最近ですと、年賀状を出さない人も増えてきたのではないでしょうか?
実際に私も全く出さなくなったうちの1人です。
出さなくなった人の割合ってどのくらいなんでしょう?
これから紹介する数値は、ある大手文具メーカーが行った調査結果になります。
年代別の結果において、年代の高い人ほど年賀状を出す人の割合は高い結果となっていました。
反対に20代では5割の人が年賀状を出さないと答えていたそうです。
そもそも近年では“虚礼廃止”といって、会社や職場自体が「暑中見舞い」や「お中元」などを禁止としている企業も増えています。
それでも中には年配の方や会社等の事情により「年賀状」を出し続けている人もいますよね。
なので「年賀状」を送らないとなると失礼にあたってしまうのかという疑問は残ります。
では「年賀状」とはなぜ出すのか、出さないと実際に失礼にあたるのか、「年賀状」を出す他に挨拶する手段はどんなものがあるかなどをご紹介していきます。
同じ職場の人に年賀状を出さないのって失礼なことなの?
いつも一緒に働いている仲間達や上司には必ず「年賀状」を出さなければいけないのでしょうか?
出さない場合は失礼にあたってしまうんでしょうか…
日本はそういったマナーなどに厳しい文化がありますから、プライベートはまだしも特に会社でとなると気になってしまいますよね。
そもそも「年賀状」ってなぜ出すのかその理由をご存知ですか?
なぜ「年賀状」って出すの?
実は、「年賀状」ってしょっちゅう顔を合わせたりするような身近な人に出すものではないんです。
「新年挨拶回りをすることができないくらい遠くにいる相手に書面として送ることにより挨拶をする」というものなんです。
本来は直接挨拶するところですが、それができないくらい遠方にいる人や何かしらの事情があったりしますよね。
その場合の“代替手段”こそが「年賀状」なのです。
なので会社や職場で考えると、仕事の際は一緒に過ごしていたり出勤するたびに顔を合わせることができますよね。
もちろん「日本の伝統」や「礼儀」と考える人もいますが、実際にはそもそも近くにいて直接挨拶できる人に向けて送る必要はないんです。
なので、仮に送らなかったからといって失礼になるということはないでしょう。
近くにいる人であればあるほど、文面で挨拶を済ませようとする方が“失礼”に値するのでは?と思います。
なので会社であれば、新年の初出社の際に直接
「新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
と顔を合わせて言う挨拶の方が、より丁寧ではないかと思いますよ。
「虚礼廃止」とは一体何?
最近ですと、「形上だけで何の意味もないような儀礼だったり形式であったりをやめてしまいましょう」という考え方の企業が増えています。
企業内・企業間で“規則”となっているケースもあるくらいなのです。
内容としては「年賀状」のみならず、
「内祝い」
「香典返し」
「暑中見舞い」
といったものを不要としています。
これにはかつての「年功序列制度」が崩壊してしまっていることにより、どの会社においても”実力主義“が当然になってきている。
そんな現代の流れにより、「形式上の挨拶」というものの必要性がなくなってしまっているんでしょうか。
年賀状以外で挨拶する方法は?
では、年賀状以外であいさつする方法には、どんなものがあるでしょうか?
