離乳食を始めて4~6ヶ月頃(生後9~11ヶ月)の離乳食後期には、3回食を始められる方が多いと思います。
2回食のときの離乳食の量を3回に小分けにするのではなく、ミルクor母乳1回分を離乳食に充てるイメージです。
<一日の離乳食スケジュール例>
6:00 … ミルクor母乳
10:00 … 離乳食①+ミルクor母乳
14:00 … 離乳食②+ミルクor母乳
18:00 … 離乳食③+ミルクor母乳
22:00 … ミルクor母乳
間に、おやつ(補食)を入れても良いですね。
私は、大人と同じタイミングで朝・昼・晩と食べさせていたので、
<私のときの一日の離乳食スケジュール>
7:00 … 離乳食①
12:00 … 離乳食②
17:00 … 離乳食③
これを大体のを目安にしていました。
離乳食の用意に時間がかかったり、家事でバタバタしているときは、臨機応変に時間を変えて、落ち着いて食事の雰囲気を作ってあげられる時間にしてあげましょう。
離乳食を3回食にするとき一回に与える量の目安
離乳食を3回食にする頃に与える離乳食の固さは、バナナ程度です。
親指と人差し指で挟んで、少し力を入れたらつぶれるぐらいの固さです。
前歯でかじりとったり、奥歯でつぶすことを練習します。
おかゆは全がゆ(5倍がゆ…米:水=1:5)です。
にんじんなどの野菜の大きさは5~8mm角程度。
一回に与える量の目安は
- 穀類(米、パンなど)…80~90g
- 野菜、果物…30~40g
- タンパク質…魚なら15g、肉なら15g、豆腐なら45g、卵なら全卵の半分、乳製品なら80g
この時期は個人差がとても大きいと思います。
私の上の子は、こんなにも食べていませんでした。
下の子も、上の子と同じような量しか食べないだろうと思いこんでいたのですが。
この時期に入院したことがあり、入院食はきっちりこの目安の量が出され「最初は多いなぁ」と感じたのですが、全て食べることが多くありました。
入院して初めて下の子の食べる通常量を知る、というなんとも情けなく申し訳ない体験をしました。
離乳食が3回食になったらミルクの量は減らすべき?いきなりなくすのはダメなの?
3回食になってくると、1日の栄養のうち半分を離乳食から摂取するのが理想になってきます。
いよいよ、離乳食の重要性が増してくるのですが、それでもやはりミルクや母乳からの栄養も必要としています。
そのため、離乳食のあとに「好きなだけ」ミルクや母乳を飲ませてあげるスタイルは、この時期も継続してください。
今までもそうされていたと思いますが、離乳食の前にミルクや母乳をあげてしまうとお腹がいっぱいになって離乳食を食べてくれなくなってしまいます。
なのでそうならないように、タイミングを見計らってあげてくださいね。
私は完全母乳だったのですが、この時期にフォローアップミルクを少し与えていました。
フォローアップミルクは、離乳食から摂りにくい鉄分などをうまく取り入れることができます。
ミルク味の離乳食を作るときも、牛乳ではなくてフォローアップミルクを使うとより栄養価が高くなるのでオススメです。
私のように、完全母乳でミルクを買ったことがないという方もいらっしゃると思います。
私が使っていたのは、全て試供品のものです。
ネットで探すと大手の会社で試供品をもらえたりしますし、ベビー用品売り場で販促品として配っていることもあります。
そういったものをうまく活用してみてくださいね。
離乳食が3回食になって朝食を食べない時!朝だけミルクにするのはどうなの?
人間は、起きてすぐにはなかなかお腹がすかないようで、起床後しばらくたってから食欲がわくそうです。
子どもが食べないのは、起きてすぐだからではありませんか?
もしそうだとしたら、お腹が空くまでミルクや母乳は与えずに少し遊ばせて、その後に離乳食を出してあげましょう。
それで食べてくれるのであれば、しばらくそのスタイルで進めてみてはいかがでしょうか。
もしくは、前述した一日のスケジュール例のように、一日の最初の食事は早朝にミルクor母乳。
その後、遅めの朝食として10:00頃に一回目の離乳食、というのでも良いと思います。
とにかく、朝食べないからといって、2回食にしてしまっては、なかなかリズムが作れないと思いますので、時間をずらして3回あげられるように調整してみたら良いかなと思います。
大人にだって食欲のあるときとそうでないときがあるように、赤ちゃんにも食欲のムラがあって当然です。
元気に遊んでいて、おしっこやうんちがちゃんと出ているのであれば、基本的には何も心配することはありません。
時間をずらすなどの工夫をしても、食べない日が続いたり、体重があまり増えないという場合は、一度病院などに相談されても良いかもしれません。
離乳食を3回食にする時の進め方!のまとめ
離乳食を3回食にするときの進め方についてお伝えしてきました。
最後に、ポイントをまとめておきますね。
- 離乳食後期からは3回食になります。
- 3回食になると1日に摂る栄養の半分を離乳食で摂取するのが理想です。
- 離乳食のあとにミルクや母乳は好きなだけあげてOK。
- フォローアップミルクは試供品で入手できます。
- 食欲がないから朝だけミルクにする、というのではなく、与える時間をずらすなどして一日3回の離乳食を与えられるように工夫しましょう。
友人の同じ月齢の子と一緒に食事をしたときに、「そんなに食べるの!」と驚いたことがあります。
よその子供と比べると、うちの子大丈夫かなと心配になることもありますが、子供本人が機嫌よければ問題ありません!
楽しいばかりではないことも多い離乳食ですが、できるだけ笑顔で離乳食期をお過ごしくださいね。
そしてそんな離乳食ですが、「ベビーフード」使ったことありますか?
「手抜きしているみたいで・・・」
「栄養的に大丈夫か不安で」
などといった理由から、敬遠しているママさんも多いようです。
でも、最近のベビーフードの進化ってすごいんです!
中には「ベビーフードだけの離乳食」なんてことをしているママさんもいるくらいです。
「離乳食でベビーフードのみの進め方は?栄養が偏らない様にするには?」
には、そんなベビーフードでの離乳食について詳しくまとめています。
「ベビーフードだけの離乳食」なんて極端でなくても、ちょっと疲れが・・・なんてときには、ベビーフードの存在がとっても助けになってくれますよ!