パスタって便利ですよね。
我が家は常備しており、休みの日のお昼ご飯や、調理するのがめんどくさいときに使っています。
安い時に多めに買ったりするのですが、長いはずの賞味期限がうっかり切れそうになっていることもあります。(我が家だけ?)
未開封ならまだしも、開封済みのパスタには虫がつくこともあります。
食べたい時に虫を発見するのもいやだし、なによりも衛生上よくないですもんね!
今一度、パスタの保存方法に、詳しく見ていきましょう!
パスタの保存容器にもジップロックが使える!これでもう虫とバイバイ?!
自宅にあったパスタの袋に書いてある保存方法としては、開封前であれば「直射日光、高温多湿を避け、常温で保存」となっています。
開封後は「吸湿・虫害などを防ぐため密閉して保存し、なるべく早めにお召し上がりください」と書いてありました。
ということで、パスタの保存で大事なことは
- 密閉すること
- 吸湿をさける
きちんと密閉できるのであれば、食品庫内などの常温でも問題ありません。
では、完全に密閉できる方法をいくつかご紹介します。
パスタを完全密封できる方法①ジップロック(袋)
やはり、ジップロックの袋に入れるのが一番手っ取り早いです。
パスタ自体の袋にジッパーがついていれば、それをそのまま保存に使ってOKです。
しかし、海外の製品などは袋に傷がついていることもあるそうで、その小さな傷から虫が入ってくることもあるのだとか…!
そういう物や、ジッパーがついていない場合にオススメなのは、100均で売っているパスタ専用の細長い袋です。
普通の規格のジップロックだと、長いパスタは入りにくくてイラっとしてしまいますが、パスタ専用の袋はコンパクトだし、かわいいんですよね。
虫は目に見えないサイズなので、きっちりとジッパーを閉じることがポイントです!
パスタを完全密封できる方法②パスタケース
パスタケースは、100均にも売っています。
寝かせるタイプや、立てられるタイプがあります。
1人前が測れるように「くぼみ」がついたりと、便利なものもありますよ。
パスタを完全密封できる方法③ペットボトル
1.5~2リットルのペットボトルを洗って、よーく乾かすと、パスタケース代わりになります。
ジュースのペットボトルだとニオイが気になるかもしれませんので、水が入っていたものが良いと思います。
ペットボトルのキャップで密閉保存が可能ですし、なんと、ペットボトルの口がほぼ1人前の量と同じらしいです。
パスタを取り出すときは、自動的に1人前が測れてしまいます。
知っているととっても便利ですよね!
立てても安定しますし、中身も見えるので残量確認もばっちりです。
そして、「吸湿をさける」ためにはシリカゲルが効果的です。
シリカゲルは100均で買うことができるので、上記の方法にプラスして使用するとさらに安心だと思います。
保存場所は基本的に常温で良いのですが、冷蔵庫内の温度では虫は生きられないので、冷蔵庫で保存する方法もあります。
少しスペースはとられますが、冷蔵庫に余裕があれば入れても良いと思います。
パスタの冷凍保存の方法教えます!実は冷凍もできるんです
これまでは「パスタが乾麺の状態での保存方法」をご紹介しましたが、実は、パスタは茹でた状態で冷凍保存することができるのです!
冷凍すると麺に水分が入るらしく、もちもちしておいしいですよ。
茹でたパスタを冷凍保存する方法
①袋に書いてある茹で時間よりも1分半短く茹でる
②冷水で洗いながら冷やす(麺のヌメリを落として、伸びるのを防ぎます)
③ボールにうつし、オリーブ油を全体に絡ませる(乾燥防止と麺同士がくっつかないようにします)
④1食分ずつジッパー付きの袋に入れて冷凍保存
解凍するときは、袋の口を開けて電子レンジに入れて600Wで2分半。
保存可能期間は1か月です。
まとめて茹でておいて小分けにできるので、この方法を使えば、さらにパスタが便利な食材になりますね。
お弁当用のサイズに小分けにするのも良いでしょう。
冷凍庫で保存するので、虫がつく心配もありませんね!
