みなさんは、自宅で豚の角煮は作りますか?
トロトロと口の中でとろけるような豚の角煮!
大人から子供まで、みんな大好きな料理です。
もちろん我が家でも、みんな大好きです。
ただ「豚の角煮」と聞くと、一見手間がかかって大変そうなイメージですよね。
でも圧力鍋を使って調理すると、とっても簡単にしかも時短で豚の角煮を作ることができるんです。
でも、「圧力鍋で豚の角煮を作ったら、全然イメージと違い硬くなったり、パサパサになってしまった」という話も良く聞きます。
どうしたらお肉がパサパサにならずに、美味しい豚の角煮を作ることができるのでしょうか??
そこで今回は、圧力鍋で豚の角煮を作るときのポイントについて、詳しく見ていきましょう!
圧力鍋で豚の角煮を作った時パサパサになってしまうのはどうして?
本来、豚の角煮を自宅で作ろうとすると、何時間も時間がかかってしまいます。
- お肉は下茹でをして
- 焼き目を付けて
- さらに何時間も煮込む
自宅でそれをおこなうのは、ちょっとハードルが高いですよね。
そこで登場するのが、圧力鍋です。
圧力鍋で一気に圧力をかければ、豚肉もあっという間に柔らかくなり、簡単に味をしみこませることができるんです。
・・・と、そのハズなんですが、実際に作ってみたら、お肉が
- パサパサになったり
- 硬くなってしまったり
圧力鍋で作った豚の角煮がパサパサになる原因
この圧力鍋で豚の角煮を作る場合、肉がパサパサになってしまう原因の1つに
「塩やしょうゆなどの調味料を最初から入れてしまう」ということがあります。
調味料をいれて放置しておけば、柔らかく美味しくなると思いがちですが、それはNGです。
塩やしょうゆといった塩分は、そのまま最初に入れて放置してしまうと、お肉がパサパサで美味しくなくなってしまうことがあります。
そのような失敗を防ぐために、調味料はお肉がある程度柔らかくなった状態で入れるようにしましょう。
また、調味料が原因でない場合は、単純にお肉が大きくて、加圧の時間が足りていない可能性があります。
そのような時は、加圧時間をのばして試してみてくださいね!
豚の角煮が硬くなる原因!柔らかく仕上げるための火加減のポイントは?
角煮が硬くなってしまったという場合、まず考えられるのは「下茹での時間」です。
下茹での時間が短いと硬い角煮が出来上がってしまいます。
下茹でをしっかりすることで、コラーゲンがゼラチン化してお肉は柔らかくなりますよ。
また、余分な脂を取ることができるので、味も入りやすくなります。
角煮を柔らかく仕上げるコツ①塩分を含む調味料を入れるタイミング
次に考えられるのは、角煮がパサパサになってしまう原因でもある「調味料を入れるタイミング」です。
これは、角煮が硬くなる原因でもあります。
調味料を入れてしまうと、お肉はそれ以上柔らかくなりにくくなってしまいます。
特に醤油などの塩分を含む調味料には要注意!
醤油などを入れた後に煮込み続けると、お肉はどんどん硬くなってしまいますよ。
角煮を柔らかく仕上げるコツ②「みりん」を入れるタイミング
また、調味料の1つである「みりん」にも注意が必要です。
みりんに含まれるアルコールは、たんぱく質の凝固を促進する作用があります。
これにより、煮崩れを防止することができます。
ですが、角煮は柔らかく仕上げたい料理です。
なので、みりんを使うときは仕上げ間近に入れるようにしましょう。
ただし、「本みりん」と「みりん風調味料」では、アルコール度数が変わってきます。
「本みりん」・・・・・・約14%
「みりん風調味料」・・・1%未満
どうしても角煮が上手くいかないなという時は、みりんを使わないレシピで作ってみるのもいいかもしれませんね。
クックパッドにて「つくれぽ3000件超え」の、みりんを使わないレシピを見つけました!
