子どもたちにとって、とっても身近な消しゴム。
実は「おうちでも消しゴムを作ることができる」ってご存知でしたか?
最近では、「カワイイ消しゴムが作れる子ども向けのおもちゃ(オリケシ)」が売っています。
私も子どもの頃に、某通信教育の教材で消しゴムを作ったことがあります。
自分の好きな形に成形した、よく消える消しゴムができたら…!
夢はふくらみますよね。
でも!!
残念なお知らせですが、市販のものと同じほどよく消える消しゴムは、おうちでは作ることができません。
市販のものは、様々な研究を長期間にわたって重ね、専用の材料(「ポリ塩化ビニル」や「可塑剤(かそざい)」など)を使って作られます。
そもそも同じ材料は家庭で入手することは難しいですし、専用の設備もありません。
でも、「まぁまぁ消える」という消しゴムは作ることができます。
今回は、そんな「おうちで手作りする(まぁまぁ)良く消える消しゴム」の作り方について、詳しく見ていきたいと思います。
よく消える消しゴム自由研究で作ろう!コツとポイントは?
消しゴム作りは、理科の要素があります。
そのため、夏休みの自由研究で消しゴム作りを題材にするのも、なかなか楽しいと思います。
そんな消しゴムの作り方と、コツやポイントを見ていきましょう。
一般家庭でも入手できる消しゴム作りの材料とは?
消しゴムメーカーが使っているような、専門的な「ポリ塩化ビニル」「可塑剤」のようなものではなく。
一般家庭でも入手可能なもので、消しゴム作りの材料となるものがあります。
それは、
- チューイングガム
- チョークの粉
プラスチック消しゴムは
- ポリエチレン樹脂
- 炭酸カルシウム
チューイングガムは、それに加えて香料や甘味料が含まれているので、味がなくなるまでよく噛んだり茹でたりしたものが代用品になるんです。
あとは、「チョークの粉」です。
チョークは100均で売っているので、簡単に入手することができまよね。
家庭で作れる消しゴムの作り方
では、家で作る消しゴムの材料と作り方を見ていきましょう。
消しゴムの材料(4~5個分)
- チューイングガム(味がなくなるまで噛んだり、茹でたもの):3枚程度
- 台所用洗剤:小さじ1/2
- チョークの粉(白):1本分
消しゴムの作り方
①ポリ袋にチョーク(白)を入れて麺棒などで叩いて粉々にする
②別のポリ袋に噛んだあとのガムと台所用洗剤を入れ、ガムが少しだけ溶けるぐらい混ぜ合わせる(混ぜすぎ注意)
③2のポリ袋に1を入れてまとめる
④まとまったら袋から出して好きな形に成形する
⑤日蔭で2~3日乾燥させて出来上がり
チューイングガムの種類によって、消え方などが違ってきます。
なので、自由研究にするのであれば、いろいろなメーカーや種類のものを買って試してみて、消え方をまとめてみるといいですね。
このとき、一緒に実際の消え具合ものせておくと、わかりやすくておすすめですよ。
ただ、このようにして作った消しゴムはあまりよく消えません(何度もごめんなさい)。
よく消えるもの好きな形にして作りたいと思うのであれば。。。
自由研究にはあまり適さないかもしれませんが、「オリケシ」というキットがおすすめです。
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「自分で作った消しゴム!」ということで、お勉強にも力が入る・・・かも!?
自由研究で消しゴムはんこを作ろう!作り方とアイデア集
ここまでは消しゴム自体を作ることについて見てきました。
でも、既製品の消しゴムに手を加えて「消しゴムはんこ」を作るというのも自由研究の題材になります。
消しゴムはんこは、好きな柄を消しゴムに彫るだけなので、とっても簡単です。
このとき、消しゴムに文字を入れる場合は、逆向きになるのでそれを考慮して彫りましょう。
詳しい作り方は以下の通りです。
消しゴムはんこの材料
- 消しゴム(100均では消しゴムはんこ製作用の“消しゴム板”も売っています)
- カッター、彫刻刀、カッティングマット
- トレーシングペーパー、鉛筆、インク
消しゴムはんこの作り方
①トレーシングペーパーに彫りたい図案を鉛筆で描く
②消しゴム板の表面を軽く拭いて粉を落とし、トレーシングペーパーの筆記面を下に向けて爪でこすって消しゴムに移す
③消しゴム板を好きな大きさに切り、彫刻刀で彫る。(インクがついてほしくない部分を彫りましょう)
④試し押しをして微調整後、完成!
