哺乳瓶の熱湯消毒は意味ある?正しい温度と時間を徹底解説

赤ちゃんの毎日の授乳に欠かせない哺乳瓶。

赤ちゃんの口に直接触れるものだからこそ、いつも清潔な状態を保っておきたいですよね。

特に新生児期の赤ちゃんは免疫力がまだ十分に発達していないため、ちょっとした雑菌が体調を崩す原因になってしまうこともあるんです。

だからこそ、哺乳瓶の消毒はとても大切なステップなんです。

中でも「熱湯消毒」は、特別な道具を使わずに手軽にできる方法として、多くのママやパパに選ばれています。

ただし、お湯を軽くかけるだけでは十分な殺菌効果は得られません。

目に見えない細菌をしっかり取り除くには、きちんとした手順で行うことが必要です。

効果的に消毒するためには、温度が80℃以上あるお湯を準備して、哺乳瓶をまるごとお湯に沈めて10分以上浸けておくようにしましょう。

このとき、お湯がぬるすぎたり、浸けている時間が短すぎたりすると、思ったほどの消毒効果が得られなくなってしまうんですね。

ですので、しっかりと温度と時間を守ることがポイントになります。

さらに注意しておきたいのが、哺乳瓶の素材です。

ガラス製や耐熱プラスチック製なら問題ありませんが、耐熱温度が低い素材の場合は、熱湯で変形したり劣化したりする可能性もあります。

なので、必ず使用前に「耐熱性」があるかを確認しておくと安心ですよ。

熱湯消毒が終わったあとは、哺乳瓶の内側に水滴が残らないようにしっかりと乾かすことも大事です。

水分が残っていると、そこにまた雑菌が増えてしまう原因になってしまうんですね。

自然乾燥させる場合は、風通しのいい場所で乾かしたり、清潔な布巾の上に置くなどして、できるだけ衛生的な状態を保つようにしてみてくださいね。

こういった基本的なポイントを押さえておけば、赤ちゃんが毎日安心してミルクを飲める、清潔で安全な哺乳瓶をキープすることができます。

忙しい毎日の中でも、ちょっとした心がけひとつで、赤ちゃんの健康をしっかり守ることにつながっていくんですね。

スポンサードリンク

哺乳瓶の消毒のやり方!正しい手順と注意するべき3つのポイント

熱湯をかけて消毒をする際には、正しい手順で行うことが大切です。

前述でもお伝えしましたが、しっかりと殺菌をしないと、逆に雑菌を増やしてしまうからです。

熱湯消毒は、普段子育ての中心であるお父さん、お母さんはもちろん他の方でも手軽に出来る消毒の方法です!

なので、注意すべき点を押さえて、皆で共通理解してもらえたら、嬉しいです。

熱湯消毒をするときの用意するものは?

用意するものは、水を沸騰させるための鍋と哺乳瓶を入れておくボールがあれば大丈夫です。

ボールの大きさは、哺乳瓶がすっぽりと入るくらいのやや大きめの物を用意しましょう。

そして、熱湯になった物を、哺乳瓶の本体や乳首、シリコンの部品など全体に行き渡るようにかけて完了です。

くれぐれも火傷をしないように、気をつけてくださいね。

熱湯消毒をする時に気を付けるポイント3つ!

次に、熱湯消毒をするときに気をつけて欲しいポイントを3つご紹介しますね。

これを守らないと、消毒の効果が出ないので、是非意識していただきたいと思います。

熱湯消毒をするときのポイント①80℃以上のお湯に10分間は必ずつける

80℃以上のお湯が殺菌効果があるとされており、それ以下の温度になると除菌にはならないとされているのです。

夏場には適している除菌方法だと思いますが、特に冬場などの寒い時期にはすぐに温度が低くなってしまう恐れがあります。

今の時期は、日中は暖かいのに朝晩は寒いので、気温差が感じられる時期にも注意が必要です。

温度計や湯温計で、温度を観察しながら熱湯につけておくと安心かもしれませんね!

