車のカメラで上から見た映像ってどんな仕組みで撮ってるの?

年配の方に限らす、大人でさえも「現在の車の進歩についていけない!」という方が多いのではないでしょうか。

「緊急ブレーキシステム」
「車線をはみ出したら教えてくれるシステム」

などなど、さまざまな最新技術が投入されています。

特に車の運転があまり得意でない方にとっては、ありがたい機能とも言えますよね。

中には駐車場にバックで入れる時に非常に不安があったり、「縦列駐車なんて無理!」という方もいます。

なので、ナビが付いている車両にはオプションで「バックモニター」が付いていて、純正品であれば、タイヤが通るガイドが付いているものまであります。

この機能があれば、他の車にぶつからずに、まっすぐに駐車できる優れものです。

そしてこのシステムを更に進化させたのが、「アラウンドビューモニター」という物です。

駐車するときに、「車を上から見たかのような画像を見ながら、駐車する事ができる」という物ですが、実際どうやって撮影しているのか不思議ですよね!

まるで、ドローンでも飛ばして車を上から撮っているかのような映像ですもんね!

この映像!実際には、車体周辺に取り付けられているカメラで撮影した画像像をコンピュター画像処理をして、「まるで車を上から見ているかのような画像」として映し出しているものなんですね。

車の駐車時にカメラで上から見たのはどうやって撮っているの?

アラウンドビューモニターシステムというのは、簡単に説明すると
「車体についているカメラが撮影した物を合成して、コンピューターが上から見た視線を再現してモニターに反映させている」
という物です。

「そんなにカメラが、車のどこに付いているの?」と、不思議に思いますよね!

そんなカメラが付いている場所は、

  • フロントグリル内部
  • 左のサイドミラー
  • 右のサイドミラー
  • バックモニター用のカメラ
の合計4台です。

このカメラが、バックギアに入ったタイミングで作動し、周りの状況を撮影し始めます。

ディスプレイには、この段階で既に

  • フロントビュー
  • バックモニタービュー
  • 上からの映像
が映し出されています。

画像処理専用のコンピューターが、カメラでとらえた映像を瞬時に画像補正を行いながら、車の上からの映像をモニターに映しているのです。

初期タイプの頃は、上からの周りの画像がゆがんでいたりしていましたが、最新式の画像はその辺りも補正しているので「まるで、真上からドローン撮影しているかのような映像」となっている訳なんですね。


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車を駐車するとき バックモニターよりも上からの方が楽チン?

何となく、上から撮影されたかのような車の映像がが映し出される理由が、なんとなくわかってくれたと思います。

では、「このアラウンドビューモニターを使用した方が、実際問題バックモニターよりも駐車するのが楽なのか?」という疑問がでてきますよね。

これはどちらかと言うと、一長一短といったところだと感じます。

確かに、アラウンドビューモニターは、周辺の状況を把握するには便利な機能です。

しかし、画像補正技術が向上して、以前よりは正確さが増しているとはいえ、広角カメラの画像を処理する訳ですから「100%の状況化ではない」という事なんです。

バックモニターだけのものよりは、確かに駐車するには状況判断が出来るため「楽に駐車することが可能」とも言えます。

しかし、基本はカメラを通した画像である事を忘れてはいけません。

確実に状況把握は自分の目で確認しながら、補助的役割でアラウンドビューモニターを使用するのが一番理想的です。

「アラウンドビューモニターとバックモニターでは、どちらが楽なのか?」と言われれば、正直これは人間の感覚の問題です。

なのでアラウンドビューモニターを使用した方が楽という方もいれば、目ざわりという方も実際に存在しているのです。

全てを最新技術任せにしている日産リーフのような車両もありますが、全てを機械任せにするのもいかがなものなのでしょう?と思いますね。

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車のバックカメラで上から見た映像のまとめ

「車のバックモニターに映し出される上からの映像は、一体どうやって撮影しているの?」ということについてご紹介してきました。

自分が乗っている車には、ナビは付いてないですし、バックモニターも付いていません。

当然アラウンドビューモニターなんてものもありません。

それでもキッチリ、狭い駐車場や縦列駐車も完璧とはいいませんが、他の方に迷惑になるような停め方にはなってはいません。

確かにバックモニターが付いていればという場所もありますが、その辺りは経験値と車のサイズを身体が覚えているといった感じ何でしょう。

最新技術を頼るのは余計な事故を防ぐにはいいかもしれませんが、その反面、自分の技術の向上が見込まれないというデメリットも存在するのです。