成長期に「足が痛い・・」言うと、「成長痛じゃない?」と言われて片づけられたことはないですか。
「成長痛」自体は、病気ではないと考えられていますが、
「成長痛ってこんなに痛いの?」
「成長痛は、どんなところが痛くなるの?」
「本当は、成長痛ではなくて違う病気じゃないの?」
と不安になることはないですか?
そもそも、「成長痛ってなに?」と思う人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
★成長痛の仕組み
★痛み方
★痛む部分
★時期
★成長痛と似た症状の病気
など、成長痛についての不安に感じていることについて、見ていきましょう。
成長痛を言葉に表すとどんな痛み?感じ方の特徴とは?
痛みの具合は、人それぞれですがひどい痛みの場合は、痛くて泣いてしまう子もいます。
痛くて、眠れないと寝不足になる場合もあるんです。
成長痛とは、骨が急成長するために起こる痛みと言われています。
痛みの感覚として「ギシギシ」「ミシミシ」といった、骨がきしんでいるような感じがするという人もいます。
また、筋肉痛のひどい感じという人もいます。
- 筋肉が痛くて動かしにくくなってしまう
- 痛みで歩けない
- 手を上げられない
- 寝転がると痛い
成長痛を感じる場所や症状の特徴は?何歳ごろに感じやすい?
実際に成長痛は、足が痛い、とよく聞きますが、どの部分に痛みが出てくるのでしょうか。
また、何歳ごろが痛みのピークになるのでしょうか。
ここでは
- 痛みの特徴
- 痛くなりやすい部分
もし、今痛みがあるようであれば。
自分の状態と比べてみて、成長痛なのかそうじゃないのか参考にしてみてくださいね。。
成長痛の痛みの特徴にはどんなものがある?
- 夕方から、夜にかけてひざの辺りが痛い
- 痛みは30分から長くても一時間くらいで治る
- 朝になると痛みは治っている
- 決まった周期はないが、くりかえし痛みがある
必ずこうです、といったことではありません。
痛みが続かないのであれば、そんなに心配する必要がないかな?くらいで考えましょう。
成長痛が出てくるタイミングは?
成長痛が出てくる年齢としては、3歳~12歳がピークと言われています。
特に、下半身に痛みが出やすいのが特徴で、痛くなる部分は
- 股関節
- かかと
- ふくらはぎ
- 太もも
大人になってから、このような症状が出た場合は、別の病気の可能性があるので医療機関を受診しましょう。
成長痛の正確な原因は不明です。
ですが、成長期の子供は骨や筋肉、関節などが柔らかいので、激しい運動などをすると疲れがたまり痛みの原因になります。
なので、体育の授業で激しく足を使ったり、習い事で激しい運動をすると、痛みが出やすいこともあります。
運動をした後に痛みが出やすいなど、理由がわかっているのであれば、準備運動やストレッチをしっかりしましょう。
また、無理な動きは控えて、見学したりすることも考えましょう。
成長痛の痛みは期間限定ですが、それがきっかけで大きなケガをしてしまったら大変です。
そのケガが、一生ものになってしまうかもしれません。
成長痛を治すには?
最初からお話しているように、成長痛は痛みの原因がわからないので、治す方法がありません。
痛みに対してのストレスが、さらに痛みが増す原因になります。
痛みがある部分に手を当ててさすってもらったり、温めるなどすると痛みが治ることも。
また、軽くストレッチをしてリラックスできる状態に持っていくことで、痛みを軽くするきっかけになりますよ。
この症状は注意!成長痛ではない場合の症状
では次に、「成長痛?」って思いがちだけど、実は注意が必要な症状について、見ていきましょう!
②いつも同じ場所が痛くなる
③痛みがどんどんとひどくなってくる
④痛みがある部分が腫れている
⑤痛みのある部分が熱をもっている、または発熱している
⑥朝になっても痛みが治らない
⑦足を引きずらないと歩けない
⑧14歳以上である
これらの場合は、整形外科など一度病院に診てもらいましょう。
大人が言うから、病院で言われたからと、上のような症状があるのに放っておくと、大変な病気になっていることもあります。
成長痛を感じやすい場所のまとめ
成長痛は、何度も言うようにこれといった原因がないと言われています。
原因がわからないのに、痛みが出るとか不安でしかないですよね。
とりあえず、痛みが出てきたときは一日様子を見て、痛みが続くようなら病院に相談してみましょう。
ただ、不安が消えないのであれば、一度病院に行ってレントゲンを撮影してもらうといいですね。
そして、何も病気がないことをみてもらえば、安心ですね。
一番大切なことは、痛みが続くのに勝手に我慢をしていること。
また、痛みが続くのに「成長痛」と言われて我慢しておくこと、です。
病院に行くのを怖がり避けていると、後から後悔することになります。
そうなってからでは遅いので、必ず体の状態は周りの大人に相談しましょう。