幼児が塗り絵に興味を持ったとき、クーピーと色鉛筆のどちらを使わせればいいのか迷ったことはありませんか?
特に3歳くらいになると、鉛筆の握り方も身についてくる頃。
クレヨンを卒業して、少し細かい場所も塗りやすいものを使わせてあげたいですよね。
「幼児が使いやすいのはクーピー?それとも色鉛筆?」
「そもそもクーピーって一体何?」
といった気になるところをお伝えします見ていきたいと思います
また後半には、クーピーを使った楽しい遊び方もご紹介。
どっちを買おうと迷っている人に!
ぜひ参考にして「こんなはずじゃなかった」なんてことのないようにしてくださいね!
クーピーと色鉛筆どっちが小さな子供に最適?選ぶ時のポイントは?
結論から言いますね。
小さな子どもが使うなら、クーピーがおすすめです!
実は我が家は、もともと色鉛筆を持っていたのですが。
子どもに使わせるようになって、改めてクーピーを買い直したという経緯があります。
なんでわざわざ!?と思いますよね。
- わたしが色鉛筆よりクーピーをおすすめする理由
- 色鉛筆とクーピーの違い
- どちらか迷ったときに選ぶときのポイント
色鉛筆よりクーピーをおすすめする理由
わたしが小さい子どもにクーピーをおすすめする理由は、
- 色鉛筆よりも芯が柔らかいため、小さな子どもが使ってもきれいに発色する
- 全部が芯なので、先が丸まっても塗れるし削る手間が減る
先ほども少し触れましたが、実は娘が3歳の頃に色鉛筆を買いました。
小さな頃から塗り絵が大好きな娘。
そろそろ違う画材にも触れて欲しいと思ったのです。
実際に使わせてみると、最初はウキウキだったのですがなんだか微妙な様子。
どうやら、思ったように色がつかなかったり、すぐに芯が丸くなって描きづらくなったりするのが原因のようでした。
色鉛筆は芯が硬く、まだ力の弱い3歳児が使いこなすには少しハードルが高かったんですね。
そこで後日改めて、クーピーを買い直したのです。
クーピーを選んだ理由は、
「なんとなくクレヨンと見ためが似ていて使いやすそう!」
という、単純明快なものでした。
(あと自分が小さい頃に色鉛筆しか持っておらず、クーピーに憧れていたという不純な動機も。)
これが私たち親子には大ヒット!
娘の弱い筆圧でもきれいに発色し、全部が芯だから丸まっても塗れます。
それに、娘は自分で色鉛筆を削れませんから、わたしがする必要があったのですが、削る手間が減りました。
私も娘もハッピーな商品だったのです。
ちなみに我が家の買ったクーピーは、「クーピーペンシル12色 ソフトケース入り」です。
子どもが開けやすいソフトケースタイプのものにしました。
消しゴムと削り器もついていて、使いやすいですよ。
クーピーの特徴って?色鉛筆との違いは?
そもそもクーピーとは、サクラクレパスが開発し、販売している商品です。
なんと1973年から販売されているのだとか。
その特徴は
- 色鉛筆の持つ描きやすさと、クレヨンの持つ発色の良さを併せもつ
- 色鉛筆より消しゴムで消しやすい
- 軸全体が芯なので、先が折れにくく広い面も塗ることができる
実はクーピー開発のきっかけは、
「消しゴムで消したい」、「芯が折れにくい色鉛筆が欲しい」、「幅広い面が塗りたい」
という当時色鉛筆を使っていた人たちの声でした。
まさに、クレヨンと色鉛筆のいいとこ取りといえるような商品ですね。
クレヨンと色鉛筆どっちを買うか迷ったら?選ぶときのポイント
クーピーの良いところをざっとお伝えしてきましたが、もちろん逆に色鉛筆の良いところもあります。
そこで、どちらか選ぶときのポイントを3つに絞りました。
迷ったときは参考にしてください。
クレヨンと色鉛筆選びのポイント①発色の良さや塗りやすさ
発色の良さや塗りやすさならクーピーがおすすめ!
