通帳の磁気不良の直し方!atmでもできるって本当?必要なものは?

スポンサードリンク

ATMに通帳を入れたとき、読み取ってくれなくて困ったこと、ありませんか?

それは、通帳についている磁気の部分(黒とか灰色とかのテープのような部分)が壊れてしまったからかもしれません。

そんなとき、まず初めにしていただきたいのは「磁気部分を拭いてみる」ことです。

これをすれば、意外と何事もなかったかのようい読み取ってくれることがあります。

私は元銀行員なのですが、勤めていた頃にこの対応をして復活(というか、磁気部分が汚れていただけ)したお客様が何人もおられました。

それでもダメなときは、通帳の磁気を復元したり、通帳を新しくしたりする必要があります。

金融機関によって、ATMで対応できる場合とできない場合があります。

あなたのお持ちの通帳がどうなのかは、取引銀行にお問い合わせくださいね。

スポンサードリンク

通帳の磁気復元がATMでできる場合の復元方法

近年、スマホなどの磁力の強いものが普及してきたために、通帳が磁気不良を起こすことがよく起こっているようです。

そのため、磁気修復がATMでできる金融機関が少しずつ増えてきています。

ATMで磁気復元をする場合は、「通帳記帳」などのボタンから磁気修復の手順が案内されるようです。

ATMの指示に従って通帳を入れたり、行数や残高などの入力などを行う必要があります。

何回かの手順を踏めば、磁気が復元して元のように使うことができます。

スポンサードリンク

通帳の磁気復元がATMでできない場合の復元方法

通帳の磁気復元がATMでできない場合には、必ず窓口に行く必要があります。

そのときに必要なものは、「磁気不良になった通帳」のみでOKです(私が勤めていた銀行の場合です)。

しかし、金融機関によっては、身分証の提示を求められることがあるかもしれません。

窓口では、「磁気修復手続き」もしくは、「新しい通帳への切り替え」で対応してもらえますよ。

ちなみに、「磁気修復手続き」でも「新しい通帳への切り替え」でも、費用はかからないので、安心してくださいね。

スポンサードリンク

通帳の磁気不良を防止するためにできる効果的な方法3選!

何かと面倒な「通帳の磁気不良」。

そんな「通帳の磁気不良」を防止するためにできる、効果的な方法を3つご紹介します。

通帳の磁気不良の防止方法①磁石に近づけない

磁気不良の一番の原因は、他の磁気にやられてしまうことです。

  • スマホ
  • 車の磁気ロックキー
  • バックやお財布を閉じるマグネット
などの強力な磁気を発するものには、通帳を近づけないように注意しましょう。

通帳の磁気不良の防止方法②磁気を守る通帳ケースに入れる

私が銀行に勤めていた頃(8年前)は、一般的なペラペラの通帳ケース以外にも、磁気を保護するための分厚くて硬い通帳ケースがありました。

お客様から「欲しい」とお申し出があったときに、お渡ししていました。

当時の私の勤めていた銀行では無料で差し上げていました。

が、頑丈な作りになっているので、もしかしたら今は金融機関によっては、有料のところがあるかもしれません。

まずはだめもとで、一度聞いてみても良いと思います。

窓口で入手できない場合は、ネット通販でもいろいろなものが出ています。

通帳ケースだけでなく、キャッシュカードやクレジットカードも入れられるような、財布のような磁気保護ケースもありますよ。
「磁気不良やスキミングからも守ってくれる!牛革使用のカードケース」を見てみる

「国際基準の磁気防止機能!牛革使用の通帳ケース」を見てみる

通帳の磁気不良の防止方法③無通帳(ネットで確認)に切り替える

もはや、通帳を持たないという選択肢もあります。

通帳がない代わりにインターネットで中身を確認することができます。

これなら磁気不良は関係ありません。

通帳であれば中身の枚数分しか記載できませんが、ネットでは過去10年分などを全てチェックすることができますよ。

インターネットで見ても良いかなと思われる方は、この際こういった「ネットバンキング」のサービスに切り替えても良いかもしれませんね。

詳しくは、今お使いの金融機関にパンフレットが置かれていると思いますし、

▲▲銀行 ネットバンキング

と、ネットでググってもいいですね。

スポンサードリンク

通帳の記帳ができない原因は他にもある!?時間外のときはどうすればいい?

