心ですね。
加湿器に多いカビはピンクカビですよね。
お風呂の隅っこなどにもすぐたまります。
加湿器の種類によっては1日で生えるのもあるのでまいってしまいます。
給水タンク式でフィルターなしの加熱タイプが安かったしデザインがかわいかったので、使ったことがあるのですが。
掃除しても掃除してもすぐ生えてきて、まいったな~ってことがありました。
重曹を使って掃除をすると、ピンクカビを落とすだけじゃなくて、発生させるのをしばらく予防できるので、フィルターなしのタイプには特におすすめですよ。
加湿器のタンク掃除はオキシクリーンも使える!?酸素系で安心お掃除
「オキシクリーン」って最近流行ってますよね。
私が流行おくれなだけかもしれませんが、動画などでもよくみかけるなぁと思って、洗濯機掃除でオキシクリーンデビューをしましたよ。
オキシクリーンって酸素系漂白剤だから、結局はハイターと同じじゃない?と思ったりするかもしれませんが、オキシクリーンって粉末なんですよね。
この粉末を40度~60度のお湯で溶かして使います。
熱いお湯を使うからなのか、普通のハイターより汚れ落としの効果は抜群でした。
このオキシクリーン液にフィルターやその他の外せる部品を数時間つけ置きします。
最低2時間、カビがひどければ半日くらい放置しておいてください。
後は水で流して乾燥させたら終わりです。
酸素系なのでそんなに念入りに洗い流さなくても大丈夫なのもいいですよね。
加湿器のタンク掃除で手が届かない所の汚れを掃除する方法を紹介!
加湿器のタンクで手が届かないところに汚れが残って気になることありますよね。
そんな時は先ほどお伝えしたつけ置きが有効です!
酸素系漂白剤やクエン酸などを使えば子供やペットがいる家庭でも安心して洗うことができます。
特にクエン酸はお掃除用ではなく食用のものもありますので、食用を使って掃除すればさらに安心です。
使い方は簡単で、水1Lに対して10gほどのクエン酸を溶かし、タンクにクエン酸を溶かした水を入れ30分ほど稼働させます。
稼働させることで水の通り道もきれいにすることができます。
最後にタンクに残ったクエン酸水を捨ててゆすげば完了です。
もっとしっかり洗いたいときは、加湿器のメーカーや洗剤のメーカーから加湿器専用の洗剤が出ています。
使い方はそれぞれ記載がありますのでしっかり見て使うようにしましょう。
加湿器の掃除で頑固なカルキ汚れを落とすには!?
加湿器の掃除で気になるものの1つがカルキ汚れです。
白い塊が張り付いていて、かつ頑固でなかなか落とすことができません。
このカルキ汚れに効果抜群なのがクエン酸です。
そもそもカルキ汚れとは水道水の中のミネラル分が固まってできた汚れです。
いろんなミネラルが入っていますが、特にカルシウムが主成分です。
このミネラルの塊、カルキ汚れはアルカリ性の性質を持っているので、反対の酸性を使えば簡単に落とせます。
クエン酸はこのカルキ汚れを落としやすくしてくれます。
カルキ汚れは頑固なので、つけ置きをした後に柔らかいスポンジや、布で擦ると落としやすいですよ。
カビにはアルカリ性の重曹、カルキ汚れには酸性のクエン酸です。
汚れにもアルカリ性酸性があるので、合わせて選ぶとお掃除が楽になりますよ。
加湿器フィルターの黄ばみが落ちない!キレイに落ちるアイテム3選
色々と掃除の方法をお伝えしましたが、それでも加湿器のフィルターの黄ばみが落ちない時オススメのアイテムを紹介します。
フィルターの黄ばみはそもそも、先ほどもお伝えしたカルキ汚れが元です。
カルキ汚れを放置していると、ミネラルを栄養分にカビが生えます。
つまり、お掃除をサボったフィルターの汚れは2つの汚れが合わさっているので落としにくいのです。
フィルターの掃除はつけ置きが基本です。
たっぷりの水にこの後紹介するアイテムを溶かしてつけ置きして、しっかりと洗剤を流してくださいね。
加湿器フィルターのつけ置き①ワイドマジックリン台所用洗剤(花王)
こちらは名前からも分かるように台所や水回り用のつけ置き洗剤です。
縦型洗濯機のつけ置きにも使うことができるので、加湿器のフィルターのカビにも効果抜群です。
粉末タイプなのでしっかりとお水に溶かして使うようにしてくださいね。
「ワイドマジックリン台所用洗剤」の詳細を見てみる
加湿器フィルターのつけ置き②加湿器用洗剤 FE-Z40HV(パナソニック)
こちらは、パナソニック販売している加湿器専用の洗剤です。
加湿器の製造販売もしているパナソニックの加湿器用洗剤であれば、安心して使えますよね。
主成分はカルキ汚れを落とすクエン酸と界面活性剤です。
台所用洗剤を使うのは抵抗がある…という方にオススメのアイテムです。
「加湿器用洗剤 FE-Z40HV」の詳細を見てみる
加湿器フィルターのつけ置き③オキシクリーンEX 酸素系漂白剤(株式会社グラフィコ)
先ほども紹介したオキシクリーンです。
加湿器のフィルター以外にも家中いろんなところで活躍する酸素系漂白剤です。
漂白剤なだけあって、汚れを落とすだけではなく、漂白や消臭、除菌などの効果も期待できます。
漂白効果は黄ばみを綺麗にするのにオススメです。
「オキシクリーンEX 酸素系漂白剤」の詳細を見てみる
と、オススメのアイテムを紹介しましたが、落ちない時は落ちません。
もう掃除は無理だというほどフィルターが汚れている場合はフィルターの交換も視野に入れるようにしましょう。
加湿器のカビ掃除にハイターのまとめ
私もいくつもの加湿器を渡り歩きましたが、子供が大きくなった現在はポットタイプの加熱式加湿器が最強だと思っています。
水道水のカルキがくっつきますが、定期的にクエン酸で掃除すればいいし、とにかくカビの心配がないのはうれしいです。
ハイブリッド式とか気化式は構造が複雑だし、その分掃除も面倒なのですよね。
今は空気清浄機に加湿器がついているタイプも多いですが、さらに複雑化しているので掃除も大変そうです。
手入れを怠ると、空気清浄機の内部にもカビが発生することもあるらしく、マメな性格のひとじゃないとめんどくさくなりそうです・・・
どれを使うにしても、カビを吸うと健康被害があるので、こまめな掃除を忘れずに!
そして、家の中のカビということで、家の中の空気をきれいにする「空気清浄機」と、もう1つ大切な場所があります。
それは「クローゼット」なんです。
クローゼットの中には、服が入っていますよね?他の物もはいっていることも多いですが。笑
そして、そんなクローゼットの中って、脱いだ服の湿気などもあってカビが生えやすい環境なんです。
あまり換気もしないですしね。
そして、そんなクローゼットの中にしまわれている服を着るために取り出したとき。
部屋の中にカビの胞子がばらまかれてしまうんです。考えただけでも恐ろしいですよね。
「クローゼットのカビ対策で最強の方法は?カビなし生活の始め方」
の記事には、そんな「クローゼットのカビ対策」についてのことを詳しくまとめていますので、気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。