離乳食の手づかみはいつから?始め方はどうすればいいの?

離乳食が少し進んで慣れてきたら、そろそろ手づかみ食べを始められる頃だと思います。

2回食に進んだ、生後9ヶ月頃から始める方が多いのではないでしょうか。

私がよくあげていたのは、食パンを棒状に切ったものを軽くトーストしただけのもの。

シンプルですが、棒状にするのが簡単で、冷凍もできるのでよくあげました。

6年ほど前はフライドポテトではなく、「フライドかぼちゃ」のようなものが生協で売っていたので、それをこれまたトースターでチンしてあげていました。

あとは、野菜とご飯などを混ぜて形をつくっておやきにしてみたり、レンジで簡単にできる蒸しパンを作ってちぎってみたりしました。

お子さんによっては、2回食になる前から、自分で食べ物を触ったり持ちたがったりするかもしれません。

逆に、なかなか触れようとしないお子さんもいらっしゃると思います。

お子さんの興味に合わせて良いタイミングで始めてあげましょう。

離乳食を手づかみで食べるのはいつまで続けさせる?早めにやめさせる必要は?

手づかみ食べには、様々なメリットがあります。

★手先の発達
手先で食べ物に触れることで、固さを知ります。

そして力加減を変えることを覚え、それが手先の発達につながります。

初めて手づかみ食べをする子は、自分の口の位置がわかっていません(すごくかわいい)。

ほっぺたにこすりつけたり、鼻にぶつけたり。

偶然口に入ったときに「食べられた?!」と気づくのです。

このようにして、手の動かし方も学びます。

★五感の発達
柔らかさ、温かさ、におい、さわり心地などを感じることができます。

★量の調節
今までは適量を口に運んでもらっていましたが、それを自分で調節するようになります。

★食べる意欲
自分で好きなタイミングで食べられるというのは素晴らしいことです。

人に食べさせられる、から、自分で食べる、にシフトすることができます。

★スプーン・フォークの基礎
この時期以降にスプーンやフォークを使うようになりますが、手づかみ食べは、その動きの基礎になります。

手づかみ食べをたくさんした子は、スプーンやフォークをマスターするのも早いようです。

手づかみ食べには、このようなメリットがたくさんあります。

そのため、早めにやめさせる必要はないと思います。

マナーとして、食べ物を手でぐちゃぐちゃにしないということを教えるのであれば、3歳以降ぐらいだそうです。

しつけをして意味を理解するのはだいたい3歳から。

それまでは「行儀が悪いからやめなさい」と言ってもあまり意味を理解できないらしいです。

しかし、外食するときは、少しマナーに気をつけたいところですので、大変だとは思いますが、そこはお父さんやお母さんがなんとか極力散らかりにくいようにフォローしてあげましょう。

家で、楽しそうに食べているならば、できる限りその雰囲気を壊さないように応援してあげたいものですね。

…と、これはこれでまた大変なのですが。


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離乳食の手づかみの後片付けがマジ大変!片付けが楽になる7つの方法!

私の上の子は食にあまり興味がなく、あかちゃんせんべいもなかなか能動的に食べてくれなかった子でした。

なので、手づかみ食べをさせるのはとても大変でした。

握らせてもすぐに離してしまい、そこから前に進まないので、本当に苦労しました。

今でもそうなのですが、手が汚れるのが嫌なのか、手づかみすることはあまりなく、机の下も悲惨になることもなく、平和でした。

しかし、下の子は逆。

  • とにかく触りたい。
  • ぐちゃぐちゃしたい。
  • 何でも投げたい。
といった感じで、上の子のときには味合わなかった、別の苦労を味わっております。

今は3歳4ヶ月なのですが、今はいたずらに夢中なので、

  • わざとスプーンを落としたり
  • お茶を手で掴んで飲もうとしたり
  • 餃子を手掴みで食べ、メロンパンは表面だけ上手にはがして床にポロポロ…。
と、同じ親から産まれてきたとは思えない違いに戸惑う日々です。

