金魚やメダカは初心者でも飼いやすいおさかなです。
金魚はおまつりの屋台などで気軽に入手することができます。
メダカは近年数が減ってきていますが、童謡にも登場するほど日本人にとって親しみのあるものです。
子どもいる家庭でしたら、子どもと一緒に楽しく飼育することができるので、初心者の方も比較的簡単に飼うことができます。
そこで今回は、金魚とメダカは同じ水槽で飼えるのか、育て方は違うのか?について見ていきましょう。
金魚とメダカは一緒の水槽で飼育できる?いじめられることはあるの?
金魚とメダカは、水温などの飼育環境は同じで大丈夫です。
そのため、同じ水槽で飼いたいなと思う方もいらっしゃると思います。
しかし、金魚とメダカはできれば違う水槽で飼う方が良いでしょう。
なぜなら、金魚は食欲旺盛なおさかななので、「いじめる」というレベルを通り越して、大きさによってはメダカを食べてしまうことがあるからです。
ただ、6cm以下の金魚であれば2cmのメダカと一緒の水槽で飼っても大丈夫だった、という情報も見かけました。
金魚の大きさが7cm以上になると、お腹を空かせた金魚はメダカを食べてしまうことがあるようです。
食べるところまでいかなくても、つついて追いかけまわすことはよく起こるそうです。
優雅に泳ぐ様子を見て癒されたいのに、小競り合いや捕食シーンを見てしまったらショックですよね…。
うぅ、想像しただけでも切ない…。
ただ、水槽を置くスペースの問題でどうしても一つの水槽で飼いたい!ということであれば、水槽の中に仕切りを作ってみるのはどうでしょうか。
「セパレーター」という水槽の中に入れる仕切りが市販されています。
市販品ではなく、「園芸用の鉢底ネット」などを加工しても使えるようです。
この仕切りを水槽に取り付ければ、お互いが行き来することがないので安心して飼えます。
ただ、お互いの存在は分かりあっているので、メダカちゃん側からしたら自分より大きな体の金魚が泳いでいるのはなかなか恐怖かもしれません。
お互いにストレスなく飼ってあげたいと思うなら、水槽は分けてあげた方が良いですね。
メダカと一緒に飼える魚はある?同じ水槽で飼育するときの注意点は?
金魚とメダカは極力同じ水槽で飼わない方が良いということはおわかりいただけたと思います。
では、メダカと一緒に飼えるおさかなはあるのでしょうか。
メダカは群れで泳ぐ姿がとってもかわいいですよね。
近年、メダカは熱帯魚のようにカラフルな品種が多く生み出され、人気も高くなってきています。
熱帯魚はいろいろな種類が同じ水槽に同居しているイメージがありますよね。
メダカもそのようにたくさんの仲間と一緒に泳がせたらさらに癒しの水槽になりそうです。
基本的にメダカちゃんはおとなしいおさかななので、相手を攻撃するなどの荒っぽい行動はとりません。
メダカと同じぐらいのサイズで、おとなしいおさかなが相性よく飼うことができます。
その名の通り、ヒレが赤いメジャーなさかなです。
熱帯魚ですが、屋内であればヒーターなしで飼育できます。
水質悪化にも強いので、エアレーションも不要です。
熱帯魚の水槽によく入っているおさかなで、口をもしょもしょ動かしてコケを食べている姿がとってもかわいいです。
メダカとは生活するテリトリーが違うので、一緒に飼育するのにとても向いています。
メダカ2匹に対して、ミナミヌマエビ1匹を入れるとバランスが良いですね。
コケを綺麗にしてくれますし、おとなしい性格なのでオススメです。
オスはカラフルな尾びれをしています。
「ザ・熱帯魚」です。
メダカは冬でも屋外飼育でますが、ネオンテトラは不可です。
水温や水質の管理をしないといけません。
ちなみに、メダカの別品種同士でも飼うことができます。
大きすぎる種類のメダカであれば、小さなメダカを食べてしまうことがあるそうなので、同じ大きさのものを選んでください。
ただ、別品種同士での交配が起こって、綺麗な模様がどんどん薄くなってしまう可能性があるので気を付けてください。
金魚とメダカは同じ水槽で飼える?のまとめ
金魚とメダカは同じ水槽で飼えるの?ということについてみてきました。
最後にポイントをおさらいしておきますね。
- 金魚はメダカを食べてしまうことがあるので、同じ水槽で飼わない方が良いです。
- どうしても一つの水槽で飼いたい場合は、「セパレーター」などの仕切りで空間を分けて飼ってください。ただし、魚にとってストレスがかかることもあります。
- アカヒレ、コリドラス、ミナミヌメビ、オトシンクルス、グッピー、ネオンテトラなどであれば、メダカと同じ水槽で飼うことができます。
是非、楽しく飼育してみてくださいね。