実は、通帳の記帳ができないのは「磁気不良」以外にもいろいろあるのです。

通帳記帳ができない原因①通帳の中のページにあるバーコードの近くにメモ書きがある

恥ずかしながら、私、これをやったことがあります。

通帳にメモを書く方、いますすよね。

…と言いつつ、窓口に来られる方でメモ書きされている方は少なかったです。笑

私は、子どもの通帳によくメモ書きをしています。

  • 誰にいくらお年玉をもらったのか
  • この入金は何のお祝いの分なのか
などです。

実は、そういったメモを「金額が記載されている行の部分」に書くのは問題ないのです。

が、ページの上のあたりのバーコードの近くに書いてしまうと、ATMで読み取りできないことがあります。

鉛筆で書いていた場合は、メモ書きを消せばOKです。

ボールペンで書いていた場合は、窓口で新しいものに切り替えてもらうしかないかもしれませんね。

通帳記帳ができない原因②通帳が激しく汚れている・折れ曲がっている

  • コーヒーをこぼしてしまった
  • 表紙が折れ曲がってしまった
などで、通帳が激しく汚れている場合にも、磁気を読み取ることができません。

物理的に汚れてしまったら、ATMで磁気修復できる金融機関であっても窓口へ持って行く以外には方法はありません。

勤めていたとき、「どうやったらこんな汚くなんの?!」という通帳を持ち込まれたことがありました。
(そしてちょっとかぐわしいニオイ。笑)。

大切な通帳です。

どうかできるだけ丁寧に扱ってほしいなと思います。

通帳記帳ができない原因③過去に紛失していた通帳だったとき

過去に紛失届を出していた通帳をATMに入れると、記帳できません。

再発行済であれば、その通帳は処分(もしくは保管)してください。

再発行がまだであれば「発見届」を窓口に申し出る必要があります(その際、印鑑や身分証明書必須です)。

発見届を出せば、その通帳は問題なく使うことができますよ。

通帳記帳ができない原因④銀行から伝えたいことがある場合

  • 10年などの長い間使っていない「休眠口座」と呼ばれるものになっている
  • キャッシュカード等の落とし物が届いている
  • 伝えたいことがあるが、郵便や電話などの連絡手段がない
などの場合は、ATMでメッセージが出ることがあります。

この「伝えたいこと」の内容によっては、通帳の記載ができないことがあるんです。

余談ですが、伝えたいことの内容としては

「犯罪利用されているおそれがある」
「差し押さえ」
「ローンが滞っている」

などなど…です。

通帳記帳ができない原因⑤お店に併設されていないATMで繰越になる(未記帳があまりにも多い)

金融機関によって異なるかもしれませんが、私の勤めていた銀行では、支店の横にあるATM以外の場所では通帳繰り越しができない仕組みでした。

なので、スーパーの中とか駅構内などで通帳繰り越しになる場合はエラーメッセージがでます。

ただ、このときは「磁気不良」としてのメッセージではなく

「通帳繰り越しになるので、近くの窓口までお越しください」

のような文言だと思います。

こういった場合、窓口が開いている時間でなければ、残念ですがどうしようもありません。

窓口が開いているときに、取引金融機関へ行って対処してもらってください。

どうしても窓口が開いているときに行けない場合は、電話などで問い合わせをして、別の対応方法(郵送とか)がないかを相談してみてくださいね。

磁気不良防止には通帳はどれくらいで交換すべき?窓口では何といえばいいの?

磁気不良防止には、通帳はどれくらいで交換するかということですが、特に交換時期のおすすめはないです。

肝心なのは、交換頻度よりも「磁気不良になりやすい環境を避けること」です。

そうすれば、通帳は軽く10年は使えるはずです。

通帳の磁気ストライプの箇所に、強い磁気を帯びているものを近づけると、通帳の磁気が弱ってしまって磁気不良になりやすいです。

日常的に使っているもので、「通帳の磁気不良の原因になりやすいもの」の例をあげると、

  • スマートフォン
  • バッグの留め具
  • スマホカバーのマグネット留め具
  • オーディオ機器
  • 磁気使用のアクセサリー
  • テレビ
  • パソコン
といったものです。

特にバッグに入れて持ち歩く場合は、「バッグの中に、こういった磁気を帯びたものが入っていないか?」ということも念頭に入れて注意しましょう。

そして、通帳を自宅で保管するときも磁気の近くは避けましょう。

ただ、窓口で通帳が磁気不良だと言えばちゃんと対応してくれるので、安心してくださいね。

また、窓口が開いていない時間帯でも、通帳磁気修復機能を備えているATMであれば磁気不良を直すことができます。

ただこの「ATMでの磁気修復」は、銀行やATMの種類によって出来ない場合もあります。

ここ最近では、スマートフォンなど強い磁気のある機器の影響で、通帳の磁気データが壊れてしまって、ATMで通帳を読み取ることが出来ないケースが増えています。

そういったこともあって、ここ数年やっと各銀行で新しいATMを設置することによって、ATMでも磁気修復が出来るようになりました。

なので「通帳の磁気不良」は、珍しいことではなくなってきているようですね。

ちなみに私が「通帳を磁気から守る」ために使っている、便利なアイテムをご紹介しておきますね。

それがこちら。

https://item.rakuten.co.jp/shelly-shop/sy-ms013s/
通帳を周りの磁気から守ってくれる「通帳ケース」の詳細を見てみる

自宅で保管するときはもちろん、通帳記入のためにカバンに入れて外出するときも。

このケースに入れたままカバンにいれておくことで、通帳をスマホなどの磁気から守ってくれます。

私がこのケースを使い始めて3年になりますが(2024/2現在)、まだ1度も通帳の磁気負傷にはなってないので、安心しておすすめできる一品です。

通帳の磁気復元はATMでもできるって本当?のまとめ

通帳の磁気不良について見てきました。

最後にポイントをおさらいしておきますね!

  • 通帳が磁気不良でATMに通らない場合、まずは磁気部分をきれいに拭いてみましょう。
  • 金融機関によっては、ATMで磁気復元ができる場合があります。
  • ATMで磁気修復ができない場合は、窓口へ持って行く必要があります。
  • 磁気不良にならないためには「強力なマグネット・スマホなどに近づけない」「磁気を保護する通帳ケースに入れる」「無通帳に切り替えてインターネットで確認する」などを試してみてください。
  • ATMで通帳の記載ができないのは「中身のバーコードの近くにメモ書きをしていた」「通帳が汚れている、折れている」「紛失していた通帳だった」「銀行から伝えたいことがある」「通帳が繰り越しになる」などの理由があります。