何しろ年賀はがきを作成するにも“コスト”がかかりますよね。
手間がかかる分年賀状を出さなくなった人も多いはずです。
ですが気をつけることがあります。
メールの機能には“一括送信”という機能があります。
同僚や仲間に対しての挨拶は特に気にせず“一括送信”を利用してもいいかと思います。
しかし上司や立場が上の人には、必ず個々にきちんと送信するようにしましょう。
メールでのメリットは、早くから準備しなくてもすぐに文章作成して送ることができるところですよね。
ぜひ年賀状を出したくない人は活用してみましょう。
もちろん、会社の人だけではなくあなたのお友達や知り合いにも一緒に挨拶を済ませることができるので大変便利ですよね。
私もFacebookで挨拶を済ませたりすることが多いですが、あらかじめネットから
無料で使ってもいい“新年挨拶に使えそうな画像”を保存しておきます。
私の場合はブラジル人の知り合いが割と多いんです。
なのでポルトガル語で書かれたものなんかもダウンロードして、日本語と両方の画像+挨拶を一言添えて新年が明けたと同時にシェアしています。
SNS上でもコメントがあれば、全体に向けて
「みなさんコメントありがとうございました。こちらこそ今年もよろしくお願いしますね」
というような形で返答することができます。
メールですが、面倒でないのであれば返答は個々に送るほうがいいでしょう。
そうした方が、年賀状を出していなくても相手に行動で気持ちが伝わるものとなるでしょう。
そんなときに年賀状を送る際には「年賀状は今年限りにさせていただきます」というような形で書きましょう。
その際には理由を一言添えたり、「今後とも年賀状以外での交流を続けさせていただけたらと思います」というようなことも付け加えましょう。
私も学校や会社で住所を聞かれた際に、「私は年賀状を出さないよ?それでもよければ」というような形で伝えていました。
最後に年賀状を送る機会の時に、「今後はメール等の手段で送ります」とコメントを添えて送るという方法でもいいです。
年賀状を出さないのが非常識と思われない為に!年始の挨拶の仕方
先程年賀状を出さない時の手段を色々とご紹介しました。
ですが、やはり会社となると最低限のマナーについては知っておく必要があります。
また、社内や職場だけじゃなく、顧客や取引先への挨拶もありますよね。
もしも年賀状を送付しない場合は、“直接”取引先などに伺って顔をみて挨拶することが基本中の基本です。
ですが必ずしも相手側とタイミングが合うわけではありませんね。
相手が不在の場合もありますし、スケジュールが合わない為直接お伺いすることができないということもありますよね。
様々なケースがありますが、こういった時に活用できるのが“メール”です。
メールを送るのに最適な時期は?
この時期というのは年賀状を送る際にも同様です。
大体28~29日を仕事納めとして設定している企業が多いようです。
もしもメールで挨拶を済ませる場合に注意することとしては、取引先の休暇状況を確認することです。
きちんとここを把握した上で迷惑にならないように、タイミングをはからって送信するようにしましょう。
とはいえ、年始って企業や職種にもよりますが仕事始めで業務が重なり忙しかったりしますよね?
こちらも相手の迷惑にならないようなタイミングで挨拶を送信するように心がけましょう。
この場合に別の手段があります。
それは「暑中見舞い」としてメールを送信するか、又は年賀状を出すというやり方です。
メールを送るのに気をつけることは?
この際に年賀状をもらったことに対するお礼をいうことは避けましょう。
理由としては、「年賀状が届いたから返した」という印象を与えてしまうからです。
それよりも「挨拶が遅れてしまい申し訳ありません」というような謝罪の文章から入るといいでしょう。
取引先などが相手の場合は、文面が同じになること以前に、この手段で送信することはそもそも避けましょう。
面倒かもしれませんが、一件一件直接訪問しているかのような姿勢で個別に送信するようにしましょう。
更に誤送信してしまうと情報の漏洩にも繋がってしまいますよね。
これは責任重大です。
なので送信する前には必ず
- 宛先があっているか
- 名前は間違えていないか
社会人で年賀状を出さない人の割合はどれくらい?のまとめ
「社会人で年賀状を出さない人ってどれくらいいるの?」ということについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
年賀状を出すというこだわりを貫く人もいますよね。
会社によっては年賀状を出したくなくても出さなければダメなような雰囲気のあるところに勤めていらっしゃる人もいることでしょう。
年賀状を出す際にもそうですが、出さない場合にも気をつけるべきポイントはいくつかありましたね。
送る相手がどのような人なのかを考えた上でその人にあった手段で新年の挨拶をしっかりとするようにしましょう。
気持ちよく一年の最後を締めくくり、良い年を迎え円滑な人間関係を会社で築けるようにしていけるよう願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント