夏になると「毎年恒例の花火大会」を、楽しみにしている人も多いんじゃないでしょうか?
「日本の文化!」風流ってやつですな!
しかし、いざ花火大会の現場にいってみると、ちょっと引いちゃう程の溢れんばかりの人混みが…。
それはもう尋常じゃない人混みです。
こんな人混みに赤ちゃんを連れていったりなんかしたら、人混みの中で圧死しちゃうのでは?なんてすら思っちゃいますよね。
まぁ実際には、人混みくらいでは赤ちゃんに害は無いと思われますが、問題は、花火があがった時に聞こえる「ドーーーン!!!」っていう「音」です!
考えてみたらあれって、普段の生活の中では聞くことのないらいの「爆音」なんです。
大量の火薬を使ってますからね。
そんな大きな音を耳にしたら
- まだ小さな赤ちゃんの鼓膜が破れちゃったり、
- 破れないにしても、耳が悪くなるとか
そういった、何かしら悪影響ってないのかが気になっちゃいませんか?
大切な我が子が心配ですもんね!そんなママさんの悩みを解決していきたいと思います。
花火大会に赤ちゃんを連れていっても鼓膜が破れたりしないのか?
花火大会会場での花火の音で、鼓膜が破れたり、耳に悪影響が出ることがありませんが、赤ちゃんはビックリして泣いちゃうかもしれません。
そもそも、音の衝撃で鼓膜が破れちゃうことってあるんでしょうか?
一般的に鼓膜が破れるのは、「耳元で飛行機のジェットエンジン音がなった時の音量と衝撃」くらいが必要っていう風に言われてます。
なので、いくら大音量と言っても、はるか上空で音がしてる花火の「ドーーーン!!!」っていう音くらいでは、鼓膜が破れることはないんです。
そして、赤ちゃんの鼓膜の強さは大人とさほど違いはないので、「赤ちゃんだから鼓膜が破れやすい」っていうこともないんですね。
と、いうことは赤ちゃんを花火大会に連れて行ってもいいのか?
連れて行っても大丈夫だとは思いますが、やはり怖いのが以下の三点
- びっくりして泣きだしちゃったら、あの人混みの中で逃げ場がない
- 夜とは言え、真夏の夜に連れてでて熱中症になってしまわないか心配
- あの人混みの中に赤ちゃんを無事に連れて行って帰ってこれる気がしない
「耳の鼓膜が破れちゃわないか」っていう不安が解消されても、花火大会の尋常じゃない人混みの中に赤ちゃんを連れて行くのは、あまりにも危険な気がします
花火大会に赤ちゃんを連れて行くと泣いちゃうのはなぜ?
赤ちゃんの鼓膜は花火大会での大音量でも、簡単に破れたりしないことはわかりました。
でも、それじゃなんで花火の音にびっくりして泣いちゃうんでしょうか?
その答えは「赤ちゃんは聴覚がまだ未発達だから」というところにあります。
赤ちゃんの鼓膜は丈夫でも聴覚は未発達
実は、鼓膜の強さは大人とそう変わらずしっかりしていても、赤ちゃんの「聴覚」はまだ未発達なんです。
なので、赤ちゃんは「音」にとっても敏感なんです。
そして、この聴覚の発達は4~7歳くらいと言われています。
4歳くらいまでの子供の場合、花火の大きな音が苦手だったりすることが多いみたいです。
うちの子も、このくらいの時期には、大人ではなんともないくらいの「ちょっとした音」でも、とっても嫌がっていたのは、これが原因だったんですね!
赤ちゃんから見た花火大会はこんな感じ
では、花火大会での「赤ちゃん視点」では、どんな感じとなっているのかを考えてみましょう。
- ベビーカーに乗ってると目線が低いから、視界には人混みの中の大人の足やお腹しか見えない
- 花火が始まる前から大音量で流れる音楽とか、大声での話し声で落ち着けない
- ベビーカーとか抱っこの高さだと人混みの熱気が息苦しくて熱中症の危険も!
- 花火大会の場所取りから、花火が終わった後の人混みの移動までの長時間、体力も消耗しちゃう
これ以外にも、きっと赤ちゃんにしかわからない「思い」だとか「未体験の恐怖」というのがきっとたくさんあるでしょう。
決して、「赤ちゃんにとっての花火大会は楽しいものじゃない」って想像できますよね。
赤ちゃんも、そんな大変な状況でストレスも溜まりまくっていて、お母さんも人混みと暑さでイライラしてしまってると、赤ちゃんはとっても心細い思いをしてると思います。
そんな時に「ドーーーン!!!」っていう、今まで聞くたこともないような大きな花火の音がして、見たこともないようなまぶしい光とで、そりゃ泣いちゃいますよね
赤ちゃんへの花火大会での大きな音の影響のまとめ
花火の大きな音で、赤ちゃんの鼓膜がやぶれたりすることはありませんので、安心してくださいね。
でも、鼓膜は安心でも、赤ちゃんを連れて花火大会に行くのって、想定外の色んな危険と隣り合わせです。
また、それを承知の上で連れて行くときには、最大限赤ちゃんの安全と健康に配慮してあげてください。
間違っても「きっと赤ちゃんもキレイな花火を見れたから、楽しめたんじゃない?」なんて、簡単に考えないようにしてくださいね。