圧力鍋と聞くと、ガスコンロに乗せて火をかけるとかIHで熱を加えて調理する鍋というイメージですよね。
ですが、今は電気圧力鍋というのも出てきました。
料理の完成自体は同じかもしれないですが、調理の工程がとても楽になっています。
火にかける圧力鍋だと火加減がありますから、その場を離れられません。
だけど、電気圧力鍋なら、時間設定もできるので材料を入れたあとは、おまかせでいいんです。
有名メーカーなどは、スマホアプリを利用して、レシピ紹介などもしていますし、電気圧力鍋にレシピ機能を搭載している商品もあります。
これなら初めての料理も失敗いらずです!
電気圧力鍋の価格はどのくらい?お安く試せるメーカーはある?
電気圧力鍋には2L、3L、6Lなどメーカーごとでもいろんなサイズがあり、家族の人数に合わせて大きさを決めるといいですね。
価格についてですが、平均的な値段は3万円台が多いです。
メーカーによって機能も微妙に違っていたりしますが、大幅に人気なのは価格が安いものでした。
アイリスオーヤマなどは最近人気の家電メーカーですが、大手のメーカーと比べると低めの設定で1万円台の商品を出していて、とても売れています。
買う側の気持ちとして、毎日使うものでもないし、まだ評判としてもよくわからない段階で高額商品を買って失敗したら嫌だな、だと思います。
1回使ってみないと、ここがよかった、これはいらない機能などの判断ができませんよね。
とりあえず初回は安いので試してみて、よかったら次はもうちょっといいのを・・・。
結局数回使って、しまいっきりになってしまえば「安いのでよかった」ともなるわけです。
電気圧力鍋を購入するときの注意点は?
1つ問題なのが、レシピの人数と分量です。
レシピに2~3人分として材料の量が表示されるわけですが、この鍋を使う家族が4人家族だったらどうしよう?です。
この分量に対しての調理時間なので、勝手に量を増やしてしまうと加熱不足になったり量が多すぎてエラーになったりということもあるようです。
家族の人数とレシピの人数が合っているか、などもチェックして大き目の電気圧力鍋を購入してくださいね。
電気圧力鍋で何ができるの?時短調理と予約と保温もできる?
電気圧力鍋のポイントは電気という部分ですね。
圧力をかけて調理するという意味では普通の圧力鍋と変わりませんが、電気であればいろんな機能を使うことができます。
レシピ内臓型の電気圧力鍋ならば。
例えば「カレー」を選択すると、材料から調理過程までが液晶画面に出ますので、その通りに進めていけば誰でも簡単に出来上がります。
また、材料を入れて予約を使えば夕飯までに完成している、などもできますよ。
ガスコンロだとそれは無理ですからね。
電気圧力鍋なら煮込み系の料理も時短で作ることが可能!
炊飯器のように調理が済んでも保温していてくれるので、温め直しというのもしなくていいのはいいですね。
カレーなどは保温されることで、さらにうまみが増しそうです!
長く煮込んでこそのスープや煮物なども、電気圧力鍋を使えばかなりの時短で調理することができます。
今では働くママさんが多いですから、仕事から帰宅して夕飯づくりとなると、どうしても煮込み系は手がでません。
肉や魚を焼くばかりで飽きた・・・などと子供に言われたりして。
でも、電気圧力鍋を使えば今までは難しかったものだって、ちょっとの時間で作れちゃうからレパートリーも広がります。
電気圧力鍋の便利な使い方は?ほったらかしで時間の有効利用が可能!
電気圧力鍋の便利な部分はほったらかしというところでしょうか。
火に鍋をかける場合は、どうしても焦げる心配があります。
ですが、電気だとIHがコントロールしてくれるので焦げないようになっています。
調理している間も、キッチンでずっと張り付いている必要がないので、その空いた時間に違う家事をするなど有効利用ができます。
電気圧力鍋の予約機能のしくみは?
電気圧力鍋の便利機能で「予約」がありますが、私がイメージしていた予約とはちょっと違っていました。
ごはんの炊飯器のように、予約時間が近くなるとスイッチが入って加熱しだすというのを思い浮かべていたのですが・・・
そうなると肉や魚は腐るから入れられない?と思うわけです。
実際には、予約をした時点で調理が始まり、完成したら一度保温状態になります。
そして予約時間が近づいたらまた再加熱して、食べる時には熱々というわけです。
保温で腐らないのかな?と思いますが、それも計算済みで腐敗しないギリギリの温度である50℃をキープしているそうです。
といっても予約時間には制限もあるので、それを超えることはできません。
また、完成後にまた数時間ほったらかしにした場合の味については自己責任となります。
また、加熱しすぎると味が落ちるとか、形がなくなってしまうようなもの(たとえばじゃがいも)は予約調理には向きません。
カレーなら風味になっていいですけど、肉じゃがなどはじゃがの部分が液体化しそうですよね・・・
電気圧力鍋の節約レシピを紹介!本格煮込みやもう一品メニューも!
電気圧力鍋を使えば、角煮などの時間がかかるレシピも時短で作ることができちゃいますよね!
そこで今回は、普通の鍋より時短で作れる電気圧力鍋のレシピをいくつか紹介していきたいと思います!
電気圧力鍋のレシピ①豚の角煮
まずは、圧力鍋が大活躍する時短レシピですぐに思いつくであろう「豚の角煮」のご紹介です!
材料は
- 豚バラ肉のブロック 400gくらい
- 下茹で用の水 100㏄
そして、豚バラ肉のブロックを3㎝くらいの大きさに切ります。
切った豚バラ肉を鍋に入れて、下茹で用の水を入れます。
電気圧力鍋にセットしたら、10分圧力をかけます。
加圧が終了し、ピンが下がったらフタを開けます。
下茹でしたお湯を捨て、豚バラ肉と煮汁をいれて混ぜます。
煮汁の材料は
- 水 … 70㏄
- 醤油 … 大さじ2
- 砂糖 … 大さじ2
- 酒 … 大さじ2
- みりん … 大さじ1
- おろしにんにく … チューブだと1㎝くらい
- 生姜の細切り … 5g
今度は圧力をかける時間を20分にします。
加圧が終了し、ピンが下がったら完成です!
「豚の角煮。(電気圧力鍋10分+20分)」の詳しいレシピを見てみる
豚の角煮を作る手順を教えてくれている、わかりやすい動画もありましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
電気圧力鍋のレシピ②ビーフシチュー
お肉を柔らかくなるまで煮込むレシピと言えば、ビーフシチューも挙げられますよね!
こちらのレシピは甘酒を使ってビーフシチューを作ってました。
材料は3人分で
- 牛すね肉 … 300gくらい
- にんじん … 2本
- 玉ねぎ … 1個
- じゃがいも … 2個
- 赤ワイン … 大さじ3
- ブロッコリー … 2分の1株
- 甘酒 … 300ml
- コンソメキューブ … 1個
- ローリエ … 1枚
- デミグラスソース … 2分の1缶
- 醤油 … 大さじ1
- 塩コショウ
本格的な煮込み料理もいいですが、副菜も簡単に作れちゃうのが圧力鍋の嬉しいところですよね!
と、いうことで、あともう一品欲しいなって時におすすめなレシピも紹介していきます。
電気圧力鍋のレシピ③かぼちゃの煮付
なんと加圧1分で出来ちゃうもう一品メニューです!
いつものかぼちゃの煮付を作る要領で、かぼちゃを切り、調味料を揃えます。
それらを電気圧力鍋に全て入れて加圧すれば完成です!
「☆かぼちゃの煮付☆電気圧力鍋でかんたん!」の詳しいレシピを見てみる
電気圧力鍋のレシピ④ナスの煮浸し
火が通りにくいナスも、電気圧力鍋を使えば簡単に味も染み込みますよ♪
材料は
- 生姜 一片(薄切りにする)
- みょうが 2本(千切りにする)
- 大葉(シソ)5枚(千切りにする)
- ナス 4本(半分に切り、格子状の切り込みを皮の表面に入れ、アクを抜く)
- めんつゆ 大さじ3
- 水 200ml
電気圧力鍋のレシピ⑤茶碗蒸し
茶碗蒸しって美味しいですよね!
私はオーブンレンジですが、具材はかまぼこだけの簡単な茶碗蒸しをよく作っています。
電気圧力鍋でも簡単にできちゃうんですね!
電気圧力鍋の大きさと選び方のまとめ
電気圧力鍋の予約や保温は便利なんですが、その分だけ電気代はかかります。
何とも言い難いですが、それよりも楽したい、ほったらかしでできるものがいいという方にはお勧めです。
便利な新しい電化製品は魅力を感じますよね。
ですが、実際使うと場所を取るとか、片付けが面倒とかいう理由でしまいっぱなしになりかねないので、よくシミュレーションしてから購入しましょうね。
ちなみにこれは私のことです。
絶対活躍する!と思って買うのですが、使い終わった後に洗うの面倒で引き出しの奥に眠った家電が・・・