子供から大人まで、みんなが大好きなバナナ。
我が家でも三人の子供達みんな大好きで、離乳食の頃から現在まで沢山食べています。
でもこのバナナ、ちょっと日が経ってしまうと、あっという間に真っ黒になってしまうんですよね。
多少黒くなっていても大丈夫と分かっているのですが、できれば黄色いまま長持ちさせたいものですよね。
みなさんはどんな方法でバナナを保存していますか?
「バナナを冷蔵庫で冷やすと、栄養価が落ちちゃう」という噂聞いたことありませんか?
実はこれ、そうともいえますし、ちょっと違うともいえるんです。
これはどういうことかというと、「バナナは冷蔵庫で冷やすことによって、熟成が止まってしまうから」です。
バナナは熟成することによって、栄養価がどんどんあがっていきます。
なので冷蔵庫にいれて冷やしてしまうと成熟が止まってしまって、それ以上栄養価があがることがなくなってしまうんです。
でも、「冷蔵庫に入れる前より栄養価が落ちる」ということではないので、冷蔵庫で保存すること自体は問題ありませんよ。
バナナが黒くならない保存法の決定版!色も鮮度もそのまま?!
「バナナを冷蔵庫で保存しても、さらに熟成して栄養が増えないけど、減ることもない」っていうことはわかりましたよね?
でも、だからと言って常温でバナナを保存していると、だんだんと黒くなってしまうんですよね。
バナナが黒くならない保存方法
バナナを黒くならないように保存するには、冷蔵庫が最適です。
ただ気を付けたいのが、上記で書いた通り、冷蔵庫にいれるとバナナは熟成をストップしてしまいます。
なので、おすすめなのが「シュガースポットといわれる黒い斑点が少しでてから冷蔵庫で保存する」という方法です。
シュガースポットとは、その名のとおり「バナナを甘くする点」のことです。
この点が少しでてきて、甘みが強くなってから冷蔵庫で保存しましょう。
冷蔵庫にいれるときには、
- バナナが冷たい空気に直接当たらないように、1本づつにわけて
- ラップで巻いてから
その上から新聞紙で巻いて保存すれば、さらに保存期間を延ばすことができます。
なので、長めに保存したいときには「新聞紙」を使いましょう。
バナナの保存に保冷バッグ?栄養もぎゅっと保存可能な新常識!
実は、最近バナナを保冷バッグにいれて保存するという方法が、バナナが長持ちすると話題になっています。
方法はとっても簡単です☆
②1本ずつにわけたバナナをポリ袋にいれてくるくる(100均とかの普通のミニポリ袋で大丈夫です。食べ終わったあとは、次のバナナに再利用しましょう)
③小さめの保冷バッグにバナナをいれる(お弁当用の保冷バッグが調度良いサイズです)
④保冷バッグごと冷蔵庫の野菜室にいれる
これだけで保存完了です!!
常温で保存するより長持ちするのはもちろんですが、野菜室にバナナの定位置を作る感じになりますので、いれるときもやりやすいですよね。
バナナの冷凍保存
冷蔵庫、保冷バッグとご紹介してきましたが、バナナの長期保存ナンバーワンはやっぱり冷凍保存です。
冷凍保存する場合は、バナナは1本ずつにわけて、皮をむいて冷凍しましょう。
また、冷凍したバナナを食べる時は、そのままただ解凍すると食感がなくなっていて美味しくありません。
冷凍バナナを食べるときは、
- 冷凍バナナとして凍っているうちに食べたり
- シャーベットやバナナミルクにする
さらにはバナナを冷凍すると、「バナナポリフェノールが2倍にふえる」というメリットもあります。
なので、バナナが残ってしまいそうなとき、皮をむいて冷凍しちゃいましょう。
バナナを逆に加熱すると栄養はどうなる?
