夏休みの宿題にある課題、自由研究がありますね。
めんどくさいなぁと思いながら適当にやるか、賞を取るつもりで本気でやるか。
どうせやるなら入賞したいですよね!
そこで、夏休みの自由研究はどのように研究すれば入賞するのか調べてみました。
入賞するのには、テーマももちろん大事なのですが、その研究に行きつくまでの動機なども大事です。
過去の誰かの入賞作品をそっくりマネしても、それはもう世に出ている研究ですから、入賞はしませんね。
あとは斬新なテーマだとしても、手抜き間が垣間見えるのもよくないです。
子供が興味をもって楽しく丁寧に、そして念入りに時間をかけて研究すること。
何かを調査するときには、5個より10個、10個より20個、多ければ多いほどいろんな発見や驚きが見えてきたりしますからね。
とはいえ小学生ですから、あまりにもすごい研究をしてしまうと「あれ?親がやったのかな?」なんて思われてしまいますので、難しいところです。
手伝ってもらうのは構わないと思いますが、メインはあくまで子供中心でがんばりましょう。
自由研究で小学生の優秀作品は?選ばれた作品を沢山紹介
それでは過去の小学生優秀作品をご紹介したいと思います。
私が面白い研究だなと感じた優秀作品をピックアップしますね!
私が面白いと思った小学生の自由研究作品「全国小中学生作品コンクール」から
では、まずは「全国小中学生作品コンクール」からいくつかご紹介します。
面白い過去の優秀作品①文部科学大臣賞「ふぁいあー!!63かしょ ぜんぶいったぞなごやししょうぼうきょく」
小学1年生男子の作品です。
市内にある消防署全部に回って、写真を撮るだけではなく消防士さんへのインタビューなども書かれており、とても手間がかかっています。
将来の夢はおじいちゃんとお父さんと同じ消防士さんだそうです。
熱意が違います。
文部科学大臣賞「ふぁいあー!!63かしょ ぜんぶいったぞなごやししょうぼうきょく」
面白い過去の優秀作品①文部科学大臣賞「太陽光は最高の眼科医!?今、小6の80%が近視。1日2時間太陽を浴びるだけで、近視が改善する!」
小学6年生女子の作品ですが、思わず「ほぉ!」と感心してしまうようなテーマですね。
さっそく明日から実践してみたいと思うような研究でした。
難しくて口では説明できませんのでリンクからどうぞ!
文部科学大臣賞「太陽光は最高の眼科医!?今、小6の80%が近視。1日2時間太陽を浴びるだけで、近視が改善する!」
面白い過去の優秀作品③全国小学校理科研究協議会会長賞「いたみをはかろう」
小学4年生女子の作品です。
「いたみを共感するためには、その人の気持ちによりそうことが大切だ」ということがテーマで始まった研究です。
人の痛みというのは人にはわからないものですが、〇〇みたいな痛みなどと表現すると通じたりすることありますよね。
とてもいい研究だと思いました。
私が面白いと思った小学生の自由研究作品「自然科学観察コンクール」から
では、次に「自然科学観察コンクール」から、面白いと思った作品を紹介します。
面白い過去の優秀作品④文部科学大臣賞「カエデの種のすじを活かした扇風機の開発」
小学6年生女子の作品です。
これはもうちょっと興味をもったレベルの研究ではありません。
1つの作品を作るために研究に研究を重ねた企業の社員のようです。
6年生にして将来が見えてしまった気がします。
やはり「好き」ということが研究をする上では大事ですね。
面白い過去の優秀作品⑤入賞2等賞「カブトムシの大きさの研究III-確率でみる生存競争に有利な大きさ-」
小学4年生男子の作品です。
小学1年生のときからカブトムシを捕まえるようになり、毎年幼虫やら成虫やらを捕まえて研究していた模様。
夏休みはほぼ毎日カブトムシのために時間を使ったようです。
趣味が研究になったという感じですね。
男の子らしい作品ですが、数が1200匹とか想像を超えてました。
