妊娠中のママを悩ませる原因の一つが“つわり”です。
食べ物を食べると気持ち悪くなるものや、唾液が沢山出てしまうもの、食べていないと気持ち悪くなる食べづわりなどがあります。
そんな中でも今回、「におい」にまつわるつわりについて、詳しく見ていきましょう!
においつわりになると、部屋の匂いや人の匂いまでダメになってしまう人もいます。
つわりの原因は様々な説があり、現在も医学的にははっきりと解明はされていません。
中でも有力な説とされているのが、“ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)”というホルモンの影響です。
妊娠を継続させるための大切なホルモンですが、このホルモンが妊娠によって大量に分泌されることで、吐き気などを引き起こすという説があります。
別の説として、つわりを一種のアレルギー反応ととらえる考え方もあります。
ママの体が、胎児を異物として捉えてしまい、アレルギー反応がおこっていいるという説です。
もう一つの説は、自律神経の乱れによるものです。
妊娠によってママの体は大きく変化します。ホルモンのバランスが崩れますので、自律神経もバランスを乱す可能性が考えられます。
においつわりの原因としては、ホルモン変化の影響が大きいと考えられています。
妊娠によってホルモンのバランスが崩れ、においの感受性を高める作用がある“エストロゲン”が増えます。
そのエストロゲンが、においに対して敏感になるからという説が有力です。
中でも「アンモニア」に過敏に反応して具合が悪くなる方が多いようです。
アンモニアというと、トイレのにおいを想像する方が多いと思いますが、実はほとんどの食べ物にはアンモニアが含まれています。
ものすごく少量なので普段は気づきもしませんが、においへの感受性が高まっている妊婦さんにとっては、耐えられない悪臭になってしまうのです。
汗の中にも、人込みの中にもいたるところに不快なにおいが存在することになりますので、
普段はリラックスしてすごすお部屋の中まで気持ち悪くなってしまうことがあるのです。
「とにかくどんなにおいダメ!」というにおいつわりの方は、お部屋の中ですら不快に感じてしまいます。
そんな時は、とにかく部屋の中を無臭に近づける事が必要です。
もちろん完全な無臭にすることは難しいですが、いくつかの方法を使ってなるべくにおいのない状態にすることが大切です。
まずは、無香の消臭剤を置きましょう。
香りのある消臭剤はそれだけで吐き気の原因となってしまいます。
そして、スプレー式の消臭剤をシュシュシュっとまきまくりましょう!
除菌消臭スプレーであれば同時にウィルスの除菌もできますので、感染症の予防にも役立ちます。
テレビのCMでもよく言われていますが、ソファやカーテンなどの布製品には、色々な生活臭がしみ込んでいます。
このにおいが、においつわりの妊婦さんにとってはつらいにおいとなります。
消臭スプレーなどを上手に利用して、つらいにおいを遠ざけましょう。
つわりの匂い対策はどうしていた?経験者の声聞いてみました!
先輩ママ達は、どんな風ににおいつわりの対策をしたのでしょうか?
経験者の声をご紹介します☆
においつわりの対策!先輩ママの声①
においつわりが始まってからは、とにかく1日中マスクが手放せませんでした。
マスクのおかげで、あまり嫌なにおいを感じずに過ごすことが出来ました
においつわりの対策!先輩ママの声②
スーパーの色々な食材の匂いがダメになってしまいました。
買い物に行けなくなってしまったので、買い物は主人に頼むかネットスーパーを活用して乗り切りました
においつわりの対策!先輩ママの声③
自宅にいる間は、空気清浄機と換気扇をフル稼働させていました
においつわりの対策!先輩ママの声④
唯一柑橘系の匂いが大丈夫だったので、大丈夫な香りのスプレーをつねにカバンに常備して、苦手な匂いにはスプレーしていました
においつわりの対策!私の体験談
私の体験談ですが、私の場合は今まで使っていた柔軟剤の匂いがダメになってしまいました。
でも、やっぱり柔軟剤は使いたかったので、色々な柔軟剤を試してみて、自分が大丈夫なにおいを探しました。
そのにおいがとってもお気に入りになったので、現在でも続けて使用しています。
においつわりはいつまで続くの?出産後まで続くなんてことはないの?
においは、日常生活の様々なシーンで発生します。
そのため、においつわりになったからといって、苦手なにおいを完全に避けて生活することは難しいです。
においつわりでは、ごはんの炊けるにおいが苦手になったという人が多いですよね。
ごはんの炊けるにおいがダメになってしまうと、毎日料理をするのも辛くなってしまうでしょう。
また、どこで苦手なにおいに遭遇するかわからないため、買い物や人に会うのが億劫になってしまったという人もいます。
妊娠前と同じように日常生活を送ることが難しくなるのが、つわりの辛いところです。
辛いにおいつわりですが、一体いつ終わりが来るのか気になるところですよね。
一般的には、安定期に入る頃(妊娠16週頃)にはつわりは収まっていきます。
においつわりだけではなく、吐きつわりや食べつわりなどもその頃には落ち着くはずです。
しかし、つわりの終了時期は個人差が大きいです。
安定期前につわりが軽くなっていく人もいれば、臨月になってもつわりに悩まされる人もいます。
中には、出産後までにおいつわりが続いてしまったという人もいます。
産後1~2年経っても、洗剤のにおいや歯磨き粉の香料で吐きそうになったとの経験談もありました。
ですので、においつわりの終了時期は「人による」と考えた方がよいでしょう。
つわりで部屋のにおいが気持ち悪い!のまとめ
つわりになって、今まで全く気にならなかった部屋のにおいまでもが気持ち悪くなった。
そんなときの対処方法について見てきました。
においつわりを乗り越えるポイントは、自分が大丈夫なにおいを見つけるということです。
他のにおいが色々ダメになってしまっても、ひとつでも大丈夫なにおいがあれば、そのにおいを嗅ぐことによって吐き気をおさえる事ができる可能性があります。
においつわりに限らず、つわりはとってもつらいものですよね。
私も3人出産しているのですが、3回とも毎回違う種類のつわりに悩まされました。
つわりの種類は十人十色で、その対策についても一人一人違います。
ご紹介した内容を参考に、自分に合った対策を見つけて、上手につわりを乗り越えてくださいね!