歯医者さんや定期健診で、子どもに初期虫歯があると指摘されたことはありませんか?
うちの子どもは6カ月~一年に一度歯医者さんで定期的に検診を受けています。
しかし、先日「白くなった初期虫歯があるよ」と先生に言われました。
虫歯と聞くと、黒くなるイメージです。
ですから、「白い?もともと歯は白いのに?」と考えてしまいました。
先生に、鏡で見せてもらうと確かに白い歯に一部分さらに白くなっているところがありました。
そして、他の部分より柔らかくなっているのです。
その日は、「歯磨きの時に気を付けて磨いてあげてください」と言われただけです。
なぜ治療しないのか、子どもが小さいので様子見なのかなと不思議に思いながら帰宅しました。
ただ、このまま放置していいのかどうか不安になり、いろいろと調べてみたことを共有したいと思います。
赤ちゃんの虫歯の見分け方!白く濁って見えるのは初期虫歯?
「白い虫歯」、初期虫歯は、歯に斑点があったり透明感がなくなっている状態です。
そのため「ホワイトスポット」と言われています。
この「ホワイトスポット」は、歯の平らな部分にできるのが特徴です。
歯の噛むときに触れるところだけでなく、歯と歯茎のあいだの細かい部分にもできます。
虫歯になるスピードは早い傾向にあります。
ホワイトスポットとは?
歯の表面のエナメル質は、カルシウム成分が少なくなることで脱灰してしまいます。
そして、白く濁ることで、できるのが「ホワイトスポット」です。
この状態が、虫歯の初期段階と言われます。
虫歯によくみられる、穴のようなものはありません。
ですが、このまま放置しておくと虫歯の穴ができてきます。
ホワイトスポットの治療方法は?
最近では、歯を削らない治療方法が多くあります。
ホワイトスポットに、フッ素を塗ることで再石灰化させる手助けとなります。
また、歯を強くする効果があります。
赤ちゃんの虫歯は自然に治ることがあるって本当?虫歯にさせない食事法
初期虫歯、と言われ何の治療もしないで帰ってきたわが子。
毎日の歯磨きで気を付けて磨いてあげるように、指導されました。
しかし、果たしてそれでいいのでしょうか?
念のため、三カ月後に検診の予約をしました。
ですが、それまでにわたしたち親ができることはなんでしょう。
虫歯は自然治癒するものなの?!
初期の虫歯は、歯の「再石灰化」を促すことで自分で治療することができます。
歯の再石灰化を促す方法①フッ素入りの歯磨き粉を使う
フッ素を使うことで、唾液に含まれているカルシウムがさらに歯に付きやすくなります。
それにより、虫歯菌の動きを抑制します。
さらに、フッ素は歯のエナメル質を強くしてくれます。
ただ、フッ素の使用には賛否両論あります。
ですので親の判断で使うかどうかを判断してください。
歯の再石灰化を促す方法②デンタルフロスをつかう
ホワイトスポットのできやすい、歯と歯茎の間は歯ブラシだけでは落とすことが難しいです。
歯ブラシにプラスして、デンタルフロスや歯間ブラシを使いましょう。
そうすることで、すきまの汚れを落とすことができます。
虫歯を予防するための食事
子どもの歯を守るために、できるだけ虫歯になりやすい食べ物や飲み物を覚えておくといいでしょう。
虫歯の原因は、エナメル質を溶かしてしまう「酸」にあります。
食べ物によってその酸性度が変わってきます。
食べ物、飲み物の酸性度を把握しておくと、虫歯リスクを軽減することができますね。
<酸性度の高いもの>
- 炭酸飲料
- スポーツドリンク
- ジュース
- ドレッシング
- レモン果汁
- オレンジ
- トマト
- いちご
- さくらんぼ
<酸性度が中くらいのもの>
- トマトケチャップ
- ニンジンジュース
- ハチミツ
- 野菜
- レーズン
- りんご
- 梨
<酸性度が低い物>
- ミネラルウォーター
- 小麦
- バナナ
- アボカド
- ブロッコリー
- きゅうり
意外に歯に悪い食べ物①柑橘系のフルーツ
オレンジやレモンは、ビタミンCが豊富で体によさそうです。
しかし、歯には悪いとされています。
これらには、強い酸と糖分が含まれています。
日常的に食べている場合は注意が必要です。
意外に歯に悪い食べ物②ドライフルーツ
栄養価が高いので子どものおやつ替わりに与えることも多いドライフルーツ。
糖分を多く含んでいます。
さらに柔らかいので歯に付きやすいのです。
そのため、あまり歯にはよくないとされています。
意外に歯に悪い食べ物③硬すぎる食べ物
よく噛んで食べることはいいとされています。
さらに、最近の子は硬い物を食べなさすぎ!と言われることもよく聞きます。
ですが、硬すぎる食べ物を食べると歯のかみ合わせが悪くなり、悪影響になることもあります。
赤ちゃんの歯が白いのに虫歯!?のまとめ
虫歯を予防するに、歯に悪い食べ物を与えない!と管理したくなります。
でも一切食べさせない!ということは無理ですね。
食べ過ぎに注意するくらいにしておきましょう。
また、寝る30分前までには飲食をやめましょう。
これで寝ている間の虫歯の進行を抑制できます。
どうしても、避けられない「おやつの時間」もできるだけ歯にくっつきやすいおやつは避けます。
アイスやヨーグルト、するめやナッツ類など食べても酸ができにくい食品を中心に食べさせてみましょう。
どうしても、食べたくなってしまったら食べ終わったあとには歯磨きをする習慣をつけるといいですね。