【不安解消】離乳食中期に3回食を始めても大丈夫?進め方の完全ガイド

スポンサードリンク

離乳食が少しずつ軌道に乗ってくると、

「そろそろ3回食に進めるべき?」
「まだ2回食のままでいいのかな?」

といった悩みが出てくる方も多いですよね。

特に初めての育児では、赤ちゃんの様子だけで判断するのが難しくて、不安になってしまうこともあるかと思います。

この記事では、離乳食中期における3回食への移行について、始めるタイミングや食事量の目安、ミルクとのバランスの取り方など、よくある疑問にわかりやすくお答えしていきます。

また、赤ちゃんの成長には個人差があることを踏まえながら、ママ・パパが無理せず続けられる進め方もあわせて紹介します。

毎日の離乳食づくりは本当に大変ですが、赤ちゃんが「食べるって楽しい!」と感じられる時間になるように、ゆったりとした気持ちで取り組んでいけるようサポートできればと思います。

スポンサードリンク

離乳食中期っていつから?特徴をおさらい

スポンサードリンク

開始時期は生後7~8ヶ月ごろが目安

離乳食中期は、だいたい生後7~8ヶ月ごろを指します。

ちょうど離乳食を始めて1~2ヶ月が経ち、赤ちゃんもスプーンや味に少しずつ慣れてきたころですね。

この時期になると、食べられる食材が増えてきたり、食感の変化にも少しずつ対応できるようになってくるので、離乳食の幅が広がっていく段階に入ります。

また、赤ちゃんによっては「もっと食べたい!」という意欲が出てくることもありますし、反対に「今日はあんまり…」というようにムラが出てくることもあります。

この時期は、赤ちゃんの「食べる楽しさ」を引き出しつつ、無理なく進めていくのがポイントになります。

毎日のちょっとした変化にも気づいてあげられるように、ママ・パパがゆったりと見守ってあげられるといいですね。

食材の固さや量の目安はどうなる?

このころの食材の固さの目安は「バナナ程度」とよく言われます。

つまり、指で軽く押せば簡単につぶれるくらいの柔らかさです。

親指と人差し指でつまんで、軽い力で押してみて、スッとつぶれる感じがちょうどよいですね。

おかゆについては、5倍がゆ(全がゆ)が基本になります。

これは、お米1に対して水5の割合で炊いたもの。

さらっとしつつも、少しモグモグする練習にもなるテクスチャーです。

にんじんやじゃがいもなどの野菜は、5~8mm角程度の大きさを目安にして、やわらかく加熱してあげると安心です。

この頃の赤ちゃんはまだ前歯しか生えていないか、奥歯はまだこれからという段階のことが多いので、しっかりかみ砕くのではなく「歯ぐきでつぶす」ことを覚えていく時期なんですね。

そのためにも、食材の固さや大きさには少し気を配ってあげると、赤ちゃんも食べやすくなりますよ。

スポンサードリンク

離乳食中期に3回食は必要?焦らなくても大丈夫?

基本は2回食からスタートでOK

離乳食中期の基本は、1日2回の食事です。

朝と夕方など、1日の中である程度時間を決めて食事のリズムを作っていく段階ですね。

3回食に進むのは、一般的には離乳食後期(生後9~11ヶ月)に入ってからと言われていますが、これはあくまで目安であって、すべての赤ちゃんがそのタイミングで移行できるとは限りません。

成長のスピードには本当に個人差があるので、今の段階ではまだ焦らず、赤ちゃんの様子をよく観察してみることが大切です。

無理に3回食に進めようとすると、赤ちゃんにとってもママやパパにとっても負担になってしまう可能性があるので、「慣れてきたら少しずつ」がポイントになりますよ。

3回食への移行は“赤ちゃんの様子”を見て

3回食にするタイミングは、月齢だけでなく、赤ちゃんの成長や生活リズムに合わせて決めていくことが大切です。

たとえば、毎日の食事でスムーズに食べてくれるようになってきた、食事の時間に機嫌よくイスに座っていられる、食べ終わったあとにまだ欲しそうな様子を見せる、などが移行のヒントになります。

また、赤ちゃんの1日の過ごし方がある程度決まってきて、朝昼晩と規則正しい生活リズムが見えてくるようになったら、その流れに合わせて3回目の食事を追加していくとスムーズです。

最初は量が少なくても構いません。

「ちょこっと食べてみる」くらいの感覚で始めて、赤ちゃんが楽しそうに食べてくれるなら、それが何よりのスタートです。

3回食を始めるサインとは?