よければ参考にしてみてくださいね。
■大人気の「みりんを使わない角煮レシピ」を見てみる
角煮を柔らかく仕上げるコツ③お肉を空気に触れさせない
次に確認したいポイントは、お肉が空気に触れていないかという点です。
お肉が空気に触れてしまうと、表面が硬くなってしまいます。
下茹での時は、茹で汁が少なくなってきたら足すようにしましょう。
また、調味料を入れた後は落としぶたをし、水蒸気を逃がさないようにします。
角煮を柔らかく仕上げるコツ④火加減
角煮を柔らかく仕上げるポイントとして、火加減も重要です!
沸騰させてしまってもお肉は硬くなってしまいます。
普通の鍋で煮る場合は、弱火でじっくりと煮ていきましょう。
圧力鍋の場合は、調味料を入れた後15分~25分くらい加圧をします。
圧が抜けたのを必ず確認してからフタを開け、汁気が少なくまるまで弱火で煮ましょう。
角煮がパサパサになったとき!角煮として復活させることは不可能!?
せっかく作った角煮がパサパサだと、テンションも下がりますよね!
しかしせっかくの角煮を失敗をしてしまっても、どうにかして復活させたいものです。
そこでおすすめの方法が、角煮を冷凍保存する!という方法です。
冷凍保存をしてなんで復活させることができるの?と思う方も多いですよね。
実は、冷凍保存をした角煮を解凍すると、冷凍する前よりもやわらかくなります!
そもそも、角煮に使用する豚バラ肉って、繊維が多いですよね。
豚バラ肉のこの繊維はたんぱく質で、このたんぱく質がコラーゲンによって包み込まれています。
圧力鍋などを使って高温で調理をしたり、長時間に煮込むと、実はこのコラーゲンがゼラチンになるのです!
そのため、豚の角煮がやわらかくなる秘密というのはこれです。
ただ、調理の過程でなかなかやわらかくならなかった角煮の場合。
冷凍をすることで豚バラ肉の繊維が壊されるので、やわらかくなるようです!
例えば作り置きをしたくてたくさん作った場合も、冷蔵だと日持ちしませんよね。
もし冷凍をしてしまえば、2週間前後は保存ができます!
そうなると、やわらかくもなりますし、また別の料理にも使えて一石二鳥ですよね。
冷凍以外だと、例えば普通の鍋で加熱をしてみたり、電子レンジに入れるという方法もあります。
ただ、煮れば煮るほど形が崩れますし、食感が悪くなっていく可能性も!
この方法だと、確実にもとに戻せる!とは言い切れません。
そのため、すぐに食べたいのであれば薄く切ったりアレンジをして、食べてしまうのが良いですね。
時間があれば、是非冷凍で復活させてみてくださいね。
硬くなったパサパサ角煮のおいしいアレンジ料理
せっかく角煮を作ってみたのに、パサパサになってしまった!そんな時。
アレンジ料理をしてみてはいかがでしょうか?
角煮の卵とじ丼(2人分)
<材料>
- 炊いてあるご飯・・・好きな量
- 角煮 ・・・130gくらい
- 玉ねぎ ・・・1/2個(100gくらい)
- 角煮の煮汁 ・・・150cc
- 卵 ・・・3個
- 刻んだ細ねぎ・・・あれば(適量)
②ボウルに卵を割り入れ、溶いておきます。
③フライパンに角煮・玉ねぎ・煮汁を入れて、中火にかけます。
④そのまま3分ほど煮ます。
⑤溶いた卵の2/3くらいをフライパンの外側から回し入れます。
⑥フタをして2分ほど加熱します。
⑦フタを取って残りの卵を加えます。
⑧卵が好きな固さになるまで煮ます。
⑨ご飯を器に盛って、⑧をのせます。
⑩あれば刻んだ細ねぎをちらして完成です!
