胎児は大きい音でびっくりする?おならで驚くことはないの!?

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お腹の中の赤ちゃんに耳のようなもの(穴)が作られ始めるのは妊娠5~6週目。

そして、妊娠12週目頃には中耳ができ、中耳と内耳がつながるのは妊娠16週目頃。

外耳ができるのは妊娠21週目頃です。

一般的に、赤ちゃんが音を認識するのは妊娠4ヶ月以降だと言われています。

胎教を始めるの時期もこの頃が良いそうです。

胎動を感じるのも妊娠4ヶ月前後ぐらいの方が多いと思います。

そんなとき、大きな音を聞いてびっくりして胎動が激しくなったことを感じたお母さんもおられるかもしれません。

妊娠している間はできるだけ良い音を聴かせてあげたいですし、悪い音は避けて過ごしたいと思いますよね。

今回は、お腹の中の赤ちゃんと音との関係について、詳しく見ていきましょう!

胎児にとって良い音と悪い音

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お腹の中で、赤ちゃんはいろいろな音を聞いています。

この音を“胎内音(たいないおん)”と言います。

そんな胎内音には次のようなものがあります。

胎児に聞こえる胎内音①お母さんの声

声を出している人の背中にぴたっと耳をくっつけるとダイレクトに声を感じますよね。

お母さんの体の中にいる赤ちゃんは、これ以上に直接お母さんの声を感じていると思います。

音だけでなく振動も一緒に感じることができ、赤ちゃんが一番よく聞こえる音がこの「お母さんの声」だと言われています。

そのため、赤ちゃんは、産まれたすぐでもお母さんの声を聞き分ける能力を持っているそうです。

胎児に聞こえる胎内音②お母さんの心臓などの音

心臓の音、血の流れる音などのお母さんの体から聞こえる音です。

お腹の中にいるときにしか聴くことができない特別な音なので、赤ちゃんが産まれたあとにこの音を聞かせると泣きやんだりすることが知られています。

レジ袋をカシャカシャと揉む音もこの音に似ているそうです。

胎児に聞こえる胎内音③外の世界の音

赤ちゃんは、お母さんの皮膚・子宮・羊水に包まれているので、外の世界の音は①②に比べると小さいそうです。

家族がお腹に向かって話しかけるのもこの音です。

赤ちゃんにとって一番良い音は、「お母さんの声」だと言われています。

お母さんが優しく話しかけたり歌いかけたりすると、赤ちゃんはとても安心します。

よく、“胎教にクラシックが良い”と言われたりもしますが、それは、お母さんがクラシックを聴いてリラックスしている場合の話です。

クラシックが苦手で、聴くだけでイライラしてしまうのであれば、お腹の中の赤ちゃんも同じ気持ちになっています。

お母さんがリラックスできる音を聞くことが大事なのです。

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胎児が大きな音を出しても反応しない!?考えられる理由は?

  • 工事現場の隣を通ったとき
  • うっかり物を落としてしまったとき
などなど、大きな音がお腹に伝わったとき。

お腹の中の赤ちゃんがびっくりして動き、胎動を感じることがあるかもしれません。

しかし、無反応のときももちろんあります。

胎児は短い時間で寝たり起きたりを繰り返していますし、外の世界の音の聞こえ方は直接的ではないからです。

私は二人子どもがいますが、二人とも音に対して決まった反応をする子ではありませんでした。

お腹をつつくとその場所をキックして反応してくれる、などの遊び方もありますが、それも二人とも「完全スルー」でした。笑

そんな二人ですが、聴力は何も問題なく成長しています。

もし、いつも決まって反応する音があるのにも関わらず

  • 何をしていても胎動を感じない
  • いつもよりも胎動の回数が少ない気がする
などの気にかかることが出てきたのであれば、一度受診されても良いかもしれません。

しかし、必要以上に気にしてしまうとストレスが溜まりますので、お母さんがリラックスできる状況を作ることを一番に考えましょう。


胎児はおならでびっくりする!?反応するのはなぜ?

