お菓子作りやパン作りで欠かせない「バター」。
バターには、無塩バターと有塩バターがありますよね。
レシピによって「無塩」を使うのは「有塩」を使うのかが違ってきます。
私はよくパンを作るので、無塩バターと有塩バターを常備しています。
使いやすく切り分けて、ラップで包んで袋に入れてから冷凍保存しておくと日持ちするので、そのように保存しています。
そんなある日のこと。
バターのストックがないことを忘れたまま、いつも通りパン作りを始めてしまいました。
そのときは、「有塩バター」が必要で、冷凍庫には「無塩バター」のみ。
焦りましたが、テキトーに塩をパラリと入れたらなんともなく仕上がり、ほっとしました。
しかし、これがもしも
- 「無塩バター」が必要なのに「有塩バター」しかなかった場合
- 有塩バターすらなかった場合
無塩バターの代用品にできる!おすすめ5選
無塩バターの代わりになるものって、何かあるんでしょうか?
どんなものが、無塩バターの代わりになるのか、詳しく見てみましょう。
無塩バターの代用品①サラダ油
クッキーやパン作りでも、バター不使用でサラダ油を使うようなレシピのものがありますよね。
初めてサラダ油で調理をしたときは「ほんまにこれで大丈夫なんかな?」と思った記憶がありますが、普通に代用できます。
ただ、水分量が多いので、分量はレシピの半分の量ぐらいで足りることが多いようです。
様子を見ながら加えていくようにしてくださいね。
クロワッサンやパイ生地などの「層がポイントになってくるようなお菓子」には向きませんので、ご注意ください。
無塩バターの代用品②オリーブオイル
サラダ油と同じように、オリーブオイルでも代用が可能です。
バターはコクがでる食材ですが、オリーブオイルではそのコクは出すことが難しいです。
その点を注意して使うようにしてください。
無塩バターの代用品③マーガリン
マーガリンはバターよりも安価なのでご家庭で常備されている方も多いと思います。
私がバターの代用として一番よく使うのがこれです。
結婚して一人でパンやお菓子を頻繁に作るようになる前は、バターとマーガリンの違いがよくわかっていませんでした。
なぜなら、私の実家ではマーガリンのことを「バター」と呼んでいたからです。笑
ただ、マーガリンには塩分が入っているので、無塩バターを使用したときよりも仕上がりが少ししょっぱく感じる場合があるので気を付けてください。
無塩バターの代用品④有塩バター
もはや、有塩バターでもいいのではないでしょうか。
当たり前ですが、有塩バターはマーガリンと同じで塩分が含まれています。
- レシピの材料の中に「塩」を入れるように指示があれば、その塩を省いたり
- 「有塩バター半量+サラダ油半量」にする
無塩バターの代用品⑤ココナッツオイル
ココナッツオイルでも代用ができます。
ココナッツオイルは、オリーブオイルと同じように植物性の油です。
少し独特の風味がありますが、ココナッツオイルには脂肪燃焼作用があるので、そういった面でも使って損はないですね。
無塩バター代用にココナッツオイルを使う方法!バターっぽくなるコツは?
ココヤシの実から採れるココナッツオイルは、無塩バターの代用品として使うことができます。
つまり、クッキーやケーキなどのお菓子作りにもココナッツオイルは活躍するのです。
ココナッツオイルは酸化しにくく長期保存でき、エネルギーとして体の中で燃焼されやすいのが特徴です。
ダイエット中でバターを使ったお菓子を食べるのが気になる人には、ココナッツオイルで代用するのがおすすめです。
ココナッツオイルをバターの代用として使う場合は、バターの時と同じ分量で使うことができます。
例えば、バター50gなら代用品のココナッツオイルも50gとなります。
注意したいのは、ココナッツオイルの香りと形状です。
ココナッツオイルにはココナッツ独特の甘い香りがあります。
作る料理やお菓子によっては、ココナッツの香りが合わないこともあります。
ココナッツオイルの香りが気になる方は、無臭タイプのものを選ぶとよいでしょう。
また、ココナッツオイルは20℃以下だと固形になり、25℃以上では液体になります。
固形のままだと硬すぎて使いづらかったり、逆に液体だと生地を成形するのが難しかったりする可能性があります。
ココナッツオイルが使いやすくなるように、形状に気を付ける必要があります。
ココナッツオイルで作ったクッキーは、バターで作ったクッキーと比べると、
- ココナッツの香りが強く
- 口の中で優しくほぐれるような食感
ぜひ試してみてくださいね!
有塩バターを無塩バターにする?!家でもできちゃう驚きの方法
有塩バターが無塩バターの代用になると前述しましたが、それは「有塩バターのままで代用する」という方法でした。
しかし、調べてみると、有塩バターを無塩バターに作り替える方法を見つけました。
その方法をご説明します。
有塩バターから無塩バターを作る方法
①使用する量の有塩バターを用意する
②耐熱の容器に入れて、溶かす(液体になるまで)
湯せんか電子レンジで溶かしてください。
電子レンジであれば600wで20秒~様子を見てくださいね。
③固める
あら熱を取ってから冷蔵庫へ。
④取り出して塩分を取り除いて出来上がり
固まったら、容器を逆さまにして取り出します。
黄色いバターの固まりの周りに白い部分があると思うのですが、それが「塩分」です。
ナイフなどで丁寧に取り除いてあげてください。
この塩分は、炒め物などでも使うことができるので捨てずに利用してください。
これで有塩バターから無塩バターを作ることができました。
塩分を取り除くので、分量よりも少しだけ多目に用意すると良いかもしれませんね。
有塩バターと無塩バターの味や用途の違いは?お菓子作りで使うときのポイント!
では、そんな有塩バターと無塩バター、それぞれの特徴と違いについて、見てみましょう。
「有塩バター」の特徴は?
食塩量は、1.5%~2%ほど。
食塩が含まれているので、バターを使用するだけでしょっぱさを感じます。
主にお料理に使うことが多いです。
食パンに塗ったり、お肉を焼くときに使ったり、コクを加えることができます。
「無塩バター」の特徴
実は、無塩バターは食塩量が0というわけではありません。
原材料の生乳に、ごくわずかな塩分が入っているそうです。
無塩バターは、バターの使用量が多いメニュー(=お菓子、パン)によく使われます。
使用量が多いと、その分塩分の影響を受けやすいからです。
お菓子やパン作り以外にも、高血圧の方、妊娠中の方も使用されていますね。
無塩バターって「塩分ゼロ」って思っていたのが、実は「微塩」だったとは、びっくりしました!
ただ、「原材料の生乳に入っている、ごくわずかな塩分」なので、限りなく無塩に近いということ・・・なんでしょうね^^
無塩バターの代わりになるものは?のまとめ
無塩バターの代わりになるものは?ということについて見てきました。
- 無塩バターの代わりになるものは「サラダ油」「オリーブオイル」「マーガリン」「有塩バター」「ココナッツオイル」などです。
- 代用品によっては、不向きなメニューや容量の工夫が必要なものがあります。
- 有塩バターを電子レンジで溶かして再度固めるとバターと塩分が分離するので、無塩バターを作ることができます。
- 無塩バターは塩分が全く入っていないというわけではありません。(原材料の生乳に微量の塩分が入っています)
- 有塩バターはお料理に、無塩バターはお菓子やパン作りに使われることが多いです。