圧力鍋の蒸し皿の代用に普通のお皿を使っても大丈夫?

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圧力鍋は1つ持っておくと、料理の時短に重宝しますよね。

カレーやシチュー、角煮などを作る時に活躍する圧力鍋ですが、実は蒸し料理にも使えるのです!

ですが、蒸し料理を作るのには蒸し皿が必要です。

圧力鍋の付属品に「蒸し皿(蒸し板)」があれば、それを使うことで簡単に「圧力鍋を使っての蒸し料理」をすることができます。

でも、この「付属品の蒸し皿(蒸し板)」がないとき、どうすればいいのでしょうか?

家に専用の蒸し皿がない場合にはどうすればいい?

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圧力鍋に備え付けの蒸し皿があるものもあれば、ないものもあります。

蒸し皿がない場合は、蒸し料理ができないのかと思いきや、家にあるもので代用できます。

専用の蒸し皿がない場合①ステンレス製のザル

圧力鍋に水を入れ、その中に食材を入れたザルを更に入れる方法です。

圧力鍋の直径以上のザルは使えませんので、小さめのザルを使うようにしましょうね。

専用の蒸し皿がない場合②裏ごし器

裏ごし器を逆さまにおいて、その上に食材を入れて加熱する方法です。

これらを使えば圧力鍋を蒸し器として利用できますよ。

どちらもない場合は、100円ショップにも売っているので買っておくといいでしょう。

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圧力鍋での蒸し皿の使い方!注意するべきポイントは?

では実際に圧力鍋で蒸し調理をするには、どうすれば良いのでしょうか?注意点と共にお伝えします!

これだけは押さえてほしい要注意ポイントは、「空焚きをしない」ことです!

空焚きをしてしまうと、やけどなどのけがに繋がったり、圧力鍋が故障してしまったりする危険があります。

空焚きを防ぐためには、水を切らさないことが必要です。

蒸し調理をしている間に水がなくなってしまい、気が付いたら空焚きになっていたということもあるので注意しましょう。

鍋のガイド線やレシピの分量よりも、少し多めに水を入れておくくらいがちょうどいいかもしれませんね。

鍋の大きさや調理時間・火力にもよりますが、だいたい300ccくらいを入れておくと安心です。

そこさえ注意すれば、あと簡単です!

①蒸し皿を圧力鍋の底に置き、水を注ぎ入れる。(300cc以上)
②蒸し皿の上に食材を乗せる
③圧力鍋のフタを閉めて加熱、圧力をかける
④圧力ピンが上がったら、火力を中火にして、レシピの時間が経ったら火を止める(10分程度)

鍋の圧力ピンが下がり、フタを開けられるようになったら完成ですね。

圧力鍋は一度圧力をかけ始めてしまうと、フタを開けて中の様子を確認できないのが怖いところ。

空焚きを防ぐために、水を多めに入れるのがやはりおすすめです!


圧力鍋に入れてはいけないものって何がある?

圧力鍋には入れてはいけない食材がいくつかあり、入れてしまうと事故の原因になってしまう恐れがあります。

圧力鍋の事故を防ぐためにも、入れてはいかない食材を見ていきましょう!

圧力鍋に入れてはいけない食材①麺類

麺類は普通に茹でると時間がかかるため、圧力鍋でささっと調理できたら便利だなぁと思いますよね。

ですが、麺類は茹でると水が泡立つため、中で水が溢れてしまいとっても危険なんです。

圧力鍋に入れてはいけない食材②膨らむ食材

竹輪(もちちくわ)などのように「加熱すると膨らむ素材」を圧力鍋に入れると、ノズルを塞いでしまう恐れがあります。

ちなみに、餅の原料であるもち米は、圧力鍋に入れても問題ありませんよ。

圧力鍋に入れてはいけない食材③豆類

圧力鍋に豆類を入れると、皮が剥がれてノズルを塞ぎ、急速に圧力が上がって危険です。

圧力鍋に入れてはいけない食材④皮膜のある食材

牛タンなどのように皮膜のある食材は、豆類と同様で皮膜が剥がれてノズルを塞いでしまい危険です。

圧力鍋に入れてはいけない食材⑤カレーやシチューのルー

「圧力鍋でカレーやシチューを簡単に作れる!」と言われて久しいですが、作るときに注意が必要です。

ルーにはとろみがあり、ノズルを塞いでしまうため危険だからです。

カレーやシチューを作る時には具材のみを入れて圧力鍋にかけ、蓋を開けてルーを溶かすのが正しい作り方です!

圧力鍋に具を入れすぎても大丈夫?爆発することなんてありえるの?

圧力鍋には入れる量が決まっており、それ以上入れると大変危険です。

蒸気口から中身が飛び出すだけならいいのですが、飛び出した中身が蒸気口を塞ぐと爆発を起こす可能性があります。

蒸気口が塞がるということは、中の蒸気ご逃げ場を失い、異常な圧力がかかるという事だからです。

更に鍋の中で蒸気口が塞がった状態で、こちら側から蒸気口を開くと、中の圧力が急速な勢いで抜けていきます。

そうなると中に入っている具材や熱湯が、蒸気口から勢いよく噴き出す恐れがあるのです。

圧力鍋の注意点! 正しく使って時短料理を作ろう

圧力鍋は正しく使うととっても便利な調理器具ですが、一歩間違うと取り返しのつかない事故を起こしかねません。

下記のチェックポイントをしっかり読み、正しく圧力鍋を使いましょう!

  • 中のパッキンが破損していないか
  • 蒸気口に汚れやつまりがないか
  • 蓋のネジの緩みがないか
  • 安全装置は正しく動いているか
  • 具材や水量は多すぎないか
  • 圧力鍋に入れてはいけない食材を入れていないか
  • 火にかける前に、蓋がしっかりしまっているか
チェックポイントは多いですが、安全に圧力鍋を使用する為に必要な事です。

圧力鍋で調理後は少し時間を置き、しっかり圧力が抜けたことを確認してから蓋をあけるようにしましょう!

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圧力鍋で蒸すときの皿のまとめ

圧力鍋はとても便利な調理器具ですが、使い方には充分に注意する必要があります。

具材を入れすぎたり、入れてはいけない具材を入れたりしなければ、爆発する恐れはありません。

更に火にかける前にしっかり蓋が閉まっているか、安全装置は正しく動いているかなどを確認するようにしましょう。

また、圧力鍋を使っているときは、圧力鍋から離れないよう注意してくださいね!