好きなものを研究するのは楽しいですね。
入賞2等賞「カブトムシの大きさの研究III-確率でみる生存競争に有利な大きさ-」
面白い過去の優秀作品⑥文部科学大臣賞「キバネツノトンボの研究 2nd season -成虫の生態についてII-」
小学6年生男子の作品です。
初めて聞く名前のトンボだなと思ったら絶滅危惧種だそうです。
やはり優秀賞を取るにはその辺の虫を捕まえるより、珍しい虫の方が他の人とかぶらないのでいいかもしれません。
文部科学大臣賞「キバネツノトンボの研究 2nd season -成虫の生態についてII-」
とはいえ絶滅危惧種の虫を追いかける情熱すばらしいです。
自由研究で小学生の場合!優秀作品に選ばれるテーマと選定ポイント
先ほど、いくつか優秀作品を見てみたわけですが、文部科学大臣賞レベルはにわかな研究ではとても太刀打ちできませんね。
もともと自由研究にしたテーマのことが好きで、普段から調べていたことを自由研究にしたという感じに違いですね。
虫をテーマにするとしたら、数種類の虫を集めるのではなくて、1つの虫をとことん調べる方が賞は取れるのではと思いました。
リンク先をみてもらうとわかりますが、年単位で場所なども変えたりしています。
他にもパターンを変えてとか時間を変えてとか温度やら数やらとにかく複数の状況で実験をすることが大事なようです。
私の知人の子供が自由研究好きなのですが、パンのカビについて研究していました。
メーカーごととか、気温とか湿度とか色々変化させてカビが生えるかどうかというものですが、大人が見ても面白いなって思いました。
テーマは身近なもので目的を明確にして、文章だけで書くのではなく、
- 写真や日時
- 温度
- 天候
- 場所
人とかぶらない自由研究にするには?一年生の場合どんなテーマがおすすめ?
せっかくやるのなら人とは違う自由研究にしたいですよね。
ネットを調べれば色々なテーマが出てきますが、周りの友だちとはひと味違うテーマに挑戦してみましょう。
人とはかぶらない自由研究にするコツはいくつかあります。
まず、普段の生活の中でちょっと困っていることをテーマにするという方法です。
一年生だったら、
「しょっちゅう兄弟げんかしてしまう」
「給食の牛乳が嫌いで残しちゃう」
といったことはないでしょうか。
これらの困りごとを自由研究のテーマにすると、
「なぜ兄弟げんかをしてしまうのか、その原因と対処法を考える」
「牛乳が飲めないのはなぜか、給食で牛乳が飲めるようになる方法を研究する」
なんて感じにするとおもしろいかもしれません。
子ども自身が感じている困りごとは他の人と同じになることはないので、オリジナリティあふれる自由研究になるはずです。
自由研究のテーマを毎年同じもので継続するという方法もおもしろい!
また、毎年同じテーマで継続していく自由研究もおもしろいです。
一年生から六年生まで同じテーマで研究し、その変化を見て行きます。
例えば「庭の木の観察」をテーマにして、一年ごとに変化していく様子を調査するのはどうでしょうか。
子どもの学年が上がるにつれてまとめ方や調査の仕方も工夫されていく成長もわかり、見ごたえのある自由研究になるでしょう。
何より毎年テーマを考えなくていいのが魅力的ですね。
いずれにしても、一年生のうちはパパやママのサポートはあった方がよいです。
親子で楽しめる自由研究のテーマを探してみてください!
賞が取れる自由研究のまとめ
賞が取れる自由研究についてみてきましたが、やはり「好き」が先にないとここまで研究できないかなぁと思えました。
自分の子供に自由研究をさせるとしたら、まずその子が何に興味を持っているかというところから始めた方がやりやすいかもです。
あとは経過を写真におさめたり、表にしてみたり、カラーペンで見やすく文章を書くなど工夫してみてください。
何より大事なのは楽しんで研究することですよ。