バナナは冷蔵すると熟成がストップするということがわかりました。
では、逆に加熱するとどうなるのでしょうか。
バナナは、バナナケーキやバナナ春巻きなど加熱調理してもおいしい食材ですね。
加熱することでバナナの栄養がどのように変化するかご説明します。
バナナを加熱すると、栄養の観点では大きな変化があります。
それは、フラクトオリゴ糖という成分が増加するということです。
フラクトオリゴ糖は、胃や小腸で分解されにくく、大腸まで直接運ばれます。
大腸の中で善玉菌を助ける働きをし、腸内の環境を整えます。
その結果、下痢や便秘など腸のトラブルの改善が期待できます。
また、フラクトオリゴ糖はバナナの甘さの元にもなっています。
加熱しフラクトオリゴ糖が増えることで、さらに甘く感じられるようになります。
バナナには、フラクトオリゴ糖の他にもビタミンやミネラルなど様々な成分が含まれています。
バナナに含まれるカリウムや食物繊維などは、加熱しても損なわれることはありません。
一方、バナナに含まれるビタミンCは加熱すると減少してしまいます。
このように、バナナを加熱すると栄養に変化があります。
覚えておくと、食べ方のバリエーションが広がりますね。
バナナを加熱するとカリウムが劇的変化を!?
バナナに多く含まれる成分には、カリウムがあります。
カリウムは、体内の塩分を排出する作用があります。
高血圧やむくみの解消、運動時の筋肉のけいれん予防の効果が期待できる成分です。
可食部100gに含まれるカリウム含有量は、バナナは360㎎で、ミカンの2倍以上、リンゴの3倍にもなります。
様々なフルーツの中でもバナナのカリウム含有量はトップクラスです。
一方、カリウム豊富なバナナですが、気を付けなければいけない場合もあります。
それは、腎臓病などの病気で、カリウム摂取に制限がある場合です。
バナナを1本食べると大量のカリウムを摂取するので、制限がある人は注意が必要です。
このカリウムですが、加熱するとどのような変化が起きるかというと、実は何もありません。
カリウムは、加熱しても増減することはありません。
カリウムに変化があるのは、バナナを水やお湯にさらした時です。
カリウムは、水に溶けて流れやすい成分なのです。
バナナを茹でたり水にさらしたりすると、カリウムが減少します。
カリウムの効果を期待してバナナを食べる時は、水やお湯で流れ出ないよう、調理法に気を付けましょう。
バナナを毎日食べるとどんな効果が期待できる?
バナナは、比較的安価に手に入り、包丁いらずで手軽に食べられる食材です。
また栄養満点なフルーツなので、毎日でも食べたくなりますよね。
しかし、バナナを毎日食べると太るいう意見もあります。
バナナを毎日食べるとどうなるのか、じっくり考えてみましょう。
バナナを毎日食べるとどうなる?①便秘が解消される
バナナに含まれる食物繊維やフラクトオリゴ糖が、腸内環境を整える効果が期待できます。
特にビフィズス菌を配合したヨーグルトと一緒に食べることで、便秘解消により効果的です。
バナナを毎日食べるとどうなる?②リラックス効果がある
ストレスが和らぎ、精神を安定させるには、セロトニンというホルモンの分泌が関わっています。
バナナには、トリプトファンやビタミンB6などの成分が含まれています。
これらの成分にはセロトニンの分泌を助ける働きがあります。
なので、バナナを食べるとリラックス効果が期待できます。
バナナを毎日食べるとどうなる?③ダイエット中でも大丈夫
バナナは他のフルーツと比べると高カロリーではあります。
しかし、バナナ1本のカロリーはご飯1杯分と比べると低いです。
決してカロリーが高い食品というわけではありません。
また、糖質はそれほど多くなく、食後の血糖値が上がりにくい食品でもあります。
つまり、バナナはダイエット中でも心配なく食べられる果物と言えるでしょう。
目的別!バナナのおすすめな食べ方
バナナを食べることで、様々な効果が得られることがわかりました。
どんな効果を期待するかによって、バナナの食べ方を工夫することもできます。
ここでは、目的別にバナナのおすすめの食べ方をご紹介します。
一日のストレスを解消し、リラックスしてゆっくり寝られるようになります。
未熟なバナナには整腸作用があるレジスタントターチという成分が含まれているので、便秘解消に効果があります。
また、血糖値の上昇を抑える効果もあるので、ダイエットにも最適です。
黄色いバナナにはビタミンB類が多く含まれ、シミやシワの改善効果があります。
バナナのスジに含まれるポリフェノールにも、アンチエイジング効果が期待できます。
バナナの糖質はゆっくり吸収されていくので、長時間エネルギーが持続します。
運動をする人にもおすすめです。
バナナを冷やすと栄養が減っちゃうって本当?のまとめ
バナナを冷やすと栄養が減るの?ということについて見てきました。
バナナは栄養価も高くって、優しい甘さでみんな大好きですよね。
是非上手に保存して、美味しくバナナを楽しんでくださいね!