パスタのダニを一緒に茹でるとどうなる?もし食べても大丈夫なの?
ぎゃー!
読むだけでも鳥肌が立ちそうなタイトルですね…。
もう、端的に言います。
パスタに発生したダニは、食べたらだめ!!です。
ダニを食べると発症するアレルギー
食べてしまった場合、お腹を壊すとかのレベルではなく、アレルギーを引き起こす可能性があります。
アレルギーと聞くと、痒くなったりする程度かなと思いがちですが、違います!
最悪の場合、死亡する可能性もあるのです。
パスタでの報告例があるのかはわかりませんが、
- 小麦粉
- お好み焼き粉
これを「パンケーキシンドローム」と言います。
熱湯でゆでたダニでもパンケーキシンドロームは発症する!?
目に見えるほどの大きさのダニをわかっていて食べてしまうことは、まずないと思います。
でも「熱湯で茹でたらダニは死ぬだろうから大丈夫」という安易な考えはNGです。
目に見えないほどのレベルのダニであれば、知らない間に食べてしまうこともあるかもしれません。
確かにダニにもたくさんの種類があるので、アレルギー反応が出るものと出ないものがあります。
しかし、目視で確認することはまず不可能です。
そして、アレルギーの出る可能性のあるダニを食べてしまった場合でも、症状の出る人と出ない人がいます。
家族であっても、体質が違うので症状の有無や重さが変わってきます。
アナフィラキシーショック
アナフィラキシーショックは、原因になる物質を食べてから10分~45分の間に発生することが多いようです。
最初に異変を感じるのは、
- 喉の違和感
- 呼吸困難
- じんましん
- 腹痛
- 嘔吐
もし、食後すぐに「普段と違うかも」と感じることがあれば「パンケーキシンドローム」を疑ってください。
そして、すぐに救急車を呼んでください。
このように、ダニは命に関わることがあります。
なので「ダニがいるのをわかっていて茹でて食べる」なんてことは絶対にしないでくださいね。
目に見えないサイズで人間よりも弱く思えそうなダニですが、侮ってはいけません!
パスタのダニは未開封でもいることがあるって本当?
パスタにダニがつかないような保存方法をご紹介してきましたが、未開封の状態でもダニが潜んでいる可能性もあります。
ダニは目に見えないサイズです。
小さくて目に見えないサイズの穴でも、ダニは簡単に入ることができるんです。
「そんなこと言われたら怖くて何も食べられない!」と思ってしまいますが、基本的には大丈夫なはず…です。
パスタのメーカーさんも、もちろん細心の注意を払って作ってくださっています。
ただ、海外からの輸入物などであれば、輸送時に袋に傷がついてしまうこともあります。
日本のものでも、製造段階で空気中に浮遊している虫が混入することがあります。
無菌室で製造しないかぎり、100%防ぐことは難しいという状態らしいです。
考えれば考えるほどいやーな気持ちになってきてしまいますが…
- 購入するときは、パッケージに穴が空いていないかをチェックすること
- 未開封であっても、心配であれば冷蔵庫で保存すること
- 食べる前もダニがいないかを確認すること(目視で確認できるレベルだけですが)
あれこれ言って心配を煽ってしまいましたが、私のことは嫌いになってもパスタのことは嫌いにならないでください!
パスタは、おいしい、お手軽。
上手に保存しておいしくいただきましょう。
パスタの保存はそれで大丈夫?のまとめ
パスタに虫がついてしまわないようにする、そんな保存方法についてご紹介してきました。
最後にポイントをおさらいしておきますね。
- パスタの保存に大事なことは「密閉すること」と「吸湿をさける」こと
- ジップロックやパスタケースでしっかり密閉する
- シリカゲルを入れると吸湿をさけられる
- 冷蔵庫で保管すると虫がつかない
- 茹でたあとに冷凍保存も可能
ぜひ、あなたのご家庭でも、パスタを保存するときの参考にされてくださいね!