熱湯消毒をするおきのポイント②哺乳瓶の種類によってパーツが壊れる恐れがある

容器によっては、熱いものに弱いものがあるので、必ず耐熱性のものかどうか確認をしましょう。

特に、プラスチック製の哺乳瓶は、熱湯をかけると変形するものがあります。

私も実際に、古いお下がりの哺乳瓶に熱湯をかけたら、凹んだ経験があります。

なので、昔販売されていた商品にも気をつけた方が良いかもしれませんね。

また、沸騰したお湯の火を止めて、鍋の中にそのまま消毒するものを入れる場合もあります。

その方法をとる場合には、パッキンなどのパーツが鍋の底につくと、くっついてしまうことがあるので、注意してくださいね。

熱湯消毒をするときのポイント③しっかり乾燥させておく

せっかく消毒をした哺乳瓶を、しっかりと乾燥させておかないと、残った水滴によって雑菌が繁殖してしまいます。

流し台の脇に置いておくことよりも、キッチンなどの小窓があり風通しの良い場所に置いておくことがおすすめの乾燥場所です。

必ず、哺乳瓶が完全に乾いていることを確認して、次の授乳の際に使用してくださいね。

スポンサードリンク

哺乳瓶は消毒しないとどうなるの?洗うだけでも大丈夫って本当?

生後間もない赤ちゃんは、お母さんからお腹の中で免疫力をもらって生まれてきますが、徐々に減っていきます。

なので、少しの細菌に対しても免疫が弱く、回復力も遅いので、哺乳瓶の消毒がとても大切なんですよ。

また、ミルクを入れたままの哺乳瓶は雑菌がすぐに繁殖しやすいので、すぐに洗浄と消毒をする必要があります。

そして、哺乳瓶の消毒はいつまでしなければいけないのか、併せてお伝えしますね。

哺乳瓶の消毒はなぜ必要なの?

前述の通り、小さい赤ちゃんは免疫力が弱く、少しの雑菌に対しても必ず消毒をしなければいけないのです。

また、洗剤だけで洗うだけでは取り切ることが出来ない小さな汚れがあることから、消毒が必要とされています。

使い終わった哺乳瓶のほか、乳首やキャップなどにも菌は繁殖しやすく、食中毒を引き起こす雑菌もあるのだそうですよ。

そして、赤ちゃん用ミルクは、栄養価が高い分、他のものに比べて雑菌が繁殖しやすいのだとか。

ここまでの話を聞くと、「洗浄で終わらせず、赤ちゃんのためにも消毒を必ずしてあげよう!」いう意識が高まりますよね!

哺乳瓶の消毒は生後5~6ヶ月まで

一般的には、赤ちゃんの免疫や抵抗力が高まってくる生後6ヶ月頃に消毒を卒業しても良いとされています。

なので、哺乳瓶が必要な期間ずっと消毒をする必要はありませんよ。

私は保健師さんから離乳食を始める指導を受けた時に、離乳食を開始する生後5.6ヶ月頃には、哺乳瓶の消毒をしなくても良いと教えてもらいました。

確かに、離乳食が進むと食べられる食材も増えてきますからね。

それまでは、毎日のことで手間はかかってしまいますが、赤ちゃんのためにも欠かさず消毒を行いましょうね。

スポンサードリンク

哺乳瓶の熱湯消毒は熱湯をかけるだけで大丈夫?のまとめ

赤ちゃんの健康を守るためには、哺乳瓶をいつも清潔に保つことがとても大切です。

なかでも熱湯消毒は手軽で効果的な方法ですが、正しいやり方で行うことがポイントになります。

まず、お湯の温度は80℃以上を保ち、哺乳瓶を10分以上しっかりと浸けることが大切です。

ただお湯をかけるだけでは消毒にはならないので注意しましょう。

また、哺乳瓶の素材が熱に耐えられるかどうかも事前に確認しておくと安心です。

消毒が終わったら、しっかりと乾燥させることも忘れずに。

水分が残っていると雑菌の温床になってしまうからです。

こうした基本を守れば、赤ちゃんが安全にミルクを飲める環境が整います。

毎日の忙しい育児の中でも、ほんのひと手間をかけることで、大切な赤ちゃんの健康と安心をしっかり守ってあげられますよ。