「赤ちゃんにジャムっていつからあげても大丈夫なんだろう?」と、離乳食を始めたばかりのママやパパなら、一度は気になったことがあるかもしれませんね。
トーストやヨーグルトにちょこんと添えられる甘くておいしいジャムは、赤ちゃんにも喜んでもらえそうですが、ちょっと待ってください。
ジャムの中には、赤ちゃんの体にはまだ早い材料が使われているものもあるんです。
特に市販のジャムには、砂糖や添加物がたっぷり入っていることもあるので、与える時期や量には気をつけたいところです。
でも、正しいタイミングと選び方を知っていれば、離乳食のバリエーションを増やすのにジャムはとても便利なアイテムになるんですよ。
この記事では、赤ちゃんにジャムをあげられる時期の目安や、安全に使えるジャムの種類、避けたい成分、市販ジャムを選ぶときのポイントなどを、やさしくてわかりやすい言葉でまとめました。
離乳食作りに悩んでいる方や、味の変化をつけてあげたいなと考えているママ・パパは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
離乳食でジャムを与えたいときのおすすめは?厳選5つを紹介
手作りが安心とはいえ手間と時間がかかるので、忙しいママには少し大変ですよね。
わたし自身、何度か手作りしてみたものの、容器を煮沸消毒したり、正しい保存期間がわからなかったりと、何かと面倒に感じていました。
市販のもので安心して食べさせられるものがあれば、上手に活用したいというのが本音。
そこで、離乳食でジャムを与える際の注意点と、市販のおすすめジャムを5つご紹介します。
市販のジャムを選ぶ際の注意点
市販のジャムを与える際は、原材料などをよく確認して選ぶようにしましょう。
できれば、砂糖不使用で添加物の少ないものが良いです。
もちろんアルコールやスパイスなどの使用にも気を付けましょう。
大きめの果実が入っているものは、大人には贅沢に感じても、小さな子供は喉に詰まらせる危険があるので、避けた方が良いでしょう。
果物のアレルギーが心配な方は、その果物を食べられる月齢になって、一度試してから食べさせるようにしてください。
また、ハチミツが使われているものは絶対に避けてください。
1歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べてしまうと、乳児ボツリヌス症を発症する恐れがあります。
便秘や哺乳力の低下、脱力状態などの他、最悪の場合死に至るケースも報告されています。
ボツリヌス菌は熱に強いため、ジャムなどの加熱調理されたものでもリスクがあります。
ハチミツを使用しているものは「1歳未満の乳児には与えないでください」と表記されているものがほとんどですが、しっかりと確認してから購入するようにしましょう。
離乳食でおすすめの砂糖不使用ジャム5選!
ここからは、離乳食後期からおすすめの砂糖不使用のジャムを紹介します。
美味しいものばかりなので、家族みんなで楽しめますよ!
離乳食におすすめ!砂糖不使用のジャム①アオハタ まるごと果実
砂糖不使用で、果実と果汁の自然な甘さが特徴。
子供だけでなく、大人も美味しく食べられる人気のシリーズです。
スーパーでもよく見かけるので、はじめてのジャムとしても手軽に試しやすいですよね。
ブルーベリーはもちろん、白桃やりんごなど種類も豊富なので、アレルギーの心配がなければ、いろいろと試してみるのもいいですね。
離乳食におすすめ!砂糖不使用のジャム②サンクゼール オールフルーツ
果物由来の原料のみを使用し、砂糖を使わずに果汁で甘みを調えているのが嬉しいですよね。
調理方法にもこだわり、果物本来の香りやフレッシュさを感じられます。
保存料不使用なのも、嬉しいポイント。
オンラインストアでも購入できます。
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離乳食におすすめ!砂糖不使用のジャム③セルフィユ軽井沢 砂糖不使用 ストロベリー/甘夏マーマレード
ジャム発祥の地といわれる軽井沢生まれのブランド。
セルフィユ軽井沢のストロベリー/甘夏マーマレードは、砂糖を使わずに、果物や果糖、レモン果汁のみで作られています。
店舗は軽井沢と有楽町だけですが、オンラインストアでも購入できますよ。
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離乳食におすすめ!砂糖不使用のジャム④信州須藤農園 100%フルーツ
果物が美味しい信州で生まれたジャム屋さん。
使用する果物の産地にまでこだわり、一番おいしい状態で調理。
素材の良さを最大限に生かした、さっぱりとした味わいのジャムです。
もちろん砂糖不使用なので、子供にも安心です。