「角煮入りチャーハン」レシピ
細かく刻むことでパサパサ感が気にならなくなりますよ!
また、このレシピではタレをご飯に混ぜていてとっても美味しそうでした。
「角煮の炊き込みご飯」レシピ
角煮を刻んで炊飯器に入れるだけなのでとっても簡単!
角煮を作りすぎて余ってしまった時に作ってみてもよさそうですね。
豚肩ロースで角煮を作りたい!圧力鍋を使えばジューシーにできる?
豚の角煮を作るとき、豚バラ肉を想像すると思いますが、豚肩ロースでも美味しい角煮を作ることができるんです。
豚バラ肉よりも油が少なめでヘルシーですし、噛み応えがあるので、うま味をさらに感じることができます。
柔らかく調理するのが難しい肩ロース肉でも、圧力鍋を使うと、簡単に美味しい豚の角煮ができます。
そんな簡単な角煮レシピをご紹介します。
- 豚肩ロース
- ショウガ
- 水
- 酒
- サラダ油
- *醤油
- *みりん
- *酒
- *水
- *はちみつ
- じゃがいも
- たまご
②フライパンに油を敷いて、肉をそこで焼き目がつくほど焼きます。
③圧力鍋に肉・酒・水・醤油・ショウガをいれて、強火で熱して圧力をかけます。
④圧力がかかったら弱火にして、そのまま10分放置します。圧が抜けきるまで放置します。
⑤ジャガイモのかわをむいて、水につけておきます。
⑥茹で卵をつくります。
⑦圧力鍋の圧が抜けたら、水を捨てて、再度お肉を鍋の中に戻します。
⑧ジャガイモを加えて、*印の調味料を加えます。強火で熱して、圧がかかったら弱火で10分。
⑨圧が抜けたらふたを開けて、ゆで卵を投入して20分程冷ましてできあがり!
豚バラブロックを使った圧力鍋!美味しいチャーシューレシピ!
肩ロースを使った角煮のご紹介をしましたが、やっぱり外せないのが豚バラ肉です。
私は個人的に豚バラ肉大好きなので、やっぱり角煮も豚バラ派です。
おなじような調理法で、チャーシューを作って食べても、とっても美味しいです!
そこで、圧力鍋で作る美味しいチャーシューレシピをご紹介します。
豚バラブロックを使った圧力鍋レシピ①とろとろチャーシュー
とっても簡単な、圧力鍋で作るチャーシューのレシピです。
焼き目を付けて加圧するだけなので、さっと手軽に作ることができますよね!
自宅でラーメンを食べる時に、是非挑戦してみてください。
■「とろとろチャーシュー」の詳しいレシピを見てみる
豚バラブロックを使った圧力鍋レシピ②コーラでチャーシュー
味付けにコーラをつかったレシピです。
コーラとお肉って、とってもあうんです!
炭酸の効果でお肉もやわらかくなり、適度な甘みで、お肉のうまみが引き立ちます。
とっても簡単に味が決まるので、とってもオススメのレシピです。
■「コーラでチャーシュー」の詳しいレシピを見てみる
コーヒーが隠し味!焼き豚
隠し味にコーヒーを使った、洋風の焼き豚です。
コンソメを味付けに使うので、いつもとは少し違うチャーシューを楽しめます。
コーヒーの効果で、お肉の臭みも消えて、とっても柔らかなお肉の出来上がりです!
■「コーヒーが隠し味!焼き豚」の詳しいレシピを見てみる
圧力鍋で角煮を作ったらパサパサに?のまとめ
圧力鍋で角煮を作ったらパサパサになっちゃう!ということについて見てきました。
難しそうな角煮やチャーシューも、圧力鍋を使うことで、簡単にしかもおいしく仕上げることができちゃいます!
角煮などの肉料理以外にも、カレーやロールキャベツといった煮込み料理もとっても簡単にできますので、お持ちの方はぜひチャレンジしてみてくださいね。