アイデアとしては…
◆吹き出し風
吹き出しのイメージのはんこを作りましょう。
はんこを押したあとに、吹き出しの中にメッセージを書き加えられますよね。
◆オリジナルTシャツ、オリジナルバッグ作り
布地に押せるインクを使うとオリジナルグッズが簡単にできます。
手紙、年賀状などに押すととてもかわいいです。
今はインクの色もとてもバリエーションが多いので、同じスタンプでも別の色で押すととてもおしゃれに見えますよ。
そしてなんと、消しゴムはんこを専門に作っているアーティストの方もおられます。
極めていくと奥が深いので、大人でもはまってしまうかもしれませんね!
子どもと一緒に、是非挑戦してみてくださいね。
おもしろ消しゴムの作り方!色はどうやって付ければいいの?
すでにご説明した通り、身近なものを使って家庭でも消しゴムが作れることがわかりました。
せっかく作るなら、色々な消しゴムを作ってみたいと考える人も多いでしょう。
スタンダードな白い消しゴムもよいですが、色付きの消しゴムもかわいいです。
色付きの消しゴムを作って、星型やハート型など好きな形にできたらとってもおもしろいですよね。
色付きおもしろ消しゴムの作り方
それでは、色付きのおもしろ消しゴムの作り方をご紹介します。
材料は、チューイングガム、台所用洗剤、チョークの粉です。
上でご紹介したものは「白いチョークの粉」でしたが、色付きにしたい場合は、「色付きチョークの粉」に変更しましょう。
色付き粉チョークは、定番の赤や黄色だけではなく、蛍光ピンク、蛍光グリーンなども販売されています。
粉チョークが見つからなければ、色付きのチョークの棒を粉々にする方法でも大丈夫です。
複数の色付きチョークの粉を混ぜて、自分好みの色が作れると楽しいですね。
ただし、注意したい点があります。
色付きチョークの粉で作った消しゴムで実際に消してみると、チョークの色が紙についてしまったというケースがありました。
ですので、文字や絵を消すために自作の消しゴムを使いたい場合は、白いチョークの粉を使って作るのがよいでしょう。
色付きチョークの粉で作った消しゴムは、おもしろ消しゴムとして遊ぶ用にするのがおすすめです。
練り消しの作り方!やわらかくてよく伸びるネリ消し作りのポイントは?
小学生の頃、消しゴムのカスを集めてこねて「練り消しできた!」と遊んだ経験のある人は少なくないはずです。
そうやって作った練り消しは、一見よくできているように見えます。
でも使ってみると、すぐにボロボロ壊れていったり、時間が経つと硬くなってしまったりしてしまいます。
たかが練り消し、されど練り消し。
どうせなら、柔らかくてよく伸びる練り消しを目指して作ってみましょう!
柔らかくてよく伸びる練り消し作りのポイント
柔らかくてよく伸びる練り消しを作るポイントは、よくこねることです。
練り消しを自作するには、消しゴムのカスを集めてこねるのが基本的な作り方です。
ここで10分以上ただひたすらこね続けるのです。
表面がなめらかになってくると、柔らかく伸びる練り消しができてきます。
また、身近にある他の材料を加えることで、練り消しの質が変化します。
例えば、液状のりやハンドクリームを少量加えて消しカスをこねると、伸びのよい練り消しになります。
他にも、絵の具と少量の水を加えると、ふわふわ柔らかい練り消しが完成します。
柔らかい練り消しを作るには、スライムと少量の油分(保湿クリームなど)を混ぜるのもおすすめです。
どの方法も簡単にできるので、小さいお子さんと一緒に楽しむことができます。
ぜひ柔らかくてよく伸びる練り消しを作ってみてください!
自由研究で消しゴム作り!のまとめ
自由研究で消しゴム作りについて、最後にポイントをおさらいしておきましょう。
- おうちで作る消しゴムは、市販のものよりも消えにくいです。
- チューイングガムやチョークの粉を使うと家庭でも手作りの消しゴムを作ることができます。
- 簡単に作ることが出来る消しゴムはんこも奥が深いので、お子さまと一緒にチャレンジしてみてください。