これは先述の通りです。
クレヨンと色鉛筆選びのポイント②折れやすさ
軸の折れにくさで選べば色鉛筆、芯の折れにくさで選べばクーピーがおすすめです。
え!?クーピーって折れにくいんじゃなかったの?と疑問に思われたんじゃないでしょうか。
クーピーは軸自体が芯でできているため、高いところから落としたり投げたりするとクーピー自体が折れます。
また丸い形状なので、故意に投げなくても、描いている途中に机から転がって落ちて折れる、ということも我が家では経験済みです。
ちょっとまだ乱暴に扱うかも・・・という心配がある場合は、色鉛筆を購入するのもいいと思います。
もしくはクーピーを少ない本数から買って様子を見てみるのもいいかもしれません。
クレヨンと色鉛筆選びのポイント③原料の違い
クーピーは消しゴムで消しやすくするために、原料に合成樹脂(プラスチック)が使用されています。
使っている子ども本人や下の子が口に入れる心配のある場合は、そのような原料が使われていない色鉛筆のほうがベターかもしれないです。
ちなみに多くの小学校では持ち物として、色鉛筆やクーピーを用意する必要があります。
そのときに、「クーピーは不可」と指定がある学校も多いのだとか。
小さな頃はおうちでクーピーを使って、入学前には色鉛筆も使い始めるという手もアリですね。
クーピーはなぜ絵の具をはじくの?その特性を使った楽しい遊び方集
クーピーが絵の具をはじくのは、原料にワックス(油)が使われているためです。
この特性をいかした「はじき絵」というものを知っていますか?
ここでははじき絵の方法や、その手法を使った楽しい遊び方をご紹介します!
これを読めば、親子でさらに楽しくクーピーを使って遊べること間違いなしです。
クーピーを使ったはじき絵の方法
はじき絵に用意する物は
- 画用紙
- クーピー
- 水彩絵の具と筆
手順もとても簡単!
- 画用紙に、クーピーで絵を描く(少し濃いめに描くとよりはじきやすいです)
- 水で薄めに溶いた絵の具でその絵を塗る
- クーピーで描いた部分が絵の具をはじき、絵が浮かび上がる
最初に描いた絵が浮かび上がることは、子どもにとっては不思議な現象なのではないでしょうか?
普通の塗り絵やお絵かきだけではちょっと飽きてきた・・・そんな親子にもぴったりです!
はじき絵を使った楽しい遊び方
はじき絵の手法を使った楽しい遊び方を3つご紹介します。
はじき絵の遊び方①黒い絵の具で塗ると…?
子どもにとって黒色は、どの色も塗りつぶすいわば「いちばん強い色」という認識です。
描いた下絵を黒い絵の具で塗ったらどうなるのかな?と子どもと予想しながら塗ってみてください。
大人にとっては当たり前のことでも、子どもにとっては不思議なこと。
黒を夜空に見立てて、花火や星空を描いてみるのも素敵ですね。
はじき絵の遊び方②何が出てくるかな?
ママが画用紙に白いクーピーで下絵を描いておき、子どもが絵の具で塗ると絵が浮かび上がってくる遊びです。
ただの白い画用紙だと思って塗っていくうちに絵が出てくるので、子どももドキドキ&びっくりするはず!
絵を描くときに顔や一部のパーツだけ別の色で描いておき、何が出てくるか想像しながら塗ってもらうのもいいと思います!
この遊び方、わたしも幼稚園の頃にクレヨンと絵の具でやっていて、とても楽しかったのを憶えています。
普段はなかなか使わない白色を意識するきっかけにもなりますよ。
はじき絵の遊び方③はじくものとはじかないものの比較
これはちょっと応用編です。
下絵を色々な画材で描き、絵の具で塗って絵が浮かぶ物と、下絵が溶けてしまい見えなくなるものを比較する遊びです。
仕組みはまだ理解できなくても、子どもにとっては自分で発見すること自体がとっても有意義なこと!
新たな発見は、達成感や「これはどうかな?」という探究心や好奇心を生み出します。
子どものうちにたくさん経験しておきたい、自己肯定感の土台となる大切な感情です。
またこの遊び方は、大きくなったときに自由研究のテーマとしても使えますよ。
クーピーと色鉛筆の違い!幼児の塗り絵に使わせるならどちらがいい?のまとめ
クーピーと色鉛筆の違いについて見てきました。
塗り絵に興味を持ち始めた子どもには、力が弱くても簡単に塗れるクーピーはとってもおすすめです!
ちなみにクーピーには、我が家の持っているソフトケースに入っている物の他にも缶ケースや紙ケースのものがあります。
同じ本数が入っているものでも、ケースの仕様によって配色が微妙に異なるんです。
他にも小さな子どもにも持ちやすいように軸が太くてさんかくになっているクーピーもあります。
ほかにも、淡い色合いがセットになっているクーピーなどもあります。
また単色でも売っているので、好きな色を揃えたり、折れても買い足すこともできますよ。
親子のおうち時間に、ぜひクーピーを使って塗り絵を楽しんでくださいね。