自分を含めた複数人(=連名)でハガキや手紙、贈り物をする場合、どのように書けば良いのでしょうか。
このようなパターンってあまりないかもしれませんが、いざというときは迷ってしまいますよね。
家族全員を差出人にしたいという場合。
家族同然であるペットも、その中に含めて書きたいと思うこともあるかもしれません。
お相手がペットの存在を知っているのであれば、尚更書きたいなと思いますよね。
連名の順番はどうする?二番目以降は年齢順で問題なし!?
連名で名前を書く場合、縦書きであれば一番右が上位、横書きであれば一番上が上位となります。
同じ住所に住んでいる家族同士の場合の連名の書き方
①世帯主(夫)
②配偶者(妻)
③子ども(生まれた順に)
④ペット
このように、二番目以降は基本的に年齢順で問題ありません。
もちろんペットの名前を書くのも、全くおかしくはありません。
そしこのとき子どもの名前についてですが、独立して同じ住所に住んでいない子供の場合は、通常は連名の中には含めません。
同じ住所でひとくくりに書いてしまうと「あれ?実家に戻ってきたのかな?」という印象を与えてしまうこともあるからです。
同じ住所に住んでいない者同士の場合の連名の書き方
あまりないことかもしれませんが、別住所の親戚同士や、仲の良い友人同士での連名についてです。
この場合は、基本的に年齢の順に書いていきます。
しかし、別住所の人の連名はあまりないようです。
お手紙などの内容によっては、連名にしないでそれぞれでお手紙を書いた方が良い場合もあるようです。
この他にも、連名の人数が多かったり、全員に上下関係がないという場合もあるかもしれません。
そのような場合は
「○○○サークル一同」
「△△△の会一同」
「□□□高校○期生一同」
などの団体名を書くと、見栄えが良くなると思いますよ。
ビジネスシーンで差出人が連名になった場合
ちなみに、ビジネスシーンで差出人が連名になった場合の書き方は以下の通りです。
同じ会社・同じ部署に所属する人の連名の場合
→上位役職者から書く
同じ会社・違う部署に所属する人の連名の場合
→文章の内容により関係している人から書く
別会社に所属する人の連名の場合
→親会社、子会社などの資本関係で上位の人から書く
ビジネスシーンでは、このようなルールを知っているか知らないかで、相手に与える印象が変わってきます。
少しでも不安に思うことがあれば、上司にも相談して失礼のないように気を付けましょう。
宛名が連名の場合には順番に決まりはある?失礼にならないポイントは?
差出人ではなく、宛名が連名の場合はどうでしょうか。
宛名が連名の場合も差出人と同様に、縦書きであれば一番右が上位、横書きであれば一番上が上位です。
宛名、ということなので基本的には同じ住所に住んでいる人になりますよね。
なので、差出人の場合と同じように、
一番右から、
①世帯主(夫)
②配偶者(妻)
③子ども(生まれた順番)
④ペット
の順番になります。
「様」「くん」「ちゃん」などは全員の名前の下に書きます。
全員をひとまとめにして、一カ所にだけ「様」としないように気を付けましょう。
ただ、あまりにも何人にもなって長くなるようであれば まとめて「ご家族様」のように書いても失礼にはあたりません。
だいたい、4人以上になると「ご家族様」というように、まとめて書いたら良いのではないかなと思います。
ビジネスシーンで宛名が連名の場合
ビジネスシーンにおいては、宛名を連名にするのは基本的にはマナー違反とされています。
同じ会社の同じ部署に所属している別の人2人に手紙を送るという場合でも、一人ずつ分けて出すのがマナーです。
人ではなく、会社に対して送るというのであれば「株式会社○○御中」で問題ありません。
ちなみに、株式会社は「(株)」と略すのは失礼にあたるので気を付けましょう。
さらに、「株式会社×××」なのか「×××株式会社」なのかの確認はきちんと行ってください。
少しでも間違った表記をすると、失礼ですし印象が悪くなってしまいます。
差出人が連名の場合の順番は?のまとめ
差出人が連名の場合の順番についてみてきました
最後にポイントをまとめておきますね。
- 差出人も宛名も連名になるのであれば、縦書きであれば一番右が上位、横書きであれば一番上が上位です。
- 連名の場合は、同じ住所に住んでいる場合は、世帯主(夫)→配偶者(妻)→子ども(生まれた順)→ペットの順番に書きましょう。
- 同じ住所に住んでいない場合は「○○○サークル一同」「△△△の会一同」「□□□高校○期生一同」などと団体名を書くと見た目がすっきりします。
- 同一住所に住んでいる人全員を宛名にする場合は、世帯主を一番上位に書き、人数が多くなるようであれば「ご家族様」とまとめても問題ありません。
他人が見て「非常識だなぁ」と思われないためには、ちょっとポイントを押さえておけば大丈夫です。
間違った書き方をしてしまわないように、ご紹介してきたことに注意して書いて見てくださいね。