例えば

「お腹が空いている様子で泣く」
「食事の時間になると落ち着かずにソワソワする」
「家族がごはんを食べているときにじーっと見つめてよだれを垂らしている」

など、食べたい気持ちが行動に表れてきたら、3回食に進むサインかもしれません。

さらに、離乳食を食べたあとに物足りなさそうにしていたり、食後すぐにお腹が空いたような様子でぐずることが増えてきたときも、回数を増やしてあげることで満足度が高まる可能性があります。

また、赤ちゃんの生活リズムがだんだん整ってきて、朝・昼・晩と一定の時間に活動しているようであれば、3回食に切り替えるチャンスです。

焦らずに、赤ちゃんのサインを見逃さずにキャッチしてあげてくださいね。

スポンサードリンク

3回食のスケジュール例と時間調整のコツ

理想の一日スケジュール(例付き)

理想的な3回食のスケジュールは、朝・昼・夜にそれぞれ1回ずつ、1日3食を基本として取り入れていくスタイルです。

ただし、ここでいう時間というのはあくまで目安であって、必ずしも毎日決まった時刻に与えなければいけないというわけではありません。

赤ちゃんの起床時間や生活リズム、さらにはご家庭の都合などによって柔軟に変えていって大丈夫です。

例えば、午前中は家事が忙しいから少し遅めに朝食をスタートさせたり、夕方の外出後に夜ごはんを後ろ倒しにしたりするなど、無理のない範囲でスケジュールを組んであげましょう。

また、赤ちゃんが元気で機嫌よく食べられるタイミングを見極めることが、なによりも大切です。

時間にこだわりすぎず、「赤ちゃんのコンディションが整ったときが一番の食事タイム」と考えることで、よりリラックスした雰囲気で3回食を進めていくことができますよ。

3回食のスケジュール例
6:00 ミルクor母乳

10:00 離乳食①+ミルクor母乳

14:00 離乳食②+ミルクor母乳

18:00 離乳食③+ミルクor母乳

22:00 ミルクor母乳

家族と同じ時間帯に合わせた3回食のスケジュール例
7:00 離乳食①

12:00 離乳食②

17:00 離乳食③

というスタイルでもOKです。

朝ごはんを食べないときはどうする?

朝に食欲がない場合は、起床してすぐに食べさせるのではなく、まずは軽く体を動かして遊ばせてから、少し時間をおいて離乳食を出してあげると食べてくれることが多いです。

特に、眠気が残っていたり、寝起きで機嫌がいまいちのときは無理に食べさせず、赤ちゃんの気分が整ってからにしてみてくださいね。

起きてすぐにミルクだけを与えて、10時ごろに1回目の離乳食をゆっくり始めるというスタイルもおすすめです。

また、離乳食の時間を毎日きっちり決めることにとらわれず、赤ちゃんの体調や生活リズムに合わせて臨機応変に調整していくことが大切です。

日によっては朝の離乳食を少なめにして、昼と夜にしっかり食べさせるという形でも問題ありません。

家事・育児との両立には“臨機応変”がカギ

毎日時間通りにきっちり進めるのは本当に大変です。

赤ちゃんの機嫌や家事、上の子のお世話などで思い通りにいかない日もありますよね。

そんなときは、時間を少しずらしてもまったく問題ありませんし、食事の時間が前後してしまっても心配いりません。

大切なのは、赤ちゃんがリラックスして食事ができる雰囲気を作ること。

テレビやスマホを消して、なるべく静かな空間で向き合ってあげるだけでも、食べる意欲が変わってきますよ。

また、完璧を目指しすぎず、少し肩の力を抜いて「今日はこれでOK」と思える柔軟さも、育児には欠かせません。

スポンサードリンク

3回食でのミルクの量はどうする?

ミルクは“好きなだけ”で大丈夫?

3回食になっても、ミルクや母乳はまだまだ赤ちゃんにとって大切な栄養源です。

特にこの時期は、離乳食からの栄養だけでは補いきれない成分も多く、ミルクや母乳から摂れる栄養が赤ちゃんの発育に欠かせない役割を果たしてくれます。

離乳食のあとのタイミングで、赤ちゃんが欲しがるだけしっかり飲ませてあげてくださいね。

無理に飲ませる必要はありませんが、赤ちゃんが自然と飲みたがっているなら、それを尊重するのが一番です。

また、離乳食を食べたあとにすぐミルクを飲むことで、胃腸に負担がかかるんじゃないかと心配する方もいるかもしれません。

ですが、離乳食のあとに“ミルクで仕上げる”イメージで考えるとよいですよ。

赤ちゃんの満足感も高まり、食後のごきげんも安定しやすくなります。

フォローアップミルクって必要?