我が家のように、食事後は「そこ踏まないで!!」と叫んですぐ掃除をするというおうちも多いのではないでしょうか。

そこで、少しでも掃除の負担を軽減する方法を7つ、ご紹介します。

①エプロン

これは基本装備ですね。

私は、洗濯機で洗えるものや、ビニール製で台所で洗えるものを使っていました。

受け口が拡がった形のシリコン製のものもあります。

これは、我が家では使ったことがないのですが、友人は「ちゃんとキャッチするし、キャッチしたものもまたそのまま食べられるから便利」と言っていました。

しかし、外出するのに小さくなりにくかったり、素材が気にいらなくてつけてくれないという可能性もあります。

一番汚れにくいのは、腕までついているものです。

夏場は暑そうですが、冬場に袖をカバーするのには最適です。

我が家では、自宅でのヘアカット時にも腕付きエプロンを使うことがありました。

②新聞紙・レジャーシート

イスや机の下に、あらかじめ広げておきます。

新聞紙であれば、上にのったものはそのまままるめて捨てられます。

しかし、毎回これであれば、ゴミが増えてしまうというデメリットも…。

小さめのレジャーシートを食事用として使い、毎回さっと水拭きするというのもありです。

③布製品を排除

イスのカバーが布だったり、食卓の近くに布のラグなどを敷いている場合は、できる範囲で撤去した方が良いと思います。

おみそ汁をこぼされたり、ミートソースがべちゃっとなったら大物洗いが発生してしまいます。

④ひっくり帰らないお皿

これは、今回調べて初めて知りました。

シリコン製のお皿で、机に吸着するものです。

これなら食べている途中にお皿ごとガッシャーン!とされなくて済みますね。

ただ、子ども自身がお皿を引き寄せたり、向きを気軽に変えられないのではないかなぁと思ったりもします。

便利アイテムの一つとして紹介します。

⑤軽装

賛否両論あるかもしれませんが、夏場なら、おむつ一丁で食べさせても良いかもしれません。

これで服が汚れない!

おむつ一丁まではいかなくとも、肌着だけにするとか、ノースリーブの服にするとか、できる限り布の面積を小さくするのも良いかもしれません。

⑥食事後はお風呂

手づかみ食べを始めた頃限定かもしれませんが、思う存分手づかみ食べをさせるのは、お風呂の前だけにするという方法です。

汚れた服も軽く手洗いできますし、髪の毛についた食べ物もすぐに洗ってあげられます。

⑦ぞうきん・ミニちりとりセット

お片づけがすぐにできるように、食卓の近くにぼろ布やミニちりとりセットなどを置いておきましょう。

掃除機を取りに行くよりも、さっと掃く方が楽なこともあります。

ぞうきんは、そのまま捨てられるようなぼろ布が良いでしょう。

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離乳食の手づかみ食べ いつからどうやって始めればいいの?のまとめ

離乳食の手づかみ食べについて、お伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?。

最後にポイントをまとめておきますね!

離乳食の手づかみ食べのポイント
  • 手づかみ食べは2回食に進んだ離乳食中期から。
  • 手づかみ食べは、手先や五感の発達に効果的。スプーンフォークの基礎にもなるので、すぐにやめさせる必要なない。
  • 食卓周りは汚しても良いように整えてあげましょう。

手づかみ食べをさせると、どうしても周りを汚してしまいます。

お子さんは、お母さんを怒らせようとしている訳では決してありません。

…と今だから冷静に思うのですが、そのときはもういっぱいいっぱいで、怒鳴ってしまうこともよくありました。

「本当に申し訳ないことをたくさんしてしまったな」と後悔ばかりなのですが、みなさんは、できる限り私のような苦い気持ちになられませんように、と思います。

食事は楽しい時間であることが一番です。

こぼしたり汚しても、「もう!片づけ大変なんだから!!」とすぐに大声を出してしまうのではなく、考えられる対策をした上で、お母さん自身も「汚しても大丈夫!」と心に念じてみてください。

心の余裕は、お子さんの気持ちに大きく影響します。

どうか、親子で楽しい離乳食タイムをお過ごしください。