お母さんのおならの音にびっくりして反応する胎児がいるそうです。

なぜかは調べてみてもあまりよくわかりませんでした。

やはり腸が動いているのでその動きに反応しているのではないかなと思います。

赤ちゃんがびっくりしたかどうか、というのは胎動の雰囲気でわかるそうです。

赤ちゃんのびっくりする様子は、私たちと同じように体が「びくっ」となります。

なので、お母さんがおならをしたときに赤ちゃんが「びくっ」と動いたのであれば、明らかにびっくりしている、ということになります。

「びくっ」とせずにただモゾモゾと動いているだけであれば、「なんだろう?」と思って動いているだけかもしれません。

それか、体の向きを変えるなどのタイミングがたまたま合っただけなのではないかなと思います。

ちなみに、赤ちゃん自身はおならはしません。

お腹の中で「あくび」や「しゃっくり」はしますが、「おなら」はしないのです。

なぜなら、「おなら」は、空気を飲み込んだり食べたものから出てくるガスが原因になるものだからです。

赤ちゃんは羊水の中にプカプカ浮いているので空気は飲み込みません。

栄養もへその緒からもらうのでガスが発生するようなことにもならないです。

たまに、お腹の中からブブブブブ…と振動を感じることがありませんか?

これは赤ちゃんのおならではなく、お母さんの腸の動きなんだそうですよ。

胎児ってテレビの音は聞こえてる?

胎児にもテレビの音は聞こえています。

しかし、はっきりと聞こえるわけではありません。

さっき話しましたが、赤ちゃんの耳にはお母さんの声やお母さんの血液の流れる音や心臓の音が常に聞こえている状態です。

なので、それ以外の音は全てくもったように聞こえます。

羊水の中で聞いているので、言葉ではなくリズムでなんとなくぼやっと聞こえるイメージだと思います。

胎児によくないものは極力避けたい、という考えであれば、

  • テレビの音量に気を付ける
  • 見ていてお母さんがしんどくなるような番組(暴力的なもの等)は見ない

などの対策をすれば良いのではないでしょうか。

個人的には、「胎教のため」と思ってテレビを見るなら、一番安心安全なのはなんでしょう。

おそらく、某有名テレビ局の子ども向け番組だと思います。

胎教のためではなく、お母さんの気分転換やリラックスのためのテレビ視聴なら、お母さんの好きな番組をゆったりした気持ちで見れば問題ないと思いますよ。

実際に赤ちゃんが生まれて自我が芽生えてきたら、お母さんの好きな番組はほぼ見られません。

ですから、今のうちに好きなテレビや映画を見ておくのも良いかもしれませんね

胎児に大きな音での影響はあるの?難聴や精神面への影響は?

妊娠中、大きな音を聞くこともあると思います。

ライブ、カラオケなどの心臓に響くような大音量の場所に行くこともあるかもしれません。

その音でお母さんがリラックスできるのであれば、基本的に赤ちゃんにも悪影響はないと思ってもらって良いです。

しかし、その音があまりにも長時間継続される状況であるなら、それは避けた方が無難でしょう。

なぜなら、赤ちゃんの脳の発達や血管などに影響がないとも言い切れないからです。

カラオケが好きなのであれば、行っても良いと思いますが、音量は控えめにするなどの少しの工夫をすると良いと思います。

これも、必要以上の心配はしなくて良いレベルだと思ってください。

もし、お母さんが大きな音にびっくりして心臓がドキドキした場合など。

そんなとき、その不安感が赤ちゃんに伝わり、赤ちゃんに何かの反応や影響があるかもしれませんが、それはその瞬間の限定的なものです。

大きな音が直接影響するのではなく、それを聞いたお母さんがどう思うか、というところの方が重要です。

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胎児は大きな音でびっくりする?のまとめ

お腹の中の赤ちゃんは、大きな音でびっくりするものなの?ということについて、最後にポイントをおさらいしておきますね!

  • 妊娠4カ月頃から、お腹の中の赤ちゃんは音が聞こえていると言われています。
  • 赤ちゃんがお腹の中で聞いている音(=胎内音)は「お母さんの声」「お母さんの心臓などの音」「外の世界の音」です。
  • 胎児が心地よいと感じる音は、お母さんの声です。是非、優しく話しかけたり歌ってあげたりしてください。
  • 胎児が音を聞いても反応しないことはよくあります。寝ているから、胎児に音が届いていないからなどの理由があります。必要以上に気にしないで大丈夫です。
  • 大きな音が直接赤ちゃんの成長に影響することはほとんどないようですが、カラオケなどの音量は控えめにすると良いでしょう。
あとは心配なことがあれば、ママさんが安心するためにも、とにかく主治医の先生に聞いてみることが大切ですよ☆