離乳食が進むにつれて気になるのが「フォローアップミルクって必要なの?」ということ。

実は、離乳食で不足しがちな栄養素、特に鉄分やカルシウムなどを効率よく補ってくれるのが、フォローアップミルクなんです。

母乳育児のママにとっては、特に心強い味方になります。

離乳食づくりにも活用できて、おかゆやスープに混ぜると栄養価もアップしますし、牛乳代わりに使うことで自然に取り入れやすくなります。

味も赤ちゃんにとって飲み慣れた風味なので、切り替えもスムーズなことが多いですよ。

必要かどうかは状況次第ですが、足りない栄養を無理なく補う方法として知っておくと安心です。

母乳メインのママも試供品でOK

「今まで母乳だけだったから、ミルクを買ったことがない…」というママでも大丈夫。

フォローアップミルクはネットや店舗で試供品が手に入ることも多いので、まずは少量から試してみるのがオススメです。

無料でもらえるものを活用すれば、いきなり大きな缶を買う必要もなく、無理なく取り入れられますよ。

最近では、育児サイトのキャンペーンやメーカー公式サイトなどで簡単に申し込める場合もあります。

気になる方は一度チェックしてみて、赤ちゃんの好みに合うか試してみてくださいね。

ミルク育児に切り替える必要はなくても、栄養補助の選択肢として知っておくと、気持ちの余裕にもつながります。

スポンサードリンク

量の目安と気をつけたいポイント

一食あたりの目安量(穀類・野菜・たんぱく質)

3回食の頃の目安量は次のとおりです。

これはあくまで目安であり、赤ちゃんの体格やその日の体調、食欲によって多少前後するのはごく自然なことです。

なので、気にしすぎず「食べられる量を楽しく食べる」ことを大切にしてみてくださいね。

穀類(米、パンなど):80~90g程度が一般的ですが、赤ちゃんがモリモリ食べる場合は100g近くまで増やしてもOKです。

おかゆやパンがゆ、うどんなどを上手に使いながら、飽きずに楽しめるよう工夫してみましょう。

野菜・果物:30~40gが目安です。

にんじんやほうれん草、かぼちゃなどの彩りの良い野菜を取り入れたり、りんごやバナナといった甘みのある果物を添えて、味や色のバリエーションを増やすと食べやすくなります。

たんぱく質:魚や肉は15g程度、豆腐は45g、卵は全卵1/2個、乳製品は80g程度が目安です。

白身魚のほぐし煮や鶏ひき肉のやわらか煮、豆腐ハンバーグやヨーグルトなど、調理法や素材を少し変えるだけでも赤ちゃんの反応が変わることがありますよ。

一度にすべての食材をバランスよく与えるのが難しい日もあると思いますが、1日を通して全体的に栄養がとれていれば大丈夫。

数日単位で見て「だいたい食べられているな」と感じられるようなら、無理せず進めていきましょう。

よその子と比べすぎないことが大切

同じ月齢の子と比べて

「うちの子は食べない」
「ほかの子はもっと食べてるのに…」

と不安になることってありますよね。

でも、赤ちゃんにはそれぞれに個性があり、食べるペースや好みもまったく違います。

早くからたくさん食べる子もいれば、少しずつ慣れていく子もいて、それはどちらが正しいということではありません。

特にSNSや育児書、周りのママ友との会話などで、よその子の食事内容や量を聞くと「うちの子は大丈夫かな…?」とつい気になってしまうもの。

でも、比べすぎることでママ自身がストレスを感じてしまうと、それが赤ちゃんにも伝わってしまうかもしれません。

「今日はこれだけ食べられたね」
「スプーンを口に運んでくれた!」

など、昨日のわが子と比べてほんの少しでも成長していることに目を向けてあげると、ママも前向きな気持ちになれますよ。

体重の増え方やお通じで様子を見て

赤ちゃんが元気に動いていて、目が合うとニコッと笑ったり、声を出して遊んだりしているなら、多少食べる量が少なめでも心配しすぎなくて大丈夫です。

体重もゆるやかにでも増えていれば、それはちゃんと栄養が足りている証拠です。

また、おしっこやうんちがしっかり出ているかどうかも、体調や栄養状態を知る大切なサイン。

便秘が続いたり、逆に下痢っぽい日が続くようなら食材や量を見直す必要があるかもしれません。

ですが、基本的には“元気・体重増加・排泄”の3つが揃っていれば大きな問題はないと考えてよいでしょう。

それでも不安が続く場合は、遠慮せずに小児科や栄養士さんに相談してみてくださいね。

プロの意見を聞くことで「うちの子はこのペースで大丈夫なんだ」と安心できることが多いですよ。

離乳食3回食はゆるく、楽しくが正解!

