赤ちゃんが産まれて、新生児期はすぐに終わります。
赤ちゃんは生後1ヶ月が近づくにつれてどんどん大きくなりますよね。
ママも抱っこに慣れてなかったりで腱鞘炎になる人も多いです。
いつから縦抱きができるのでしょうか?
首が座るのはだいたい生後3~5ヶ月です。
とはいえ、2ヶ月にもなってくるとかなりしっかりとしてきます。
長時間はおすすめしませんが、短時間であれば縦抱きができます。
首が座る前にやってはいけないこと
片手を膝の後ろに差し入れ、反対の手で首を支えてあげましょう。
赤ちゃんもパワーがある子は突然首を勝手に持ち上げたりしてガクンとなります。
しっかり首を支えてあげてくださいね!
もう1つ首すわり前にしてはいけないことがあります。
「たかいたかい」といった「抱っこの遊び」です。
首すわり前は、「たかいたかい」といった遊びは、首に負担がかかりますので絶対に避けましょう。
首が座る前に新生児の首を支えないとどうなる!?首には大切な器官が通っている?
まず、ちょっとやそっと赤ちゃんの首がガクンとなったくらいで、心配する必要はありません。
心配しすぎたり、自分を責めないでくださいね。
赤ちゃんは全身が柔らかく、柔軟性があります。
首には大人と同じように骨や神経など大切なところが通っています。
その首の骨も柔軟性があるので、ガクンとなっても何か問題が起きるということはそうないのです。
赤ちゃんの首すわり前!もし気になるところがあれば遠慮なく小児科へ!
あまりにも激しくガクンとなったりすると、心配ですよね。
次のようなことに気をつけて、様子を見てみましょう。
- ずっと泣いている
- ぐったりとしている
- 母乳やミルクを何度も吐き戻す
- 顔色がいつもと違う
- けいれんしている
- 意識がない
心配して悪いということはありません。
「お母さん問題ないですよ。」「なんともないです。」
とお医者さんからお墨付きをもらうだけで、安心感がありますよ。
赤ちゃんを激しく揺さぶることで起きる「揺さぶられっこ症候群」
「揺さぶられっこ症候群」とは、赤ちゃんの体に強い衝撃や長時間揺さぶることで起きるものです。
頭で出血をしてしまい、いろんな影響が出ますが、最悪死に至るものです。
揺さぶられっこ症候群を疑うときは次のような変化があるときです。
- ずっと泣いている
- 泣いていたはずが急に泣き止む
- 母乳やミルクを飲もうとしない
- 母乳やミルクを何度も吐き戻す
- 顔色がいつもと違う
- 笑顔がない
- 焦点が合わない
- 起こそうとしても起きず、寝続ける
- 呼びかけに反応がない
- けいれんしている
もし気になれば、脳外科の受診をしましょう。
電話で相談したり、救急車を呼ぶのもいいでしょう。
首すわり前は赤ちゃんとは穏やかに遊ぶことがおすすめ
子供といえば高い高いやちょっと激しめの遊びが思いつくこともあると思います。
首がすわればちょっと激しく遊んでいいのかというと、揺さぶられっこ症候群の心配もあります。
0歳の間は、なるべく優しく遊んであげましょう。
新生児の場合は、手を触ったり、足を触ったりするだけでも刺激になります。
また、赤ちゃんはママやパパの顔が大好きです!