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離乳食におすすめ!砂糖不使用のジャム⑤キューピー やさいとなかよし 野菜&果物スプレッド
野菜の栄養を手軽に取ることができる、砂糖を使っていない子供向けスプレッドです。
「にんじんとりんご」「トマトとりんご」の2種類あります。
市販のジャムの多くは果物のみを使用しているものが多いですよね。
でもこの商品は野菜と果物の両方が入っているので、栄養の偏りが心配なママにも嬉しいですね。
以上、おすすめの5選を紹介しました。
砂糖不使用のものは意外に多い印象でした。
しかし、砂糖不使用でも甘さを出すために、ペクチンなどを使用しているものがほとんどです。
また果糖でも食べ過ぎると虫歯の原因にもなるので、与えすぎには十分気を付けましょう。
一歳が食べられるパンに塗るもののおすすめは!?注意すべき点とは
離乳食完了期の頃になると、食べられる食材は増えるものの、だんだんとマンネリ化してきてしまいますよね。
ジャム以外にも何かパンに塗れるものがあると、子供も飽きずに食べられるかもしれません。
そこで、他に何か良いものはないかな?とお探しのママに役立つアイデアをご紹介。
一歳でも食べられる!パンの美味しい食べ方アイデア
では、ジャム以外でパンに塗ったら美味しいものをいくつか見ていきましょう。
一歳でもOK!ジャム以外のおいしいパンの食べ方①水切りヨーグルトとフルーツのオープンサンド
生クリームやクリームチーズの代わりに、水切りヨーグルトを使ったアイデア。
食パンに水切りヨーグルトを塗って、いちごやキウイなど子供が好きな果物を薄くスライスしてのせるだけ。
生クリームのようにこっくりとしたヨーグルトは、パンにも塗りやすくフルーツとの相性もいいので、おすすめです。
わたしは息子の1歳の誕生日に、パンと水切りヨーグルトでケーキを作りました!
よほど美味しかったのか、息子も喜んでかぶりついていましたよ。
一歳でもOK!ジャム以外のおいしいパンの食べ方②カボチャやサツマイモのペースト
自然な甘みが特徴のカボチャやサツマイモは、離乳食の時期にぴったりの食材です。
柔らかく煮て、少量の牛乳やヨーグルトを混ぜてペースト状にしたものを、パンに塗るだけ。
美味しく野菜の栄養も摂れて、一石二鳥ですね。
一歳でもOK!ジャム以外のおいしいパンの食べ方③きなこクリーム
離乳食の初期から食べられるきなこは、普段から活用しているママも多いのではないでしょうか。
ヨーグルトにかけたり茹でたマカロニと和えたり、使い道がたくさんあって、とても便利な食材ですよね。
少量の砂糖と牛乳を混ぜて作ったきなこクリームを、パンに塗って食べさせるのも良いでしょう。
一歳を過ぎてからは、ほんのり甘みを感じる程度の量にとどめれば、砂糖もうまく活用できそうですね。
一歳でもOK!ジャム以外のおいしいパンの食べ方④フレッシュトマトのピザトースト
生のトマトを細かく刻んだものをパンにのせ、少量のピザ用チーズをかけてトースターで焼きます。
これだけで簡単ピザトーストのできあがりです。
熱を加えることでトマトの酸味が和らぐので、子供にも食べやすいメニューです。
簡単に試しやすいものばかりなので、メニューに悩んだ時は、是非作ってみてください。
離乳食でジャムはいつから?のまとめ
ジャムって甘くておいしいから、赤ちゃんにも食べさせてあげたくなりますよね。
でも、赤ちゃんの体はまだまだ成長途中なので、大人と同じように食べさせるのはちょっと注意が必要です。
赤ちゃんにジャムをあげはじめていいとされているのは、だいたい離乳食後期の9~11か月ごろからが目安です。
この時期になると、少しずついろんな味や食感にも慣れてくるので、ジャムも少量からなら取り入れてみてもいいでしょう。
ただし、まだ胃腸が未熟な赤ちゃんには、砂糖や添加物が多く入っているジャムは負担になってしまうことがあるので、選ぶときには気をつけてあげてくださいね。
市販のジャムを使う場合は、「砂糖不使用」や「無添加」などと書かれているものを選ぶのがポイントです。
できるだけ素材の味を生かした、シンプルなものがおすすめですよ。
どうしても心配なときは、旬の果物をすりつぶして煮詰めた手作りのフルーツソース風のジャムを作ってみるのもいいですね。
手作りなら甘さの調節もできるから、安心して使えます。
また、ジャムは一度にたくさん使うのではなく、パンにうすく塗ったり、ヨーグルトに少し混ぜたりと、ほんの少しずつがちょうどいいです。
甘さや風味のアクセントになるので、赤ちゃんも食べるのが楽しくなるかもしれません。
赤ちゃんの体調や食べる様子をしっかり見ながら、無理のないペースで少しずつ試していくことが大切です。
毎日の離乳食にちょっとした工夫を加えて、赤ちゃんとの食事の時間をもっと楽しんでみてくださいね。