“食べない日”があっても気にしすぎない

赤ちゃんも大人と同じように、日によって食欲にムラがあります。

大人でも「今日はなんだか食欲がないな」と感じる日があるように、赤ちゃんも「今日はあまり食べたくないな…」という日があるのはごく自然なことなんですね。

「今日はほとんど食べなかった…」と心配になるかもしれませんが、機嫌が良くて、元気に動いていて、しっかりおしっこやうんちが出ていれば、あまり神経質にならなくても大丈夫ですよ。

むしろ、無理に食べさせようとすると赤ちゃんが食事をイヤなものと感じてしまって、ますます食べなくなる…という悪循環に陥ることもあります。

そんなときは、「今日は気分じゃなかったんだね」と受け止めて、翌日にまたチャレンジするくらいの気持ちでOK。

1日だけでなく、数日単位で赤ちゃんの様子を見てあげてくださいね。

大人と同じ時間で食事リズムをつけよう

赤ちゃんの食事のリズムを整えるために、大人と同じ時間帯に合わせて食べる習慣をつけていくのはとても効果的です。

たとえば、朝ごはんは家族と一緒に食卓につき、昼ごはん・夜ごはんも同じタイミングで並べるようにしてみると、赤ちゃんも自然と「この時間はごはんの時間なんだ」と理解していくようになります。

また、家族が楽しそうにごはんを食べている姿を見ることで、赤ちゃん自身も「食べることは楽しいことなんだ」と学んでいけますし、家族の会話や笑顔も良い刺激になりますよ。

ママやパパにとっても、個別に食事の準備をする手間が省けるので、時間と心の余裕が生まれやすくなります。

市販のベビーフードも上手に活用して

「離乳食はなるべく手作りしないと…」と思い込んで、疲れてしまっているママやパパはいませんか?もちろん手作りは素晴らしいことですが、毎日毎回続けていくのはなかなか大変。

だからこそ、市販のベビーフードをうまく取り入れてみるのがおすすめです。

最近のベビーフードは、栄養バランスがしっかり考えられていて、素材にもこだわった商品がたくさん出ています。

レトルトやフリーズドライ、冷凍タイプなど、シーンに合わせて選べるのも便利なポイントです。

たとえば、ちょっと疲れている日や、外出でバタバタしてしまうときなど、無理せず取り入れてみることで、育児の負担がぐっと減るはずです。

「ベビーフードを使うのは手抜きなんじゃ…」と感じる方もいるかもしれませんが、そんなことはまったくありません。

むしろ「ママやパパが笑顔でいること」が赤ちゃんにとって一番の安心材料になります。

自分に合ったやり方を選ぶことが、長く続けられる秘訣ですよ。

まとめ

離乳食中期から3回食に進めるときは、赤ちゃんのペースに合わせて、無理なくゆっくりステップアップしていくことがとても大切です。

赤ちゃんの成長や生活リズムは一人ひとり違うので、周りと比べすぎず「うちの子にとってのベスト」を見つけてあげることがポイントになります。

食べる量が多い日もあれば、あまり食べない日もある。

朝は全然食べなかったのに、夜にはたくさん食べた、なんてことも珍しくありません。

それでも、赤ちゃんが少しずつ“食べること”に慣れていき、日々の中で楽しみのひとつとして捉えてくれるようになることが、長い目で見たときに大きな成長につながっていきます。

また、ミルクの加減や食事の時間帯などについても、「これが正解!」というものはありません。

赤ちゃんの様子をよく観察しながら、その都度調整していけば大丈夫。

試行錯誤しながらでも、一歩ずつ進めていくことで、きっと親子ともに心地よいスタイルが見つかるはずです。

毎日の育児は本当におつかれさまです。

思うようにいかない日もあるかもしれませんが、そんなときこそ肩の力を抜いて、ゆったりとした気持ちで向き合ってみてください。

赤ちゃんと一緒に“食べる楽しさ”を感じながら、一歩ずつ進んでいきましょうね。