寒さが厳しくなってくると、朝の出勤時間の慌しいときに困ったことがおきませんか?
車を運転する人ならば、誰もが一度は経験する「あれ」ですよ!
「車のフロントガラスが凍ってる!!もう時間がないのに、なかなか溶けてくれない」
時間のない慌ただしい朝にこの状況、イライラしてしまいますね。
そこでこの記事では
- どうしてフロントガラスが凍るの?理由って寒いからだけじゃないんです
- あなたの方法間違ってない?お湯をかけたら困ったことに…
- お湯をかけた時の失敗談
凍結したフロントガラスにお湯をかけたらどうなるの?
フロントガラスが凍っていたときに、あなたはどうしますか?
一番に思いつく方法が「お湯をかける」ことではないでしょうか!
「氷にはお湯だ!」と思いますよね。
でも、ちょっと待ってください!
凍ってしまっているフロントガラスにお湯をかけてしまうと、ガラスがダメージをうける可能性があるのです。
冷たいガラスにお湯をかけると、急激な温度変化によって、フロントガラスにひびが入ってしまう恐れがあるんです!
そして、フロントガラスが割れてしまうと、数万円の出費になってしまいますよ。
朝、急いでしまったことで、数万円の出費とか、シャレになりませんよね。
フロントガラスにお湯をかけて失敗した体験談
きっと「車のフロントガラスが割れるかもしれませんよ~」とお伝えしました。
でも、こころのどこかで「いやいや、そうは言ってもそんな簡単には割れないでしょ?」なんて思ってますよね?
そこで、私が実際に「お湯をかけると、フロントガラスが割れるかもしれないこと」を知らなかった当時の体験談をご紹介しますね。
ある朝フロントガラスが凍っていた日のできごと
ある朝、仕事に行こうと駐車場へいったところ、車のフロントガラスが凍っていました。
「早く溶かさないと!」と思い、急いで家からやかんにお湯を汲んできて、フロントガラスにぶっかけました。
お湯は給湯器から出した、ちょっとぬるめのお湯でした。
お湯をかけると、当然ですが凍っていたフロントガラスがきれいに溶けたので、安心してやかんを家に持って帰り車まで戻ると…。
なんと、溶けたはずの水が、再び凍っているではありませんか!
このときは、フロントガラスが割れることはありませんでしたが、再び凍ってしまい困りました。
ワイパーを動かしたままだったら再び凍るのを防げるかもしれない!と思い、ワイパーを動かしながらお湯をかけてみると…。
ワイパーにたまったお湯がバッシャ~ン!
寒い早朝にびしょぬれになってしまった苦い経験です…。
時間もないので急いで服を着替えて、今度はすぐに凍ってしまわないように、熱々のお湯をフロントガラスにかけたんですね。
このときは、急いでいたせいもあって、「やっと、フロントガラスの氷がとけた~」と仕事に向かったのですが、あとでガラスを見てみるとビックリ!
なんと、フロントガラスにヒビが入っているじゃありませんか。
小さな傷があると割れてしまうことがある
結局、フロントガラスの修理をするはめになってしまったのですが、このときに聞いたのが
- 普通の状態であれば、車のフロントガラスは頑丈なので、お湯をかけても割れたりすることはない
- ただし、ガラスに小さな傷があったりすると、そこから割れてしまうことがある
やっぱり「車のガラスが凍ったときにお湯」はやめておいた方がいいみたいですね。
でも今では、そんなときこういった「解氷スプレー」を使っているので、そんな心配もなくなりましたよ。
また、こういった「解氷スプレー」は簡単に手作りすることもできちゃうんです。
解氷スプレーの自作の仕方については「解氷スプレーは自作できる!フロントガラスの凍結も瞬間解凍」で詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。
寒いとどうしてフロントガラスが凍るの?
「フロントガラスが凍ってしまう理由」みなさんご存知ですか?
「放射冷却」って聞いたことがありませんか?
よく天気予報で「明日の朝は放射冷却の影響で、冷え込むでしょう」なんていっているのを聞きますよね。
その放射冷却です。
放射冷却が起きる条件
この放射冷却が起こるには条件があって、
- 雲のないよく晴れた
- 風があまり吹かない夜
昼間、太陽の熱で地面が温められています。
夜になって、地面で温められた空気は空へ上がっていきます。
地面の熱が上空に奪われ地面の温度が下がっていきます。
そうして、地面の温度が0度近くまで下がる。
これが放射冷却です。
お風呂のふたを開けておくと、お湯の温度が下がって冷たくなるけど、お風呂のふたを閉じておくと温度が維持できる…。それと同じです。
お風呂のふたの役目が、上空の「雲」というわけなんですね。
車のフロントガラスが凍るときお湯をかけた結果…のまとめ
「フロントガラスが凍ってしまったときのやってはいけない対処法」ということで、私の失敗談と一緒にお伝えしました。
ガラスが凍ってしまっていると、ついついやってしまいがちな「お湯をかける行為」。
熱いお湯だと「やっちゃった~」ではすまない、痛い出費になりかねませんのでお気をつけくださいね。