名前を呼んで顔を見せるだけでも十分なのです。
首すわり前の安全なゲップのさせ方!注意すべき2つのポイント
赤ちゃんにミルクや母乳を飲ませた後は、ゲップを出させます。
ミルクと一緒に飲み込んでしまった空気をゲップで出さないと、吐き戻してしまう可能性があるためです。
ゲップを出させるには、赤ちゃんの姿勢を整える必要があります。
ここでは、首すわり前の赤ちゃんの安全なゲップのさせ方についてご紹介します。
首すわり前の赤ちゃんのゲップのさせ方は、次の2つの方法がおすすめです。
首すわり前のゲップのやり方①縦抱きにして親の肩にもたれさせる
赤ちゃんを縦抱っこし、親の肩にもたれさせるようにして体を支えます。
この姿勢で背中をトントンと軽くタッピングしたり、優しくさすっていきます。
首すわり前のゲップのやり方②親の太ももに横向きに座らせる
赤ちゃんが外を向くように、親の太ももに横座りさせます。
赤ちゃんが座っている太ももと同じ側の手(右の太ももに座らせていたら、右手)で、赤ちゃんの両脇に入れて支えます。
赤ちゃんの上体を支えている手の指で、赤ちゃんのあごを支えます。
この姿勢で、反対側の手を使い①と同様にトントンしたりさすったりします。
ここで、注意すべきポイントは次の2点です。
横座りでのゲップのさせ方①赤ちゃんを前傾姿勢にする
縦抱っこの場合も太ももに横座りにする場合も、赤ちゃんを少し前かがみの姿勢にしましょう。
赤ちゃんの上体がまっすぐだと、頭がぐらついた時に後ろへ倒れてしまう可能性があります。
なので、縦抱っこの時は親が後ろへ反るようにして、しっかり赤ちゃんの体が肩に乗っかるようにしましょう。
また、反対の手で赤ちゃんが後ろへ倒れないように支えることも大切です。
横座りでのゲップのさせ方②首をしめないように気を付ける
太ももに横座りさせるときは、親の手で赤ちゃんのあごを支えることになります。
このとき、手で首をしめるような状態にならないように気を付けましょう。
手のひらで赤ちゃんの胸を支えて、赤ちゃんが前を向くように指であごを支えるのがポイントです。
「首すわり前だと、頭がぐらぐらしてゲップの姿勢にするのが怖い」
と思われるかもしれませんが、しっかり支えてあげれば大丈夫なので、ゲップを出してあげましょう。
赤ちゃんの首すわりの練習はいつから!?発達を促す方法
赤ちゃんの首座りの練習は生後1ヶ月になる少し前頃から少しずつ始めましょう。
いくつか方法がありますが、赤ちゃんの体は柔らかく、弱いです。
様子を見ながら気をつけて行いましょう。
赤ちゃんの首すわりの練習①赤ちゃんおもちゃで視線を誘導する(新生児期~)
一番最初に取り掛かりやすい練習です。
色鮮やかなおもちゃや音のなるおもちゃを使って、赤ちゃんの視線を上下左右に誘導しましょう。
目線だけではなくて、首までちょっと動くくらいが練習になりますよ。
赤ちゃんの首すわりの練習②うつ伏せにする(生後1ヶ月になる少し前~)
ママやパパが手伝ってうつ伏せにして練習させてあげましょう。
自分で寝返りをするように、ママの手で赤ちゃんの足や手を動かしてあげましょう。
そうすると、少しの間頭を持ち上げたりします。
コツは赤ちゃんの腕をしっかり体を支えられるように調整してあげることです。
両脇と胸に通して丸めたタオルを挟んであげてもいいです。
うつ伏せは股関節のストレッチにもなります。
意外と早くからうつ伏せをさせても大丈夫なのですね。
しかし、いつ力が抜けてガクンとなるかわかりません。
しっかりそばで見ていてあげてください。
赤ちゃんの首すわりの練習③腕を引いておすわりの姿勢に(3ヶ月ごろから)
首がすわったかそろそろ確認するような段階になってからしてください。
かなりしっかりしてきてうつ伏せにしても余裕そう、もっと他の練習をという方向けです。
赤ちゃんを仰向けに寝かせて、赤ちゃんの両手をもち、名前を呼んで優しく上体を起こします。
おすわりの姿勢まで首が体にきちんとついてくれば首すわりは完成です!
上体を起こす時に優しく起こさないと、赤ちゃんの肩が脱臼してしまいます。
私が赤ちゃんの頃これをして脱臼したそうで、母はそれから二度とできなかったと言っていました。
十分注意して行いましょう。
また、赤ちゃんに体を起こすんだなという伝えるために手を持って名前を呼んであげましょう。
赤ちゃんがこちらをみて、遊んでもらうのだと理解したようでしたら、上体を起こしてあげてください。
首が据わる前にやってはいけないことのまとめ
赤ちゃんの成長は早いのですが、もうできるかな?これはどうかな?と思うのが親心。
特に首がすわったかどうかは抱っこの楽さに直結します。
でも、首すわり前に首を支えずに色々するのは赤ちゃんの首に負担をかけます。
場合によっては赤ちゃんが怪我をすることもありますので、できるだけ横抱きしてあげましょう。
また縦抱きをする場合でも必ず首を支えましょう。
知り合いは、抱っこで腱鞘炎になり、手首に金属の板の入ったサポーターをつけていました。
そう言った補助具も一つの手です。
赤ちゃんの目まぐるしい成長を温かく見守っていけるといいですね。
「首が据わる前にやってはいけないこと!首かっくんにはどんな影響がある?」
こちらの記事には、同じく「首すわり前」に注意しないといけない「首かっくん」についてのことを詳しくまとめています。
大切な子供と安全に楽しく生活&遊ぶために、ぜひ知っておいてくださいね。